資格名 | 介護事務管理士
※試験名:介護事務管理士技能認定試験 |
資格の種類 | 民間資格 |
主催 | JSMA 技能認定振興協会 |
資格の概要 | 「介護事務管理士」は、2000年に日本で最初に誕生した介護事務の資格で、試験名:介護事務管理士技能認定試験としてスタートしました。
介護事務管理士は、 医療機関、福祉施設など介護サービスをおこなう事業所で、受付・会計、レセプト業務などを担当する事務スタッフとしての能力を証明する資格です。試験に合格すれば、介護施設の受付や会計だけでなく、介護レセプトを作成するスキルがあることを証明できることで、介護事務のスペシャリストとして活躍が期待されます。
書類整理や勤怠管理など、地道な事務の仕事に対して、まじめに意欲的に取り組める人におすすめの資格といえます。全国の福祉業界で認知され、有資格者は全国で活躍しています。
※他に介護事務の資格で名が通ったものとしては、ケアクラークや介護事務実務士などがあります。 |
試験方式 | ●紙ベースの筆記試験(学科試験と実技試験)で構成されています。
(学科試験)
マークシート形式
出題数:10問
(実技試験)介護給付費明細書の点検と作成
出題数:3問
※試験時間は、筆記・実技あわせて2時間です。
(合格条件)
・学科:70点以上
・実技:各問題ごとに50%以上取り、かつ3問の合計が70%以上
※どちらも満たす必要があります。 |
受験資格 | ・受験資格は問いません。誰でも受験できます。 |
試験科目 | (学科試験)
1.法規(介護保険制度、介護報酬の請求についての知識)
2.介護請求事務(介護給付単位数の算定、介護報酬明細書の作成、介護用語についての知識)
(実技試験)介護給付費明細書の点検と作成
1.レセプト点検問題(1問)
2.レセプト作成3枚(居宅サービス・施設サービス) |
スケジュール | ・試験実施:年6回(1月、3月、5月、7月、9月、11月の第4土曜日)
・受験申込
申し込み方法の詳細
・試験結果
受験日から1ヶ月以内に文書で通知されます。
※2020年介護事務管理士技能認定試験日程
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試験会場 | ・全国の指定会場で実施されます。
札幌・仙台・福島・盛岡※・東京・横浜・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城・新潟・長野・名古屋・三重・静岡・浜松・金沢・大阪・奈良・神戸・京都・ 福知山※・岡山・広島・松山・高知※・福岡・宮崎・熊本・沖縄※ ⇒ 試験会場一覧
※盛岡、高知、福知山は3月、7月、11月のみ実施、 沖縄は3月、9月のみ実施
※通信講座経由なら自宅受験も可能です。 |
受験料 | 6,500円(税込み) |
資格難易度 | ●難易度
「D」 易しい
【資格の難易度レベル】
試験ではテキストを見ながら解答でき、また資料を持ち込むことも可能です。そのため暗記する必要がありませんので、初めて勉強して介護事務にチャレンジする人でも受験しやすいと思います。
また、誰でも受験できる資格試験でありながら、半数ちかくの受験者が合格していることから、それほど難しい試験ではありません。
ただ、試験の合格基準は、学科試験が70点以上で、実技試験は問題ごとに50%以上の得点があり、なおかつレセプト作成は3問の合計で70%以上と定められています。このことから、実技試験のハードルが高く、ここをいかに突破するかが鍵になります。その中でも実技試験のレセプト作成で、決められた時間内でレセプト作成・点検の問題をクリアしなければならないので、必ず事前に問題の数をこなして慣れておかねばなりません。難易度は「D」評価ですが、何も準備せずに合格できるほど甘い試験ではないことを忘れないでください。
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・合格率
50%前後(公式サイトからの情報)
受験者数は1,000人前後と想定されます。
※参考データ
2017年試験の合格率
1月 50.9% 3月 56.9% 5月 67.3% 7月 58.5% |
受験対策・資格の将来性 | 介護事務管理士技能認定試験の最大のハードルは、実技試験のレセプト作成と点検です。この試験合格のポイントは、事前にできるだけ多くのレセプトを書いて練習しておくことです。レセプトをたくさん書くことで、サービス提供票の読み取り方やレセプト作成上のポイントが理解でき、コツをつかむことができます。特に、サービス提供票の内容から介護報酬を計算するスキルは専門性が高く、介護事務管理士の資格取得者は、介護福祉関係では高く評価されます。
介護サービスを提供する事業所での介護事務管理士の仕事は、レセプト作成と点検以外にも、介護に要する費用の請求や、ケアマネジャーの業務のサポートなど多岐にわたります。また、介護サービス利用者に対する接遇力が求められ、ケアプランの内容をきちんと理解し、正確に介護報酬を計算する知識とスキルも大切です。
近年は慢性的に人手不足の介護施設が多く、ヘルパーの仕事と介護事務の仕事の双方ができる人が求められています。そのため将来を見据えれば、介護事務系の資格を訪問介護員(ホームヘルパー)2級などの資格と合せて取得できれば、いろいろな面で優遇される可能性が高くなるでしょう。高齢化により介護サービスを必要する人の数は今後ますます増えてきます。そういう状況の下では介護は質と量のどちらも確保することが必要になります。こうした中ではケアマネージャーの心理的負荷を減らしてケアプラン作成業務に集中させなければならなくなります。ここで非常に有用な働きをすることができるのが介護事務管理士です。そういうことからも介護事務管理士の需要が増すことは間違いありません。
介護事務管理士を受験する人は30代がもっとも多く、次いで40代ですが、子育てなどをしながら安定的に働きたいというニーズに応えてくれる資格であるからこそのことだと思います。
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通信講座 | - |
スクール | 協会の推奨講座(ソラスト教育サービス)一覧 |
過去問 | 第93回(平成28年5月)介護事務管理士技能認定試験 過去問 |
教材 | ・協会の推奨教材一覧
・介護事務管理士教材一覧 |
売れ筋教材 | - |
問い合わせ先 | JSMA 技能認定振興協会事務局
〒108-8210 東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東6F
TEL:03-5715-3533
https://www.ginou.co.jp/qualifications/kaigo-jimu.html |