資格名 | アクチュアリー |
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資格の種類 | 民間資格 |
主催 | 日本アクチュアリー会 |
資格の概要 | 保険商品の開発や年金制度の設計に携わる確率・数理統計の専門家。確率や統計など、数学理論で保険や年金の商品設計および経営リスクの分析をするのが主な仕事です。 資格名は「保険数理人」とか、「保険計理士」、「保険統計技師」などと訳されていますが、日本においては「アクチュアリー」とカタカナ読みで呼ぶのが一般的です。 ※日本国内でアクチュアリーになるには、日本アクチュアリー会が実施している資格試験に合格し、正会員資格を取得する必要があります。日本アクチュアリー会の会員は、生命保険会社・損害保険会社のほか、信託銀行や各省庁、コンサルティング会社、監査法人など、いろいろな分野で活躍しています。 ◆アクチュアリー資格関連情報 |
試験方式 | 1次試験(基礎科目)と2次試験(専門科目)から構成されている。 ●1次試験 スポンサーリンク |
受験資格 | 原則は大学卒業者、または、日本アクチュアリー会が受験に必要な基礎的学力を有すると判断した者として、1次試験と2次試験結果で評価されます。1次試験は大卒以上が受験可能。それ以外は下記1次試験の項の要件を満たす方で、所定の書類を提出し、試験委員会が大学を卒業した方と同等の資格試験受験に必要な基礎的学力を有すると判断した方も受験できます。 2次試験は1次試験の全5科目に合格しないと受験できません。 ●1次試験:大卒であることがほぼ前提になっている。 |
試験科目 | ●1次試験 ●2次試験:アクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門的知識および問題解決能力を有するかどうかを判定することを目的としています。 |
スケジュール | ・試験日:年1回(12月中旬 3日間で実施) |
試験会場 | 東京・大阪 |
受験料 | ・個人会員:1科目について 7,000 円 |
資格難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ
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受験対策・資格の将来性 | アクチュアリーは生命保険会社や損害保険会社で保険料や年金の掛け金を算定する数理業務の専門家です。生命保険事業や損害保険事業だけでなく、年金事業、共済事業、さらには企業の資産運用などの多彩なフィールドで活躍しています。金融の自由化などにより、ますますその役割が重要になっており、海外のアクチュアリー会などとも交流のある国際的な資格であるため、その評価は高いです。この資格取得の要件は、全7科目の資格試験に合格して(社)日本アクチュアリー会の正会員になり、プロフェッショナリズム研修の受講が必須の要件になっています。 アクチュアリー試験は予備校などはほとんど対策講座を行っていないため、独学が中心となりますが、 仕事をしながらの受験の場合は、通常は1年1科目、早くても1年2~3科目が限度と考えてよいでしょう。準会員になるまでに平均5年、正会員になるまでに平均9年かかる難関資格です。1年1科目ずつ取るのも大変な資格です。 主な試験対策としては、知識系は教科書を繰り返し読み込み、過去問を繰り返し解く、対策はこれに尽きますが、この資格は法律系や語学系資格のように暗記する量はそれほど膨大ではなく、インプットしなければならない量としては限られていますが、ポイントは数学です。問題の演習を繰り返すことにより、解法をマスターしていくことが試験対策になります。従って、数学などを大学の教養課程などで学んだ人はある程度対応出来るかも知れませんが、損保数理、生保数理、年金数理などは専門性が高く難解であるため、この資格を狙う人は、目標を早期に決めて早めにこれらの勉強を始めることが重要です。また同時に、会計・経済・投資理論などについては経済学の知識も必要となるので、併行して学習していかねばなりません。 アクチュアリーになる人は理数系の大学を卒業して、保険会社や信託銀行などに入職して、会社で保険や年金の実務経験を積んで、アクチュアリー講座を二年間受講した上で資格試験を受けるのが一般的です。また、アクチュアリーに向いた人は、まず数字が好きな人、またコツコツとまじめに積み上げていくことが得意な人や、書類作成や管理することなどが得意な人でしょう。 このように「アクチュアリー」は、一般にはなじみが薄いですが、医師や弁護士に勝るとも劣らない難関資格であり、海外では人気の高い職種です。とかく複雑、難しい、ややこしい、と言われる生命保険料の算定の背景には、難関資格「アクチュアリー」の存在があるのです。 |
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問い合わせ先 | (社)日本アクチュアリー会 03-5548-6033 http://www.actuaries.jp/menu_j.html |