<目 次>
資格名 | ・資格名:介護支援専門員(ケアマネジャー) |
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資格の種類 | 公的資格 |
主催者 | 各都道府県 |
資格の概要 | ケアマネージャー、正式名称を「介護支援専門員」といい、介護保険法に基づいて要介護者が自立した生活を送れるようサポートする専門職です。介護保険制度において、利用者一人ひとりの状況に合わせたケアプラン(介護サービス計画書)を作成し、多職種連携を推進しながら、サービスの調整・管理を行います。この資格は各都道府県が管轄・実施する公的資格であり、国家資格ではありません。 ケアマネージャーとして活躍するには、まず「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格する必要があります。試験合格後、約15日間の講義と演習、および3日間の実務(合計87時間以上)からなる「介護支援専門員実務研修」を修了し、都道府県への登録申請を経て「介護支援専門員証」の交付を受けることで、ケアマネージャーとしての業務に従事できます。 資格取得までの具体的なステップは以下の通りです。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 他の介護・福祉分野の国家資格と比較しても合格率が低い傾向にありますが、これは受験者の多くが看護師や介護福祉士、ホームヘルパーといった働きながら学習する層であるため、いかに学習時間を確保するかが合否の鍵を握るためと考えられます。試験自体の難易度は極端に高いわけではありません。 一方で、介護業界全体で人手不足が深刻化しており、ケアマネージャーの有効求人倍率は非常に高い水準で推移しています。需要が高まる一方で、担い手の育成が追いついていない現状があります。2040年までにケアマネージャーを5万人増やす必要があるとの声も出ており、将来的には受験資格や試験制度が見直される可能性も否定できません。しかし、当面は現状維持で、試験内容や難易度が大きく変動することはないと予想されます。 主要な介護・福祉分野の資格難易度を低い方から順に並べると、介護福祉士・精神保健福祉士 ➡ 福祉住環境コーディネーター ➡ 社会福祉士 ➡ ケアマネージャーとなり、介護・福祉分野の中ではケアマネージャーは比較的難易度が高い位置づけです。 -------------------------------------------- |
試験の内容・勉強法 | 働きながらケアマネージャー試験の合格を目指す上で、最も重要なのは「勉強時間の確保」です。効率的な学習を進めるためには、事前の計画が不可欠です。いつ、どの範囲を、どれだけ学習するのかを具体的にスケジュールに落とし込み、進捗を記録することで、限られた時間を有効活用できます。 ケアマネージャー試験合格に必要な学習時間は、平均して100~200時間(約6ヶ月)とされています。試験では重要な項目が繰り返し出題される傾向があるため、過去問を中心とした学習が非常に有効です。早めに過去問に取りかかることで、出題傾向の把握、自身の苦手分野の特定、時間配分の感覚習得、出題形式への慣れなど、その後の学習を効果的に進める上で必要な情報を早期につかめます。 過去問題集を3~4回繰り返し解き、間違えた箇所や理解できなかった箇所はテキストで確認して知識を定着させることで、着実に実力が向上します。試験直前(2〜3ヶ月前)には、直近3~4年分の過去問を本番さながらに解き、最終的な実力確認を行いましょう。 最終仕上げとして、最新の介護保険法改正に関する問題対策は必須です。改正の前後で何がどのように変わったのか、その目的や理由をしっかりと把握しておくことが重要です。 ケアマネージャー試験は、難易度が高いというよりは、多忙な中で学習時間を確保し、仕事や子育てと両立することの難しさがハードルとなる資格です。しかし、ケアマネージャーは常に人手不足であり、求人が非常に多い資格です。介護保険施設などでも有資格者のニーズが高く、就職・転職、さらには結婚・出産後の再就職においても有利に働きます。長期的なキャリアを見据えるのであれば、介護福祉士や社会福祉士、福祉住環境コーディネーターなどの関連資格を併せて取得することもおすすめです。 |
試験日程 | ・試験実施:毎年10月中旬 (毎年10月の第2日曜日) ・受験申請受付:各都道府県で受付期間が異なります。 |
受験資格 | ケアマネージャー試験を受験するには、以下の2項目の受験資格を満たしていなければなりません。※受験条件は必ずご自身で各都道府県の受験要項を確認ください。 次の(1)、(2)のいずれかに該当し、資格登録等の期間が通算して5年以上であり、かつ、業務に従事した日数が900日以上であること。 |
試験会場 | ・原則、受験者が就業している勤務地の都道府県
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受験費用 | (都道府県によって差があります) 6,600円~14,400円 |
試験方式 | ●出題方式:五肢択一または五肢複択のマークシート方式での出題。 ●合格基準 |
試験科目 | 「介護支援専門員実務研修受講試験」の出題範囲の詳細は下記を参照ください。 |
試験関連情報 | ●試験関連情報 |
問い合わせ先 | ・公益財団法人 社会福祉振興・試験センター http://www.sssc.or.jp/shien/ |
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