資格名

(国家資格)ファイナンシャル・プランニング技能士
(民間資格)ファイナンシャルプランナー

資格の種類国家技能検定(名称独占資格)
主催NPO法人 日本FP協会・一般社団法人 金融財政事情研究会
資格の概要

職業能力開発促進法に基づく技能検定は、「労働者の有する技能を一定の基準によって検定し、これを公証する技能の国家検定制度」で、労働者の技能と地位の向上を図ることを目的としています。技能検定に合格した人には、国家資格である「技能士」の称号が付与されます。試験は指定試験機関の社団法人金融財政事情研究会、および特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施します。

FP技能士は、金融商品・不動産・保険・年金などの資産を効率的に運用するファイナンシャル・プランニングの技能を認定する資格です。顧客の人生設計に合った資産運用などの助言を行うのが主な仕事であるため、金融商品や株式、不動産、税金、年金、ローンなどの幅広い知識が必要になります。金融関係や保険関係の仕事をしている人は、取得を薦められるでしょう。
FP技能士資格は「ファイナンシャル・プランニング技能検定」の合格者に与えられる資格(称号)で、1級技能士から3級技能士までの等級があります。試験では顧客の資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度などの検定が行われます。資産運用の提案ができるスペシャリストとして、平成15年にFP技能士として国家資格化されました。
※職務は主に個人を対象に、家計の収支や資産の状況、将来の収入の見通し、年齢や家族構成などのさまざまな要素を考慮して、効率的な資産運用プランの設計とアドバイスをすることです。
将来に対する不安が増す昨今、年金、保険、資産運用・設計、税金、不動産、相続など、家計に必要な知識のアドバイスをする存在として、注目度が増している試験です。日本FP協会によると、2016年7月現在 AFP資格保有者154,409名 CFP資格保有者20,751名で、年代別に見ると資格保有者は40代が最も多く36%となっています。

FP技能検定は国家検定ですが、国の技能検定制度は昭和34年から始まったもので、現在128職種が存在し、国家検定となっていますが、一部(14職種)は民間団体が実施しています。その中で受験者や合格者が最も多い(全等級合計)のがファイナンシャル・プランニング(FP)で、平成25年度は451,431人が受験し、129,454人が合格しています。
そんなに需要が多いのと思われがちですが、そうではなくて、どちらかと言えば、銀行や証券会社、保険会社などで働く人が肩書を付けたいがために受験していると考えた方が良いでしょう。
そのFP技能士になるための検定試験(FP技能検定)は、(社)金融財政事情研究会と日本FP協会の両機関による複数指定試験機関方式で実施されています。どちらの試験を受けても合格すればFP技能士の認定を受けることができます。

●国家検定のFP技能士に似た民間資格に日本FP協会が認定するAFP資格、CFP資格があります。
ここで民間資格の「AFP」や「CFP」と、国家資格の「FP技能士」の関係を説明しておきます。
ファイナンシャルプランナーには、国家資格として1~3級の「ファイナンシャル・プランニング技能士(FP技能士)」と、民間資格として日本FP協会が扱う世界標準資格の「CFP」と、その基礎である「AFP」があります。AFPになるためには「AFP認定研修」を修了したあと「AFP資格審査試験」に合格しなければなりませんが、このAFPと同等の資格とされるのが「2級FP技能士」です。またAFP資格審査試験は2級FP技能検定を兼ねているため、2級FP技能士の受験資格で受けた人は、あとからAFP認定研修を修了すればAFP認定者になることができます。
未経験者の場合は、研修を受けてAFPに、またすでに業務を経験している人やFP3級技能士の資格を取っている人は、先に2級FP技能士の資格をとってからAFP認定を目指すこともできます。

【ファインマンシャル・プランナー資格】
国家資格:FP技能士(1級・2級・3級)
民間資格:CFP(1級FP相当) AFP(2級FP相当)



