試験の合格率・難易度 | ●難易度
「B」 普通
【近年の動向】
社会福祉士国家試験の合格率は決して高くはなく、簡単な試験ではないことは確かです、ただ年によって変動があります。合格率の数字に一喜一憂せず、しっかりと対策を講じることが重要です。
・合格率: 例年30%~50%台で推移しており、決して簡単な試験ではありません。(第36回(令和5年度)試験の合格率は58.1%と、近年では高い水準でした。)
・難易度: 問題の難易度は年によって多少変動しますが、基本的な知識を問う問題で確実に得点することが合格の鍵となります。
・受験者数: 福祉への関心の高まりから、受験者数は増加傾向にありましたが、近年はやや減少傾向も見られます。しかし、依然として人気の高い資格であることに変わりはありません。
社会福祉士国家試験は、確かに難易度が高く、合格のためには相応の努力が必要です。目安として「300時間」という勉強時間があります、単純計算では1日2時間の勉強を続ければ、約5ヶ月(150日)で達成できる計算になりますが、大切なのはその時間をどう使うか、つまり学習の質と計画性なのです。
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●合格率
令和4年度 第35回社会福祉士試験結果
合格率44.2% 受験者数 36,974名 合格者数 16,338名
・令和3年度 第34回社会福祉士試験結果
合格率31.1% 受験者数 34,563名 合格者数 10,742名
・令和2年度 第33回社会福祉士試験結果
合格率29.3% 受験者数 35,287名 合格者数 10,333名
・令和元年度 第32回社会福祉士試験結果
合格率29.3% 受験者数 39,629名 合格者数 11,612名
・平成30年度 第31回社会福祉士試験結果
合格率29.9% 受験者数 41,639名 合格者数 12,456名
・平成29年度 第30回社会福祉士試験結果
合格率30.2% 受験者数 43,937名 合格者数 13,288名
・平成28年度 第29回社会福祉士試験結果
合格率 25.8% (受験者数 45,849名 合格者数 11,828名)
・平成27年度 第28回社会福祉士試験結果
合格率 26.2% (受験者数 44,764名 合格者数 11,735名) |
試験の内容・勉強法 | ◆合格を目指す効果的な学習戦略と勉強方法
(働きながら合格を目指す方は、○印の項目を重点に勉強して下さい)
幅広い試験範囲を網羅し、合格点を獲得するためには、戦略的な学習が必要です。
(1)まずは出題傾向の分析から
①過去5年分程度の過去問題を繰り返し解き、どの科目からどのような形式で、どの程度の深さの内容が出題されているかを徹底的に分析します。一番の目的は、頻出分野や自分の苦手分野を把握することです。
②つぎに、出題基準の確認です。社会福祉振興・試験センターが公表している出題基準に目を通し、各科目で求められている必要な知識の範囲を確認します。
(2)学習計画を立てる
①この試験は、0点科目があると不合格になりますので苦手科目を作らず、全科目をバランスよく学習することが重要になります。
②過去問分析で分かった得意分野では確実に得点を確保し、苦手分野は主に基本的な内容を中心に再チェックし理解を深め、最低限の得点を確保できるような計画を立てます。
③テキストや参考書を読む勉強と、問題を解く勉強のバランスを保ちながら繰り返すことで、確実に知識を定着させること。
(3)使いやすい学習ツールを選ぶ
①テキストや参考書は、図表やイラストが多く、解説が分かりやすいものを選びましょう。複数の書籍に手を出さずに信頼できる1冊を繰り返し読み込むのが効果的です。最新の法改正や制度変更に対応しているか確認することも大切です。
②スキマ時間には過去問の他に予想問題集なども活用し、知識の確認と応用力を養いましょう。
③試験本番を想定した時間配分や雰囲気に慣れるために、模擬試験を積極的に活用することを勧めます。自分の現在の実力や弱点を知る良い機会になります。
(4)学習のコツや受験テクニックを磨く
①試験範囲が広いので、早めに学習をスタートするのが有利です。それと計画では具体的に「いつまでに、どの科目を、どこまで終わらせるか」という無理のない学習スケジュールを立てます。
②テキストは読むだけでなく、過去問や問題集を解く勉強をバランス良く繰り返すことが大事です。また過去問では出題傾向を掴み、自分の弱点を知ることができます。
③勉強は、まず基本からです。基本的な知識を問う問題で確実に得点することが合格の鍵になるので、テキストを丁寧に十分読み込み、確実に基礎を固めましょう。
④長期間の勉強では、モチベーションを維持することが大変重要になります。勉強仲間との情報交換や定期的な休息などは、学習を継続するために大事なことです。
⑤本試験は時間との戦いになります。過去問演習の段階から、1問あたりにかけられる時間を意識し、時間内に全問解答できるように練習しましょう。分からない問題に時間をかけすぎず、確実に解ける問題から取り組むことも大切です。
②マークシートでミスは致命的です。普段からマークシート形式に慣れておきましょう。
(5)働きながら合格を目指す方へ
①学習時間の確保について、平日は難しくても、休日にまとまった学習時間を確保するなど、継続的な学習習慣を確立することが重要です。無理のない範囲で、具体的な学習スケジュールを立てましょう。
②無理なスケジュールは禁物です。十分な睡眠と休息を取り、体調管理にも気を配りましょう。
③通勤時間、休憩時間など、短い時間を有効活用するために一問一答やアプリ学習なども取り入れましょう。
④周囲の理解と協力が大きな支えになります。家族や職場の理解と協力を得ることも大切です。
◆就労について
就職先としては、病院、児童相談所、養護施設、知的障害児施設、福祉事務所、知的障害者更生施設、特別養護老人ホーム、在宅介護支援センター等があります。人口の高齢化に伴い、行政による福祉サービスの見直しが進んでいますが、それらのサービスが実際に利用される時に窓口となり市民の相談にのり、サービスの選択や手続きを行うのが社会福祉士の仕事になります。
社会福祉士資格を取得していれば民間機関ならほとんどの福祉施設で就職自体はできます。また収入に関しては比較的恵まれている事が多く、高齢化社会を迎えるにあたってこれから伸びてくる資格と言えるでしょう。 |
受験費用 | ●社会福祉士のみ受験する場合:19,370円
・社会福祉士と精神保健福祉士を同時に受験する場合:36,360円
(=社会福祉士16,840円+精神保健福祉士19,520円)
・社会福祉士の共通科目免除により受験する場合:16,230円 |