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情報処理技術者試験 難易度

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情報処理技術者試験とはIPAが主催する国家資格で、IT全般にかかわることからセキュリティやネットワーク、データベースに特化した試験などいくつかの群からなる試験の総称です。情報処理技術者試験と呼ばれる試験は現在11試験あり、各試験のスキルレベルが1~4までの4段階あり、数字が上がっていく程難易度も高くなっています。
試験名も以前は、第一種・第二種情報処理技術者認定試験と呼ばれたり、また情報処理システム監査技術者試験といった名前だったりと試験名もよく変わり、最近では情報セキュリティスペシャリストが情報処理安全確保支援士に移行するなど名前は度々変更されています。ただ、この試験自体は1969年から存在している非常に歴史の深い国家試験です。国内のIT・情報系資格で国家資格はIPA 独立行政法人 情報処理推進機構が主催する「情報処理技術者資格」11資格と、関連資格2資格の計13資格だけです。
IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧

◆情報処理技術者資格11資格と、関連資格2資格の計13資格の資格名と難易度ランキング
 【情報処理技術者資格】
1.ITストラテジスト (難易度 S)
2.システム監査技術者 (難易度 S)
3.プロジェクトマネージャー (難易度 A)
4.システムアーキテクト (難易度 A)
5.ITサービスマネージャ (難易度 A)
6.ネットワークスペシャリスト (難易度 A)
7.データベーススペシャリスト (難易度 A)
8.エンベデッドシステムスペシャリスト (難易度 A)
9.情報処理安全確保支援士 (難易度 A)
10.応用情報技術者 (難易度 A)
11.基本情報技術者 (難易度 B)
【関連資格】
情報セキュリティマネジメント試験 (難易度 B)
ITパスポート試験 (難易度 C)

(関連参考) IT・情報系資格の難易度ランキング

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、情報処理技術者試験制度においてスキルレベルを1~4に設定しており、この中でスキルレベル4に相当するものを「高度情報処理技術者試験」と規定しています。高度情報処理技術者試験に該当する試験は、
ITストラテジスト 、システム監査技術者 、プロジェクトマネージャー 、システムアーキテクト 、ITサービスマネージャ 
ネットワークスペシャリスト 、データベーススペシャリスト 、エンベデッドシステムスペシャリスト 、情報処理安全確保支援士
の9試験です。どの試験も情報処理技術者試験の中で高い難易度・高い専門性・高い対外的評価という点は変わらず、試験で計ることのできる能力としては最高のスキルレベルであることから、いずれの試験も各技術分野においての国内最難関の試験にあたるとされ、スペシャリスト試験的な試験とされています。受験者の大部分は既に応用情報技術者試験や基本情報技術者試験の合格者か、または合格できる実力を有している場合が多く、実務経験者であっても合格するのは難しいとされています。
情報処理技術者試験はプログラム言語の知識も必要になるため、知識ゼロの初心者の方は独学は難しいです。勉強範囲も幅広く、覚えることも多い試験なので、どの分野もまんべんなく勉強しなければなりません。ただ、少し知識があれば、独学でも取得可能な難易度の試験もありますが、難易度の高いものはセミナーや講座を利用するほうがいいでしょう。

情報処理技術者資格の中で「基本情報技術者」はITエンジニアの基礎となる資格で、IT系の技術者としては必須の入門資格です。試験はプログラム言語等の知識が必須ですが、少し知識があれば独学でも取得可能なレベルとされますが、出題範囲が非常に広いため、幅広い知識が求められ、ネットワークやハードウェアのことはもちろん、法律や経営に関することなど多岐に渡って覚える事が多い試験です。そのため、この段階でスクールを利用しておくと、その後にプログラマーやSEにステップアップする場合に基礎知識が必ず役立ちます。大学生にとっては就活の時の武器になり、社会人にとっては転職の武器になる試験です。この試験に関して、一番効率のよい勉強法は、午前問題は基本情報技術者試験の過去問を次々に解きまくることでしょう。合格率は平均20%前後でかなり厳しいですが、試験は毎年4月・10月に開催されるので、受験チャンスは比較的多い試験です。