試験方式

各級とも学科試験と実技試験で行われ、それぞれ合否判定が行われます。
2級・3級試験は試験日の午前に学科試験、午後に実技試験が行なわれ、同じ日に学科試験と実技試験を受検することができます。
●1級 
・基礎編:筆記試験(マークシート方式)  
 四答択一式 50問 / 試験時間 実技試験120分
・応用編:筆記試験(記述式)5題
・実技試験:口頭試問形式
※200点満点で120点以上が合格
●2級
・筆記試験:マークシート方式 四答択一式60問  
 試験時間 学科試験120分、実技試験90分
※60点満点で36点以上が合格
・実技試験:筆記試験(記述式)事例形式5題
※50点満点で30点以上が合格
●3級
・筆記試験:マークシート方式 三答択一式 60問 
 試験時間 学科試験120分、実技試験60分
※60点満点で36点以上が合格
・実技試験:筆記試験 事例形式5題
※50点満点で30点以上が合格

◆免除制度:CFPの資格試験に合格した人は、1級FP技能士の学科試験が免除されます。

受験資格

●1級学科試験
・2級FP技能検定合格者でFP業務に関し1年以上の実務経験者
・FP業務に関し実務経験5年以上
・厚労省認定金融渉外技能審査2級合格者でFP業務に関し1年以上の実務経験者
●1級実技試験
・1級学科試験合格者
・日本FP協会のCFPの認定者及び審査試験合格者
●2級(学科・実技共通)
・3級技能検定合格者及び厚労省認定金融渉外技能審査3級合格者
・FP業務に関し実務経験2年以上
●3級(学科・実技共通)
・特になし
「実務経験」について

試験科目

ファイナンシャル・プランニングの職種には7種類があり、資産設計提案業務のみ日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施し、他は金融財政事情研究会が実施する。

●学科 (各級共)
・ライフプランニングと資金計画 ・金融資産運用設計 ・タックスプランニング 
・リスク管理  ・不動産運用設計 ・相続 ・事業承継設計
●実技
・1級
(日本FP協会)資産設計提案業務  
(金財)資産相談業務
・2級
(日本FP協会)資産設計提案業務  
(金財)個人資産相談業務 ・中小事業主資産相談業務 
 ・生保顧客資産相談業務 ・損保顧客資産相談業務
・3級
(金財)個人資産相談業務 ・保険顧客資産相談業務
※各級とも実技試験は選択科目方式になっており、受検申請の際に試験科目(業務)を選択する。

スケジュール

試験実施
●AFP試験(FP技能士2級・3級):年3回(5月、9月、翌年1月) 
     (FP技能士1級):年1回(9月) に実施されます。
●CFP試験:年2回(6月 11月)

平成30年度ファイナンシャル・プランニング技能検定第1回・2回・3回 試験日程
(第1回試験)2級・3級
・試験日:平成30年5月27日(日)
・受験申請受付:(2級・3級)平成30年3月16日(金)~4月6日(金)
・合格発表:(2級・3級)平成30年6月29日(金)
平成30年度第1回ファイナンシャルプランナー(CFP資格審査試験)日程
(第1回試験)
・試験日:(1日目)平成30年6月10日(日) (2日目)6月17日(日)
・受験申請受付:平成30年4月5日(木)~5月7日(月)ネット申込み
・合格発表:平成30年7月20日(金)        

試験会場

47都道府県 受験地コード(参考) 
※会場は選択した受験地内で自動振分けとなり、具体的な会場名を希望することはできません。

受験料

・AFP試験 学科試験4,200円  実技試験4,500円
・CFP試験 1課目5,400円(2課目以上の場合は、1課目ごとに4,320円を加算)
金融財政事情研究会(非課税)
・3級FP技能士  学科試験3,000円  実技試験3,000円
・2級FP技能士  学科試験4,200円  実技試験4,500円
・1級FP技能士  学科試験8,900円  実技試験25,000円  
日本FP協会(非課税)
・3級FP技能士  学科試験3,000円  実技試験3,000円
・2級FP技能士  学科試験4,200円  実技試験4,500円
・1級FP技能士  実技試験のみ20,000円 

