資格名

資格名:電気工事施工管理技士
試験名:電気工事施工管理技術検定

資格の種類

国家資格

主催者

財団法人建設業振興基金

資格の概要

建設業界でキャリアアップを目指すなら、「電気工事施工管理技士」は強力な武器になります。この国家資格は、電気工事のプロフェッショナルとして、現場を指揮・監督する能力を証明するもの。1級と2級があり、どちらの資格も建設工事現場に不可欠な主任技術者として認められます。

2級電気工事施工管理技士を取得すると、建設業の営業所に配置される専任技術者や、工事現場の主任技術者として活躍できます。一般建設業での専任技術者への道も開かれます。

1級電気工事施工管理技士は、2級の役割に加え、より大規模な特定建設業の営業所における専任技術者、そして重要な監理技術者となる資格を得られます。監理技術者は、請負金額3,000万円以上の大規模工事に配置が義務付けられる、現場の要となる技術者です。

この資格は、建設業許可を得る上で必須となる技術者を証明するものであり、電気工事の専門家としての信頼性を高めます。また、1級取得者は建築設備士試験の受験資格も得られるため、更なるスキルアップも可能です。




試験の合格率・難易度

難易度 
  1級  「B」 普通   
  2級  「C」 やや易

【資格の難易度レベル】

電気工事施工管理技士試験は、単に電気工事の知識だけでなく、現場を円滑に進めるための管理能力も問われる試験です。自身の得意分野だけでなく、幅広い知識を習得する必要がありますが、電気工事の実務経験があれば、決して乗り越えられない壁ではありません。

1級の難易度は、第一種電気工事士よりもやや高いレベル。一方、2級は第二種電気工事士より少し難しい程度とされています。試験問題の基本的な内容は共通していますが、1級の方がより深い知識と応用力が求められます。

合格への鍵は、過去問を中心とした効率的な学習です。実務経験者は、ある程度の基礎知識を持っているため有利ですが、油断せずにしっかりと対策することが重要です。

--------------------------------------------
合格率

令和3年度1級電気工事施行管理技術検定(学科・実地) 
 (学科)受験者数15,001名 合格者数7,993名 合格率53.3%
 (実地)受験者数7,922名 合格者数4,655名 合格率58.8% 
・令和3年度2級電気工事施行管理技術検定(学科・実地) 
 (学科)受験者数8,359名 合格者数4,776名 合格率57.1%
 (実地)受験者数6,932名 合格者数3,493名 合格率50.4%
・令和2年度2級電気工事施行管理技術検定(学科・実地) 
 (学科)受験者数8,239名 合格者数4,818名 合格率58.5%
 (実地)受験者数6,588名 合格者数2,967名 合格率45.0%
・令和元年度2級電気工事施行管理技術検定(学科・実地) 
 (学科)受験者数7,548名 合格者数4,237名 合格率56.1%
 (実地)受験者数7,151名 合格者数3,249名 合格率44.4%
・令和元年度1級電気施工管理技術検定試験結果 
  (学科)受験者数15,048名 合格者数6,128名 合格率40.7%
  (実地)受験者数8,114名 合格者数5,382名 合格率66.3%
・平成30年度2級電気工事施行管理技術検定(学科・実地) 
 (学科)受験者数8,222名 合格者数5,164名 合格率62.8%
 (実地)受験者数7,961名 合格者数3,436名 合格率43.2%
・平成30年度1級電気施工管理技術検定試験結果 
  (学科)受験者数16,989名 合格者数9,532名 合格率56.1%
  (実地)受験者数12,034名 合格者数8,875名 合格率73.7%

試験の内容・勉強法

合格を勝ち取るための効率的な学習法を、級別に解説します。

電気工事施工管理技術検定試験では、電気設備の基礎知識から、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理といった、工事全体を管理する上で不可欠な知識が問われます。特に実地試験では、設計図書の理解、施工図の作成、適切な機材選定など、応用力が試されます。

2級対策としては、広範囲ながらも基礎的な内容が中心となるため、過去問を繰り返し解くことが最も有効です。難解な問題は少ないため、広く浅く知識を身につけましょう。市販の模範解答集も活用すると理解が深まります。

実地試験の施工体験記述は、過去の電気工事における安全管理または工程管理で特に注意した点を、理由と対策を2つ記述する形式です。事前に2パターン作成し、記述練習を必ず行いましょう。現場経験があれば、難しく考える必要はありません。未記述の場合、受験資格を疑われ失格となる可能性もあるため、必ず記述してください。

その他、電気工事用語の説明問題や、工程管理、安全管理、品質管理に関する問題、そして建設業法や労働安全衛生法などの法規問題も出題されます。法規は比較的取り組みやすい分野なので、しっかりと学習しておきましょう。




1級対策では、学科試験は四肢択一式で、幅広い分野から出題されます。過去問を徹底的にこなし、苦手分野を作らないようにしましょう。テキストや問題集を数多くこなすことが合格への近道です。

実地試験は記述式が中心となるため、簡潔で分かりやすい解答を作成する練習が必要です。特に施工経験記述では、実務経験の豊富さ、主任技術者としての適格性、施工計画の立案能力、管理能力などが評価されます。過去の担当工事を選び、施工管理項目ごとに解答文を事前に準備しておくことが重要です。