情報セキュリティに関する資格試験の中では国内最難関とされていた「情報セキュリティスペシャリスト」がなくなり「情報処理安全確保支援士」に代わりましたが、難易度は「A」で全く変わりません。難易度「A」の高度情報処理技術者試験9種類の中では一番難易度が低いと言われる情報処理安全確保支援士試験ですが、この試験ができたことで情報処理技術者試験をキャリア形成のステップと考えている人にとって情報セキュリティは避けては通れない分野になり、情報処理安全確保支援士が全てのITエンジニアに必要な資格になったように思えます。試験そのものは、旧情報セキュリティスペシャリストの内容を引き継いでいますが、他の高度情報処理技術者試験と異なる点は、セキュリティには日々新しくなる攻撃に対抗するため新しい技術がどんどん生まれています。そうした最新の技術情報が常に試験にも反映されているため、難易度も高くなり古い知識ではすぐに対応できなくなるだけでなく、その出題範囲の広さも他の高度情報処理技術者試験を圧倒することになります。そういうことから合格後に登録し、定期的に研修を受けてスキルを維持するような制度になっているのがこの資格試験の特徴になっています。基本情報技術者や応用情報技術者試験と同様に、IPAがもっとも重視する試験のひとつで、IPAが運営する情報処理安全確保支援士試験に合格し、登録することで「情報処理安全確保支援士」の士業資格が取得できます。

「応用情報技術者」は一言で言えば、この資格を取得できればIT技術者として一人前と評価されるレベルの資格です。ITエンジニアの登竜門といわれる基本情報技術者試験と違い、情報処理技術者試験の中でも基本情報技術者試験の上位に位置し、ITエンジニアとしてワンランク上を目指したい人のための資格になっています。ITエンジニアとして数年のキャリアを積み、ワンランク上のエンジニアになりたいと思う人には挑戦することをお勧めします。取得できれば絶対損はない資格だといえます。 応用情報技術者試験に合格した者は、すべてのスペシャリスト系試験で午前I試験を受けずに次の試験へ進めるアドバンテージが得られます。
応用情報技術者試験は、合格率だけ見るとおおよそ20%前後で基本情報技術者試験とそれほど変わりませんが、合格しやすさは全く異なります。応用情報技術者試験の合格率20%は、数年のキャリアを積んだエンジニアでも4~5人に1人の合格率であるという意味にとらえなければなりません。この試験の難しさの多くは午後の試験は「記述式の問題」にあります。つまり自分の言葉で解答しなければならない試験だからです。高い難易度となっているもうひとつの要因は、出題範囲が非常に広く、IT系の知識だけでなくマネジメントやストラテジ分野なども含まれ、その知識を正しく状況把握という応用場面に活かせるかも問われる試験になっているため、勉強しなければならない範囲が広く、知識の習得に非常に時間がかかることです。
IT初心者でゼロから勉強を始める人の場合は、勉強に長期間を要することから、一般的には独学よりも通信教育やスクールを利用するのがおすすめですが、情報処理技術者試験に段階的に且つ、計画的に挑戦する人には、基本情報技術者試験を合格してからの独学での勉強がいいと思います。基本情報技術者試験合格者であれば、午後試験に重点を置いた独学で合格が可能だからです。
勉強時間は、IT初心者の場合なら500時間、IT経験者の者基本情報技術者でも200時間はかかる難関資格ですが、取得できれば、就職・転職に役立つのはもちろんのこと、社会的評価の高い資格取得者になれます。

「ITストラテジスト」は、IT技術を活用した事業の基本戦略プランを提案する人材の輩出を目的とする試験です。他の高度区分と同じスキルレベル4とされているが、前身の旧システムアナリスト試験(スキルレベル5)が情報処理技術者試験の到達点として位置付けされていたことからもわかる通り、複数の高度試験に合格し、豊富な実務経験を持っているスペシャリストが最終の到達点として受験する最高峰の試験と言われています。情報処理技術者試験だけでなく、あらゆる国家資格の中での最難関クラスで、その難易度は国家公務員総合職採用試験、公認会計士試験、税理士試験などと肩を並べるレベルとされています。会社の経営企画や最高情報責任者などの会社幹部やITコンサルタントなどの立場の人を想定した試験であるため、試験では情報技術のみならず経営戦略やコンサルティングの知識も要求されます。