資格難易度

●難易度  
  3級 「D」易しい  
  2級 「C」 やや易  
  1級 「B」 普通 
●合格率  
 【日本FP協会】FP技能士
・2018年9月実施 FP技能検定1級(資産設計提案業務)
  1級⇒詳細
(実技)受験者数762名 合格者数543名 合格率71.3%
・平成30年1月実施 FP技能検定2級・3級試験結果 
  3級⇒詳細 
(学科)合格率80.3%(受験者数21305名 合格者数17114名) 
(実技)合格率89.1%(受験者数19,936名 合格者数17,756名)
  2級⇒詳細 
(学科)合格率45.6%(受験者数20,826名 合格者数9,502名) 
(実技)合格率57.5%(受験者数17,191名 合格者数9,877名)
  【CFP】
2018年度第1回CFP資格審査試験結果 ⇒詳細
受験申込者数10,815名 受験者数9,002名
全6科目合格者571名 合格率6.3%

※参考データ
【日本FP協会】
・平成29年第2回CFP資格審査試験結果 
受験申込者数10,333名 受験者数8,513名  
全6科目合格者544名 合格率6.4%
※6課目全課目一括の受験者数176名 合格者数8名(合格率4.5%)
・平成29年第1回CFP資格審査試験結果 
受験申込者数8,835名 受験者数7,111名
全6科目合格者493名 合格率6.9%
※6課目全課目一括の受験者数228名 合格者数12名(合格率5.3%)



受験対策&
資格の将来性

FP技能士の試験は、日本FP協会主催と金融財政事情研究会の主催する2つの試験があり、大変ややこしくなっています。双方ともファイナンシャル・プランニングについての専門的な知識・技術を一定水準以上持っていることを示す国家技能検定制度で、学科及び実技試験に合格した者をファイナンシャル・プランニング技能士と呼びます。
もともとは民間資格だったものが国家資格に移行した際に、日本FP協会と金融財政事情研究会の二種類の団体が認定されたため、民間資格と国家資格が入り交じって資格制度が複雑になってしまったという事情があります。⇒「FP技能士」と「ファイナンシャルプランナー」の関係について

◆日本ファイナンシャルプランナー協会が実施している試験は下記の4種類。
・AFP
・CFP(取得すればファイナンシャル・プランニング技能士1級の学科試験が免除される)
・ファイナンシャル・プランニング技能士1級(実技のみ)
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP資格審査も兼ねる)
◆金融財政事情研究会が実施している試験は下記の3種類。
・ファイナンシャル・プランニング技能士1級
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP資格審査も兼ねる)
・ファイナンシャル・プランニング技能士3級
※試験を受ける際には科目選択やどの級を受けたらよいのかなどで注意が必要です。 
※日本FP協会認定のCFP資格は平成4年に日本FP協会が世界で3番目に同資格を導入し、平成24年7月1日現在のCFP認定者数は18,580名で、世界第2位となっています。 

尚、FP技能士とAFP・CFPどちらかの資格が有利だとか、優遇されるといったことはなく、資格価値は同程度と考えてよいでしょう。ただ、AFP・CFPは2年毎に資格を更新する必要がある民間資格ですが、ファイナンシャルプランニング技能士は国家資格であり、取得すれば永久にその資格が失われることはありません。
試験の難易度の比較をすると、日本FP協会のAFP・CFPの方が少し難しいですが、合格率はどちらも各科目、実技とも20~60%位で、受験級や時期によってかなり差があります。目安としてAFPがFP技能士2級、CFPがFP技能士1級レベルと考えてよいでしょう。
難易度の面では民間資格のAFP・CFPの方が難しく業界の評価も高いといわれたこともありますが、ファイナンシャル・プランニング技能 士が国家資格になって以降は、ファイナンシャル・プランニング技能士資格の取得の方が良いという意見が多いようです。

