資格名

介護事務管理士
※試験名:介護事務管理士技能認定試験

資格の種類

民間資格

主催者

JSMA 技能認定振興協会

資格の概要

「介護事務管理士」は、2000年に日本で最初に誕生した介護事務の資格で、試験名:介護事務管理士技能認定試験としてスタートしました。介護事務管理士は、 医療機関、福祉施設など介護サービスをおこなう事業所で、受付・会計、レセプト業務などを担当する事務スタッフとしての能力を証明する資格です。
公式サイトには、品質方針として「多様化する顧客ニーズを的確に把握」し、「社会の需要を先取り」し、「人材育成・技術向上を目的とする内容で、その現場状況に応じたものから出題」する技能検定を行うことが記載されています。

試験に合格すれば、介護施設の受付や会計だけでなく、介護レセプトを作成するスキルがあることを証明できることで、介護事務のスペシャリストとして活躍が期待されます。書類整理や勤怠管理など、地道な事務の仕事に対して、まじめに意欲的に取り組める人におすすめの資格といえます。全国の福祉業界で認知され、有資格者は全国で活躍しています。

※他に介護事務の資格で名が通ったものとしては、ケアクラークや介護事務実務士などがあります。

試験の合格率・難易度

難易度
  「D」  易しい 

【資格の難易度レベル】
試験ではテキストを見ながら解答でき、また資料を持ち込むことも可能です。そのため暗記する必要がありませんので、初めて勉強して介護事務にチャレンジする人でも受験しやすいと思います。
また、誰でも受験できる資格試験でありながら、半数ちかくの受験者が合格していることから、それほど難しい試験ではありません。
ただ、試験の合格基準は、学科試験が70点以上で、実技試験は問題ごとに50%以上の得点があり、なおかつレセプト作成は3問の合計で70%以上と定められています。このことから、実技試験のハードルが高く、ここをいかに突破するかが鍵になります。その中でも実技試験のレセプト作成で、決められた時間内でレセプト作成・点検の問題をクリアしなければならないので、必ず事前に問題の数をこなして慣れておかねばなりません。難易度は「D」評価ですが、何も準備せずに合格できるほど甘い試験ではないことを忘れないでください。
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・合格率 
 50%前後(公式サイトからの情報)
 受験者数は2017年以降は非公表(1,000人前後と想定)

※参考データ
2017年試験の合格率
 1月 50.9%  3月 56.9%  5月 67.3%  7月 58.5%
2016年試験受験者数
 6回の試験、いずれも1,200~1,500人の間で推移。

試験の内容・勉強法

介護事務管理士技能認定試験の最大のハードルは、実技試験のレセプト作成と点検です。この試験合格のポイントは、事前にできるだけ多くのレセプトを書いて練習しておくことです。レセプトをたくさん書くことで、サービス提供票の読み取り方やレセプト作成上のポイントが理解でき、コツをつかむことができます。特に、サービス提供票の内容から介護報酬を計算するスキルは専門性が高く、介護事務管理士の資格取得者は、介護福祉関係では高く評価されます。

勉強法としては、提携しているユーキャンの通信講座を受ける方法もありますが、独学でも突破できます。その場合はテキストと過去問・問題集とを組み合わせて勉強します。ただ、レセプトの作成などは独学だと難しいところもあるため、Youtubeなどで作成方法を解説している無料の動画などを活用して補完する方法も使えます。実務経験がある人や介護施設での勤務経験がある人などは多少予備知識があればテキストで独学も楽にできると思います。

介護サービスを提供する事業所での介護事務管理士の仕事は、レセプト作成と点検以外にも、介護に要する費用の請求や、ケアマネジャーの業務のサポートなど多岐にわたります。また、介護サービス利用者に対する接遇力が求められ、ケアプランの内容をきちんと理解し、正確に介護報酬を計算する知識とスキルも大切です。​​

近年は慢性的に人手不足の介護施設が多く、ヘルパーの仕事と介護事務の仕事の双方ができる人が求められています。そのため将来を見据えれば、介護事務系の資格を訪問介護員(ホームヘルパー)2級などの資格と合せて取得できれば、いろいろな面で優遇される可能性が高くなるでしょう。高齢化により介護サービスを必要する人の数は今後ますます増えてきます。そういう状況の下では介護は質と量のどちらも確保することが必要になります。こうした中ではケアマネージャーの心理的負荷を減らしてケアプラン作成業務に集中させなければならなくなります。ここで非常に有用な働きをすることができるのが介護事務管理士です。そういうことからも介護事務管理士の需要が増すことは間違いありません。
介護事務管理士を受験する人は30代がもっとも多く、次いで40代ですが、子育てなどをしながら安定的に働きたいというニーズに応えてくれる資格であるからこそのことだと思います。




試験日程

・試験実施:年6回(1月、3月、5月、7月、9月、11月の第4土曜日)
・受験申込
  申し込み方法の詳細
・試験結果
  受験日から1ヶ月以内に文書で通知されます。

   2023年介護事務管理士技能認定試験日程

受験資格

・受験資格は問いません。誰でも受験できます。

試験会場

在宅受験
※以前は各都道府県の指定会場で行われていましたが、現在はすべて在宅受験となっています。

受験費用

6,500円(税込み)

試験方式

●紙ベースの筆記試験(学科試験と実技試験)で構成されています。
(学科試験)
 マークシート形式(択一式)
 出題数:10問
(実技試験)介護給付費明細書の点検と作成
 出題:点検1枚・作成3枚
※試験時間は、筆記・実技あわせて2時間です。
(合格条件)
 ・学科:約85点
 ・実技:点検・各作成問題ごとに約60%以上の得点・かつ3問の合計で約85%以上
 ※合計が85%以上でも、60%以下の問題があれば不合格となります。
 ※実技・学科の両方が合格基準に達した場合に合格となります。

※試験は現在使用されている介護給付費単位数表に基づいて実施します。
※各種資料や計算機などを参考にして答案作成が認められています。
※計算機を除く電子機器の使用は不可です。

試験科目

(学科試験)
1.法規(介護保険制度、介護報酬の請求についての知識)​
2.介護請求事務(介護給付単位数の算定、介護報酬明細書の作成、介護用語についての知識)​

(実技試験)介護給付費明細書の点検と作成
1.レセプト点検問題(1問)
2.レセプト作成3枚(居宅サービス・施設サービス)​​

試験関連情報

「介護報酬パーフェクトガイド 2018-20年版: 算定・請求の全知識とケアプラン別算定事例」(医学通信社)
介護事務管理士資格に対応した市販のテキストはありませんので、この本で介護事務の中心的な業務となる介護報酬の請求についてケアプラン別の事例をみて勉強します。(実務経験や多少の知識がある人に向いています)

問い合わせ先

JSMA 技能認定振興協会事務局 
〒108-8210 東京都港区港南1-7-18 A-PLACE品川東6F
TEL:03-5715-3533
 https://www.ginou.co.jp/qualifications/kaigo-jimu.html

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教材(テキスト・参考書)

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教材(過去問・問題集)

第93回(平成28年5月)介護事務管理士技能認定試験 過去問

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