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資格名 | 手話通訳士 |
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資格の種類 | 公的資格 |
主催者 | 社会福祉法人聴力障害者情報文化センター |
資格の概要 | 手話により聴覚障害者等とその他の者の意思疎通を仲介することを「手話通訳」といい、「手話通訳」を行う者の手話通訳に関する知識・技能について審査・証明を行うのが、「手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)」です。 尚、手話に関する資格・検定試験は現在、主に以下の4試験があります。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ |
試験の内容・勉強法 | 試験の難易度は高く、最近はやや下降傾向にありますが、合格率が20%前後の公的資格で、手話に関する資格の中では一番知名度が高い試験です。筆記試験では、通訳すべき話の内容を正確に理解し、的確に言い換え、まとめることなどや国語の基礎知識などはもちろん、障害者福祉に関する深い福祉の知識も要求される試験です。 全体的に、手話の技能はもちろん、豊富な聴覚障害や福祉に聞する知識と公正な判断力などを備えていることなどが求められます。実務経験で3年以上は必要な試験レベルと考えてよいでしょう。尚、前回の学科試験に合格していれば、翌年の学科試験は免除になります。
養成学校は国立身体障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科が唯一の機関です。修業年限は1年、募集人員は10人で入学試験の科目は一般教養、英語、小論文、適性検査、面接となっています。講習会で学んで受験する方法では、市町村やボランティア団体が実施する手話講習会を受講して試験に臨むルートがあります。初級、中級、上級と3年間学んだのち、2年以上の実務経験を積むのが一般的です。多くの方が大学や専門学校で福祉や手話を学び、福祉施設などに就職するコースを取っています。 一方、手話通訳士の仕事に関しては、聴覚障害者と健聴者のコミュニケーションを円滑に取り持つ仕事であり、両者の意見や立場を知る人物として高い通訳技術と公正な判断力が求められます。そのためハイレベルな手話スキルはもちろん、障害者福祉のあり方や対人援助に関する知識なども必要になる、かなり難しい仕事です。障害者の立場を理解できる思いやりと誠実さをもち、人と接するのが好きな社交性のある人に向きます。また瞬時に判断して通訳しなければならないため、集中力と体力も必要です。ハードですが、聴覚障害者が安心して生活し、社会参加をしていくための掛け橋となる大切なやりがいある仕事です。「手話通訳士」の資格を持っていると、裁判や警察、選挙関連など公的な場面で仕事ができるようになり、活躍の幅は広がります。手話通訳士としての仕事だけで活躍する人は少なく、公共や民間の福祉関係施設で「手話のできる職員」として、介護職や生活相談員と兼務する人が大半となっています。 現在、手話通訳士の活躍する場としては、聴覚障害者のいる行政機関・団体・企業や病院や役所や、他には手話講習会の講師など。職業としては現在はまだ確立されていないため、ほとんどが非常勤の職員やボランティアです。 |
試験日程 | ●試験実施:毎年1回 10月の2日間(学科試験及び実技試験) |
受験資格 | 年齢が20歳(受験日の属する年度の3月末日までに20歳以上に達する者を含む)以上の者 |
試験会場 | 東京、大阪、熊本 |
受験費用 | 18,000円(税込み) |
試験方式 | ●試験は学科試験と実技試験で構成されています。 【学科試験】 スポンサーリンク |
試験科目 | ●学科試験 |
試験関連情報 | |
問い合わせ先 | 社会福祉法人聴力障害者情報文化センター 公益支援部門 |
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