「システム監査技術者」
この試験は情報システムや組込みシステムへの総合評価を独立した立場から行える人材を対象とした試験です。対象のコンピュータシステムの点検、評価、および検証を行い、その監査報告の実施に従事するための知識が問われる試験です。

「プロジェクトマネージャ」
技術者としての知識・能力も当然のことながら、システム開発プロジェクトなどで、全体をマネジメントする現場監督的な役割と指導力が重視されます。
高度情報処理技術者試験の中でもプロジェクトマネージャ試験、システム監査技術者試験、およびITストラテジスト試験は最難関レベルの資格試験と位置付けられており、取得できれば技術者としては最高レベルの評価になります。

「システムアーキテクト」
応用情報技術者試験の上位として上級システムエンジニアを対象とした試験です。
キャリア形成の観点で考えた場合には、午後Ⅱで論文を書かなければならない試験の中で最初に位置付けられるのがシステムアーキテクト試験だと思います。そういう意味から「この試験の合否は午後Ⅱ論文の出来次第」と言えます。試験の難易度は、受験生のこれまでの経験や 、保有している知識によって感じ方が大きく異なるでしょう。合格すると中小企業診断士やその他の国家試験の一部の科目が免除される特典があります。

「ネットワークスペシャリスト」
ネットワークエンジニアを対象とした試験となります。試験内容の関連から応用情報技術者試験の合格者なら受験しやすい試験です。ネットワーク分野を重点に、徹底的に学習すれば合格が見えてくるはずです。情報セキュリティ分野は全ITエンジニアに必須の専門知識なので、取得しておけば必ず役立ちます。ネットワークエンジニア対象の資格には、Cisco Systems社のベンダー資格などもありますが、こちらはCiscoのネットワーク機器に対しての実務面での試験の色合いが濃い試験で、ネットワーク関連全体の知識を問うことを前提とするネットワークスペシャリスト試験とは少し趣が違います。

「データベーススペシャリスト」
データベーススペシャリスト試験は、スペシャリスト系試験の中でも比較的受験対策がやりやすい試験です。応用情報技術者試験で専門分野を十分に勉強した方なら、比較的短期間の勉強で突破するのも可能です。データベースエンジニア対象の資格には、日本オラクル社のベンダー資格などもありますが、こちらはOracle Databaseに対しての試験のため、データベース関連全体の知識を問うことを前提とするデータベースエンジニア試験とは少し方向性も違います。

「エンベデッドシステムスペシャリスト」
家電などで使われる組み込みシステムを設計、構築、および保守などに従事するための知識を問う試験です。この試験は、組込み系システムの開発をしている人向けの資格試験ですが、試験区分も特殊でIoTの進展に伴い注目度が高まることが言われています。試験は特に難易度が高いわけではないのですが、開発対象のシステムがバラエティに富んでいるため、受験生が経験で得た知識がそのまま活用できるかどうかは出題次第のような面があり、教材の選択も難しいところがあります。

「ITサービスマネージャ」
レベル4に設定されている試験はどれも特定分野に特化しているますが、ITサービスマネージャ試験は運用・保守などサービス運用者向けの試験になっています。従って試験では、コンピュータシステムの運用管理責任者としての知識が問われます。
この試験の特徴は、数値を扱う問題が出題されることです。実際に数値を使って計算や解答をしなければなりません。本番では、そのように数値が関係してくる問題を早く、正確に解くことも午後I試験における重要な要素の1つになります。

「情報セキュリティマネジメント」
ITパスポート試験同様にITエンジニアではなく、ITを利用するユーザー向けの試験です。しかし、ITパスポート試験より難易度は高く、情報処理技術者試験の難易度でレベル2の位置づけとなっています。この試験の上位にあたるのが、情報処理技術者試験から独立した情報処理安全確保支援士の試験です。

「ITパスポート」
ITエンジニア向けではなく、ITを利用するユーザー側の基礎的な知識を問う試験です。ITパスポートはITを活用する社会人・学生が備えておくべき基礎的な知識が証明できる国家資格とされ、IT技術者が取得する資格ではありません。
試験は簡単な部類に属し、しっかりと勉強して挑めば合格できます。

※各試験の概要、受験資格、受験日程、試験結果、難易度、受験対策などについては、上記の情報処理資格一覧のリンク先を談笑ください。

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