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資格名 | 通関士 |
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資格の種類 | 国家資格 |
主催者 | 財務省/(全国の税関) |
資格の概要 | 通関士は、輸出入さ れている物品の通関手続(税関へ の手続)をするために必要な資格です。 通関業法の規定では、「通関士とは税関長より通関士の確認を受けて、通関業者の通関業務に従事する者をいう」と定められています。そのため、通関士になるためには資格を取得して通関業者に就職し、経験を積む事が条件になります。つまり、正規の通関士の活躍の場はあくまで通関業者、ということになります。通関士となるためには、国家試験である通関士試験に合格し、勤務先の通関業者の申請に基づいて税関長の確認を受けなければなりません。 ◆通関士になるためのプロセスは、 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ |
試験の内容・勉強法 | 合格率は、例年は10~15%程度。勉強期間は早い人で半年程度。学習に必要な時間は500時間前後は必要。 働きながらの勉強の場合は1年ぐらいはかかると考えた方がよいでしょう。最近は女性の受験者が増加傾向にあり全体の30%~40%を占めています。 従って、この試験の対策はとにかく暗記です。申告書の作成と課税価格の計算、各種の減免関係の法律等々、ボリュームもあり大変ですがとにかく混同することなく覚えることしかありません。最も確実で効率的な勉強法はペース配分を考えて、ひたすら反復し、数をこなすことです。そして過去問題を最低3回は繰り返して解いて理解すること。過去問で正解率90%以上になるまで、繰り返しやっておくことです。合格率は高くはありませんが、試験は実務に直に役に立つ専門知識をダイレクトに問われることが多く、半年近く毎日真剣にきっちり勉強(3~5時間程度)すれば独学でも合格可能な資格であることは間違いないと思います。法律用語が多く、法律に慣れない人はスクールに通い効率的に資格取得を狙ってもよいでしょう。
通関士の活躍の場は、通関業務を行う会社(運送業、倉庫業など)や、輸出入業務を行っている一般企業などです。通関士の資格は、通関業者が営業所に1名以上の通関士を置くことを義務づけられている必置資格であることもあり、今後のさらなる貿易自由化に伴い通関士のニーズはますます高まっていくと思われます。また通関士として働く以外にも、税関や貿易会社、商社、企業の貿易部など、通関の知識が必要な企業や部署は多いので、身につけた力を発揮する場は 幅広く用意されています。また、この国家資格を持っていれば、採用の際にも大きな武器となるはずです。 この資格は普通、通関関係企業に就職後に取得する方が多く、この資格のみで就職が決まるとは考えにくいですが、通関関係に就職、転職希望の方は取得しておいて損は無いはずです。 |
試験日程 | ●試験日:毎年1回、10月上旬の日曜日 |
受験資格 | 学歴、年齢、経歴、国籍などの制限は一切なし。誰でも受験することができます。 |
試験会場 | ・全国13カ所で実施されます。 ※試験実施地並びに受験願書提出先及びその所在地はこちらで確認できます。 |
受験費用 | ・NACCS提出以外の場合:3,000円(収入印紙を、受験願書に貼って提出します) |
試験方式 | ●試験形式:筆記試験(全てマークシート方式での解答) |
試験科目 | ●試験科目は次の3科目です。 スポンサーリンク ●科目免除 |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】 ●試験関連情報 ●関連資格 |
問い合わせ先 | 試験に関するお問い合わせ窓口は、各税関の通関業監督官です。 |
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