「医療・福祉・介護系資格」 難易度とおすすめ資格の解説

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医療や福祉の分野は、日本が高齢化社会の仲間入りをして以来、病院や福祉施設はどこも慢性の人手不足にあえいでいます。それに伴って医療や福祉系の資格もニーズがますます高まりをみせています。ただ、医療・福祉系資格には国家資格が比較的多く、資格取得まで比較的時間がかかりますが、取得さえできれば、超高齢社会を迎えた日本では、医療・福祉分野を担う人材の確保・育成が国の大きな課題となっており、この分野の資格取得者は活躍の場が非常に多く、全国どこでも働けるでしょう。

医療といえば花形は「医師」です。大学の医学部か医科大学で6年間学んだ後に、国家試験を受験。合格すれば、さらに2年以上の臨床経験を積めば医師になれます。国家試験の受験者数は8,500人前後で合格率は90%弱、といっても、もちろん超難関資格であることに変わりはありません。医師以外でも「歯科医師」「薬剤師」など、医療系の特別な資格は、資格取得までの過程が厳しい分、待遇が恵まれているのが特徴で、資格ジャンルの中でも法律系と並ぶ難関資格も多いことで知られています。
「看護師」は、受験するには、文部科学大臣指定の大学や養成所などで学ぶ必要がありますが、実務経験のある准看護師にも受験資格が与えられています。「看護師」は国家資格ですが、准看護師は都道府県知事免許になります。どちらも取得には通学が必要になります。希望者はどんなに遅くとも、高校の段階で進路を決めておく必要があります。看護師、准看護士は病院勤務だけでなく、社会福祉施設や訪問看護施設などでも需要が高まっています。
これら以外の医療系資格で人気が高いのは医療事務です。医療事務には種類が多いですが、高校まで真面目に勉強していれば、その後医療系専門学校で勉強して試験に合格できるという資格が多く、これが人気になっている面もあります。その医療事務の中で最も難易度が高いとされているのが「診療報酬請求事務能力認定試験」です。医療事務は資格を取得しておけば、就職が有利になったりすると言われますが、実は資格が必要な仕事ではありませんので、採用は経験と人物重視です。未経験でも、コミュニケーション能力が高ければ、十分に採用される可能性があります。

医療系の資格は、比較的安定した待遇で働けることが多いことで、医療系資格の人気が出ています。現に、医療系の資格が取れる地方の大学のレベルが上がってきているだけでなく、女子大では薬学部と児童教育の学科に力を入れている学校にも人気が出ているようです。 「薬剤師」は、今後供給過多になると言われていますが、現在ではまだ薬剤師の時給は高い状態が続いています。民間資格の「臨床心理士」も人気の高い資格ですが、この分野では初めて国家資格の「公認心理師」が誕生しました。現状では、難易度に関しては公認心理師の方が民間の臨床心理士より高いようですが、今は職域においても重なっているところも多く、明確な差別化はされていません。今後は公認心理師が心理職における主流の資格となり、臨床心理士が発展形の上位資格となるのか、それともそれぞれで差別化が図られ専門性を追求していくことになるのか、今後の動向が注目されます。
医療系の資格で就職率100%と言えば、「理学療法士」「作業療法士」。超高齢化社会の訪れとともに、急激にニーズが高まっている国家資格が「理学療法士」です。比較的高い収入とやりがいのある仕事ですが、資格取得には指定養成校で3年以上勉強する必要があります。「理学療法士」が体全体の筋肉の機能回復を目的にするのに対して、「作業療法士」は、手の指先のこまかい動きを回復させることを目的としています。仕事先も病院のほか、障害者施設などが主になります。資格取得には、理学療法士と同様、指定の養成校で3年以上勉強する必要があります。

一方、 介護業界も医療系と同様に慢性的な人材不足が続いており、未経験でも採用されるなど、採用に関しては完全な「売り手市場」になっています。介護・福祉系の業界で活躍するためには、「ケアマネジャー」を取得したいところですが、受験資格を得るためには実務経験が必要になります。「介護福祉士」「社会福祉士」の有資格者は、実務経験5年以上で受験資格が与えられますので、この両資格の取得をステップにしたプランがベストでしょう。ケアマネの合格率は約20%。独学や通信教育でも十分に合格できます。「介護福祉士」は、社会福祉施設の介護職員や、訪問介護事業所の訪問介護員として働く場合は、この資格が有利です。「社会福祉士」は、身体や精神に障害を抱えている方々などの福祉相談に応じ、適切なアドバイスや指導をしたり、福祉関係者との間で連絡や調整業務を行います。この二つの資格はともに「名称独占資格」です。介護系資格では、ほかに「精神保健福祉士」などがありますが、介護系は技術やスキルの証明として、特に資格の役割が大きい業界の一つと言えます。主要な介護・福祉分野の資格の難易度レベルは、低い方から「介護職員初任者研修」・「福祉用具専門相談員」➡「介護事務管理士」・「介護福祉士」・「精神保健福祉士」➡「福祉住環境コーディネータ」・「認知症ケア専門士」➡「社会福祉士」➡「ケアマネ―ジャ」で、上位資格にいくほど仕事の幅が広がります。介護の資格は介護士以外でも自宅で介護をする方にもお勧めです。ただ、活躍できる人材の幅は広いですが、現状では介護系の職業は離職率も高く、長期的に続けられるだけの収入と休日が少ないのが現状です。

仕事面に目を向けると、「保育士」や「看護師」など専門的な国家資格を持ちながら、結婚や出産などで離職したままの女性はたくさんおられます。人手不足を背景に、こうした「潜在有資格者」の復職を支援する動きが盛んです。国も潜在有資格者の復職支援に力を入れています。厚生労働省は人材不足が特に深刻な介護、保育、看護、建設の4分野を「重点4分野」と位置付け、潜在有資格者の掘り起こしを重要課題に挙げています。 
現代のストレス社会に求められているのがカウンセラーです。ヒトの心の問題を臨床心理学の知識や技術を駆使して、カウンセリングによって解決していくことができるカウンセラーになるには「臨床心理士」や「産業カウンセラー」などの資格を取得する必要があります。他には心理系の最上位資格「公認心理師」がありますが、この資格は心理に関する支援が必要な方の心理状態を観察・分析し、助言や指導・その他援助を行う国内初の心理職の国家資格です。難易度レベルは「保育士」と変わらない程度の、決して簡単ではない資格です。

【「医療・福祉・介護系資格」のおすすめ資格】
1.介護福祉士
2.看護師
3.ケアマネージャ
4.医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
5.社会福祉士
6.認知症ライフパートナー検定試験

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