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資格名 | 社会保険労務士 |
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資格の種類 | 国家資格(業務独占資格) |
主催 | 全国社会保険労務士会連合会 |
資格の概要 | 「社会保険労務士」は、厚生年金保険、健康保険などの社会保険に関する事務処理や、労務に関するコンサルティングを行う専門資格です。 ※社会保険労務士は、次に掲げる事務を行うことを業とします。 ※2019年12月末日現在、社会保険労務士は全国で42,887人です。全国に約40,000人いる社会保険労務士ですが、計算では1人あたり約43の企業と1,500人の労働者をサポートしているという、まさに引っ張りだこの状態と言えます。
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試験方式 | ●試験は選択式および択一式の筆記試験。 |
受験資格 | ●受験資格や必要書類については細かい詳細がありますので、試験を実施している社会保険労務士試験オフィシャルサイトで確認してください。 主な受験資格は以下の通り。 |
試験科目 | 社会保険労務士試験は、社会保険労務士となるのに必要な知識及び能力を有するかどうかを判定することを目的とし、次に掲げる8科目について行われます。 |
スケジュール | ●試験詳細は4月中旬頃に公式HPにて発表があります。 令和4年度(第54回)社会保険労務士試験案内 試験は終了しました。 |
試験会場 | 全国主要都市(令和3年度) |
受験料 | ・15,000円(払込手数料は、払込人(受験申込者)の負担になります) |
資格難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ |
受験対策・資格の将来性 | 社労士試験の受験対策として一番重要なのは過去問の攻略です。試験形式が全問マークシート方式となっているので、論述や論文形式のよう な体系的な知識はさほど重要にはなりません。問題は「どのような問題がでるか」ということに慣れ、その解答を導き出す練習が必要になります。そして、弱点分野を作らないバランスのとれた学習法が合格の決め手となります。不得意な科目を極力つくらないことが大切です。 平均11冊ほどになる膨大な量のテキストを丸暗記しなければなりません。1回目を通してていねいにやったつもりでも、最初に戻るとほとんど忘れてしまっているという情けない状態を知りながらも果てしなくその作業を繰り返さねばならない苦行の連続です。スクールに通う場合には、独学よりはイメージがしやすくなるという利点がありますが、やることは同じです。社労士の試験対策では、「学力」=「記憶力」のように思えます。 「どうしても独学で」という方には、TAC出版の「みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2022年度」と、「みんなが欲しかった! 社労士の年度別過去問題集5年分 2022年度」を教材にお勧めします。イラストや図解などを多く取り入れて解説しているので、とってもわかりやすいと評判の1冊です。また、法改正が行われた部分がピックアップされていることや科目ごとのミニテスト付きなどもあります。初めて勉強する方でも理解ができるように構成されているので、社労士の試験に初挑戦する人にもおすすめのテキストです。何度も熟読して内容を理解していくことが大切です。 全般的な学習手順としては、最初は全体、大まかな社労士制度の仕組みをよく理解した上で、少しづつ細かいところを押さえていく方法がいいと思います。どの試験でもそうですが、この試験も「苦手科目」を作らないように心がけることです。最終的には問題演習で力をつける方法しかありませんが、引っかけ問題にかからないように、引っかけのパターンを頭に入れるようにしておくことも大切です。受験対策の問題演習の中で大切なことの一つに「模擬試験」があります。社労士の場合も例外ではなく、模擬試験はできれば必ず受けて下さい、受ける価値はあります。資格スクールにとっても、模擬試験にズバリ的中の問題が多くあれば、翌年度の受講生募集の大きな宣伝になるため、総力を結集して問題を作成しているからです。
資格取得後、社会保険労務士として開業し、他と差別化を図るなら、代行や書類の作成業務だけでなく、中小企業向けの労働環境の改善や改善提案などのコンサルティング分野も視野に入れていかなければなりません。ファイナンシャルプランナー資格を併せて取得し、個人向けに資産運用や年金など、様々なライフプランの提案などができれば活躍の場が広がります。一般的には、会社に入社後、総務部関係に所属し必要に迫られて取得したり、スキルアップのために取得というケースが多いようですが、社会保険労務士資格を持っておくと転職、就職に有利に働くことは間違いないでしょう。 社労士の試験に合格すると、合格後の手続きはそれぞれの都道府県会で行いますが、管轄は名簿を備えている全国組織が行います。社労士の登録は全国社会保険労務士会連合会、行政書士の場合は日本行政書士会連合会、が管轄しています。社会保険労務士法14条の2の1項には「社会保険労務士となる資格を有する者が社会保険労務士となるには、社会保険労務士名簿に、氏名、生年月日、住所その他厚生労働省令で定める事項の登録を受けなければならない」と規定されています。そして、14条の3の1項には「社会保険労務士名簿は連合会に備える」、2項には「社会保険労務士名簿の登録は連合会が行う」となっています。これは、登録についての問題として、実際に出題されることがありますので注意が必要です。 |
通信講座 | ◆2022年オリコン顧客満足度調査結果(社会保険労務士 通信講座総合ランキング) |
スクール | |
過去問 | |
教材 | ・TAC出版の「社会保険労務士受験対策教材」 |
関連情報ページ | 【資格の難易度情報】 ●試験関連情報 |
問い合わせ先 | 全国社会保険労務士会連合会試験センター http://www.sharosi-siken.or.jp/ |