独学での合格も不可能ではありませんが、効率的な学習には、市販の参考書や問題集を積極的に活用しましょう。

試験日程

●試験実施
  1級 【第一次】6月第2日曜日 【第二次】10月第3日曜日
  2級 【第一次・第二次】【第二次のみ】11月第2日曜日 
     【第一次のみ】(前期)6月第2日曜日 (後期)11月第2日曜日
●申込期間
  1級 1月下旬~2月上旬
  2級 (第一次・第二次)7月上旬~中旬
    (第一次のみ)(前期)1月下旬~2月中旬 (後期)7月上旬~中旬
    (第二次のみ)7月上旬~中旬

 令和7年度電気工事施工技術検定2級 試験日程
 令和7年度電気工事施工技術検定1級 試験日程

受験資格

学歴、実務経験等にて細かく規定されており、1級、2級で受験資格が異なります。
 2006年度から2級の受検資格の一部が改正され、建設工事に関する実務経験がない者が要件を備える場合に学科試験のみを受験できるようになり、合格者は所定の実務経験年数を満たした後、実地試験に合格すると資格を取得できるようになりました。

各級別の受験資格は詳細を下記で確認ください。
【2級 電気工事施工管理技術検定】の受験資格
【1級 電気工事施工管理技術検定】の受験資格

試験会場

・1級 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
・2級 
(第一次・第二次)(第一次のみ 後期)
  札幌、青森、仙台、東京、新潟、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄
(第一次のみ 前期)
 札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄

受験費用

●1級  
 (第一次)11,800円 (第二次)11,800円
●2級  
 (第一次・第二次)13,200円
   (第一次のみ・第二次のみ) 各6,600円 

試験方式

試験は、学科試験と実地試験で構成されています。
●2級
・学科試験:択一式で解答はマークシート方式
・実地試験:記述式による筆記試験 
●1級
・学科試験:択一式で解答はマークシート方式                       
・実地試験:施工管理法について記述式による筆記試験

●合格基準
・1級
 学科試験:60問中、36問以上正解で合格です。
 実地試験:満点中、60%以上の得点率で合格です。
・2級
 学科試験:40問中、24問以上正解で合格です。
 実地試験:満点中、60%以上の得点率で合格です。

試験科目

●学科試験科目:1級・2級ともに「電気工学等」、「施工管理法」、「法規」の3科目である。
●実地試験科目:「施工管理法」に関する筆記試験のみである。

【1級 学科試験】科目と試験基準
・電気工学等
(1)電気工事の施工に必要な電気工学、土木工学、機械工学及び建築学に関する概略の知識を有すること。
(2)発電設備、変電設備、送配電設備、構内電気設備等に関する一般的な知識を有すること。
(3)設計図書に関する一般的な知識を有すること。
・施工管理法
電気工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること。
・法規
建設工事の施工に必要な法令に関する一般的な知識を有すること。
【1級 実地試験】試験科目
・施工管理法
設計図書で要求される電気設備の性能を確保するために設計図書を正確に理解し、電気設備の施工図を適正に作成し、及び必要な機材の選定、配置等を適切に行うことができる高度の応用能力を有すること。

【2級 学科試験】科目と試験基準
2級の試験科目・試験基準はこちらで確認ください。
※1級は前年度と本年度の試験合格者及び該当技術士(電気・電子部門、建築部門)が受験できますが、2級は全員受験できます。

【科目免除】
以下に該当する人は「学科試験」が免除されます。
●1級
・前年の学科試験合格者。
・「技術士資格」を所持している人は、電気工事施工管理技士の「学科試験」免除が受けられます。
・電気工事施工管理技士資格を取得すれば、下記の資格試験受験時に科目免除や要件免除等が受けられます建築設備士(受験資格) 監理技術者(認定要件) 計装士(学科B) 監理技術者(認定要件)
●2級
・前年度2級電気工事施工管理技術検定・学科試験に合格し、実地試験が不合格又は欠席をした人。
・「技術士資格」を所持している人は、電気工事施工管理技士の「学科試験」免除が受けられます。

試験関連情報

【資格の難易度情報】
資格の難易度とランキング
ジャンル別資格の難易度ランキング

●試験関連情報
令和5年度2級建築・電気工事施工管理技術検定(第一次検定【後期】)合格発表

●関連資格
 土木施工管理 建築施工管理 建設機械施工管理
 管工事施工管理 電気通信工事施工管理 造園施工管理

問い合わせ先

(財)建設業振興基金  http://www.fcip-shiken.jp/
  東京都港区虎ノ門4-2-12 虎ノ門4丁目MTビル2号館  03-5473-1581

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

教材(テキスト・参考書)

電気工事施工管理技術検定試験教材一覧

【電気工事施工管理技術検定 おすすめ教材】
分野別問題解説集 1級電気工事施工管理技術検定学科試験〈令和2年〉
2級電気工事施工管理技術検定試験問題解説集録版<2021年版>

教材(過去問・問題集)

過去問題
2025年版 1級電気工事施工管理技術検定試験過去問題集 
2025年版 2級電気工事施工管理技術検定試験過去問題集 

講座・スクール


1級電気工事施工管理技士受験講座 
2級電気工事施工管理技士受験講座