FP技能士試験の一番のポイントはAFPと違って提案書を作成しなくてもいいところです。広く浅く勉強することを心がければ独学で十分合格が可能です。過去問に早い時期から徹底的に繰り返して取り組むことが良い結果を生みます。どちらの試験も学科試験と実技試験がありますが、学科試験の方が難易度が高いのが特徴です。
一般に評価されるレベルとしてはAFP、CFP、FP技能士2級からですが、ただこの資格は資格を取得してからの方が大事です。資格より職務経験の方が大事といわれることがあるくらいなので、仕事面では、この資格だけで独立開業できるほど甘くありませんが、特に金融関係者は持っていても損はありません。
FPの持つ幅広い知識は、銀行・証券・生保・損保をはじめ、不動産や建設、ハウスメーカー、サービス業とあらゆる業界で通用します。学んだ内容は仕事に直結し、着実に信頼が高まる実用的なライセンスの1つでもあるため、弁護士、税理士などの受講者も多い資格です。

試験範囲は生命保険や損害保険、年金、金融商品、不動産、相続、それぞれリスクマネジメントやプランニングに関する基礎知識であり、私達の生活に関連していることなので、知識としてだけでも十分に役に立ち勉強になります。
人気資格のベスト10に毎年ランキングされる理由もそういうところにあるようです。
学科試験は広く浅く出題されますが、基本的なことばかりです。また実技試験は、特定の状況において学科試験の知識を正しく使えるかを問う問題で、実技試験の対策はあまり必要ではありません。銀行・証券・保険会社等での営業の現場では、資格の有無に関わらず最低でも2級レベルの知識は必要です。そのため、一定の知識水準がある証として2級もしくは1級の取得をお勧めします。学習時間の目安: 1日1時間 標準期間6~6.5ヵ月

ファイナンシャルプランナーと言えば、資格を取得していると保険業界や銀行など金融機関に有利に働く資格として有名ですが、それ以外では住宅関係の仕事にも効果はあります。
一般には意外に知られていないようですが、不動産に関わる資格にはインテリアコーディネーターや、カラーコーディネーター、また登記などの手続きを行う司法書士なども不動産に関わりがあります。そして、中にはそのような資格を持った不動産会社の仲介営業担当者も少なからずいます。
ただ、この資格の取得者は金融関係や保険業界の人ががほとんどです。金融系の業界に就職希望する人は取っておいても損はありませんが、AFPなどほかの資格も合わせて取得しておくといいです。
FP資格取得者の働き方は主に2通りです。ひとつは自ら事務所を立ち上げて、顧客の相談にのったり、イベントやセミナーの講師を行ったりする「独立系FP」、もうひとつは銀行や保険会社、不動産仲介業者などに勤務する「企業系FP」です。現在、日本では有資格者の7割が企業内FPです。生命保険会社の代理店などでは、保険外交員がFPの知識をもとに保険のプランを提案しながら営業することが多くなっています。
独立系FPは少数派で、おもにセミナーの講師や執筆活動など、人にファイナンシャル・プランニングのきっかけや立案を勧めるような仕事が主になります。
今は、自分の資産は自らで管理するという風潮になってきていますが、普通の会社員が自分の判断で資産を効率的に運用するのは非常に困難を伴い、リスクもあります。このような状況の中では、FPの需要は今後ますます高まっていくと考えられます。

通信講座

FP

スクール

FP(ファイナンシャルプランナー)・FP技能士 通学スクール(資料請求)

オンライン学習

資格スクエア
FP2級 オンライン講座

ファイナンシャルプランナー

教材

ファイナンシャルプランナー

売れ筋教材

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問い合わせ先

NPO法人 日本FP協会 http://www.jafp.or.jp/index2.htm   
〒105-0001東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス5F  TEL03(5403)9890  

一般社団法人 金融財政事情研究会 http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/
〒160-8529東京都新宿区荒木町2-3  TEL03(3358)0771

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