資格名 | .com Master(ドットコムマスター)
試験名:インターネット検定
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資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 |
資格の概要 | この試験はNTTコ ミュニケーションズが2001年に開始したインターネットの利用拡大を目的とした資格試験です。インターネットに関するIT技術者の基礎知識の向上と、インターネットの利用拡大を目的にしたものです。特定のメーカーやソフトウェアに特化しない総合的な資格で、自己啓発や就職の際にも幅広く役立つだけでなく、ITスキルを客観的に証明できることで注目されています。主にインターネットに関する技術やPCやサーバーとの関連、セキュリティ、応用ビジネス、法規などを幅広くカバーし、クラウドにスマートフォンやタブレット端末、Facebookやtwitterなどのソーシャルメディアなど、最新のICT技術やサービスを反映し、実践的で実用的な知識を習得できる試験になっています。
NTTコミュニケーションズはインターネット検定「ドットコムマスター(.com Master)」において、2013年10月より認定資格レベルを2段階に再編し直し、初心者もより受検しやすい内容へリニューアルしました。資格のランクは、中級・上級レベルの資格として「ドットコムマスター アドバンス」が新設されました。試験の実施は全国100カ所以上の会場で随時受検可能なコンピューター形式の検定(CBT)として一本化され実施されています。試験内容も改訂され、スマートフォン・タブレット端末などモバイル環境やクラウド関連の新技術、セキュリティリスクへの対応など、ICTのスキルアップに役立つ最新の知識・技術も網羅されています。
現在、ドットコムマスターにはICTを安心・安全に利用できる初級レベルの資格「ドットコムマスター ベーシック」と、個人や企業のICT活用をサポートできる中級・上級レベルの資格「ドットコムマスター アドバンス」の大きく2つの資格があり、目的に合わせて選べるようになっています。
●.com Master Basic(ドットコムマスターベーシック)
対象:学生・社会人・一般
インターネットを安心・安全に使うことができる。
インターネットを利用する上で必要なリテラシーを身に付けている。
●.com Master ADVANCE(ドットコムマスターアドバンス)
・中級レベル(ドットコムマスター アドバンス シングルスター)※得点結果に応じて認定
対象:会社員や学生
適切にICTを利用でき、初心者などへ利用指導ができる。
・上級レベル(ドットコムマスター アドバンス ダブルスター)※得点結果に応じて認定
対象:企業の情報システム部門の担当者
組織やグループでICTを利用する仕組みを作り管理でき、社員や委託先を指導できる。
ドットコムマスターは現在、多くの企業で奨励資格になっており、全国の自治体なども取得を推奨・活用しています。また大学・専門学校のカリキュラムにも採用されるなどで、多くの資格取得者がビジネスの現場で活用しています。また、試験の出題範囲を分野ごとに系統的に解説した受験学習用の公式テキストや問題集などの副教材も揃っており、効率的な学習が行えるよう準備されています。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度
・ベーシック 「C」 やや易
・アドバンスシングルスター 「C」 やや易
・アドバンスダブルスター 「B」 普通
【資格の難易度レベル】
●ベーシック
ベーシックは日常生活でICT技術を使う人が受験対象者で、基礎知識確認のための試験であり、そんなに勉強しなくてもネット関心のある方なら難易度は高くない試験です。ベーシックに関しては公式テキストがあるので真面目に勉強すれば実務経験がない人でも合格することは容易です。
●アドバンス
アドバンスでは、年々問題集からの出題が少なくなっています。そのため、以前に比べて難易度が高いと感じる受験生が多くなっているようですが、問題集とテキストでしっかりと勉強すれば合格を狙うことは十分できます。
・アドバンス シングルスター
ITパスポートや基本情報技術者午前試験に合格できる力があれば、まったく問題ないレベルです。
・アドバンス ダブルスター
ある程度の知識が必要な中級者向け試験、といったところです。ITパスポートより難易度は高いです。
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●合格率
非公開
・アドバンスダブルスター (25%前後の予想)
・アドバンスシングルスター (35%前後の予想)
・ベーシック (55~65%くらいの予想)
※参考
・旧検定試験の結果(NTTコミュニケーション公式発表データ)
ベーシック 合格率 60.1%(申し込み者数、受験者数は非公開)
・平成21年度第17回試験結果
シングルスター 応募者数1,716名
受験者数1,482名 合格者数540名 合格率36.4%
ダブルスター 応募者数632名
受験者数501名 合格者数111名 合格率22.2%
トリプルスター
非公開 |
試験の内容・勉強法 | インターネット検定(.com Master)の問題は、最新の公式テキストから出題されます。受験する人は、まず公式テキストでしっかり学習することが合格への最短距離になります。
IT知識がそれほどない人でも、基礎が学べる知識があれば、ベーシックなら150時間、約2ヵ月もあれば合格できます。ただアドバンス シングルスターになるにはもっと長い時間の勉強が必要です。 この試験は、幅広い年齢層の方がチャレンジし、資格を取得しているのが特徴です。さらに上を目指す人は、ITパスポート試験のワンステップに受験するのもいいと思います。ただ、履歴書に記載するためには、アドバンス ダブルスターは欲しいところです。
【ベーシック】
インターネット全般の基礎知識が問われるような試験ですので、いつもインターネットを活用している人なら、特に対策しなくても答えられると思います。他のベンダー系資格所持者や MS系で言えば、MCA取得レベルの知識がある人なら、それほど勉強しなくても合格できる試験です。
知識がそれほどなくても、しっかりと30時間程度の勉強が出来れば心配はありません。
【アドバンス シングルスター】
アドバンス シングルスターでは、CompTIAやITパスポートに比べ、インターネットを活用する現代のビジネスに、より実務的な問題が出題されています。たとえば、インターネット接続時のトラブル対応やメールの使用方法、セキュリティ、著作権などまで問われます。
シングルスターのあとダブルスターの試験が続きますが、ここでダブルスターを辞退しても受験料は安くなりませんので、受けておいたら良いと思います。ただ、シングルスターで460点以上取得していないと、全体で700点超えてもダブルスター合格にはならないようなので注意が必要です。技術系分野での就職を目指そうとする学生などには、入り込みやすい内容で、比較的取得しやすい資格だと思われます。必要な勉強時間は60~70時間、まじめに取り組めば自信がつくはずです。
【アドバンス ダブルスター】
問題は公式テキストからしか出題されていないようなので、しっかり勉強すれば合格できるレベルです。プロトコルやルーティング方法、ファイアウォールの考え方やネットワーク機器の設定など、理論的なしくみや技術などについて詳しくつかんでおく必要があります。
.com Master ADVANCE 公式問題の内容が理解でき、問題につまづくことがないようなら、公式テキストと問題集のみで十分に合格を狙えると思います。特に問題集は集中してやっておくと良いでしょう。80~90時間勉強できれば、手ごたえを感じられるでしょう。
ドットコムマスターは2021年3月末で累計受験者数48万人を突破し、幅広く支持されている人気資格の一つです。人気の理由はこの資格が特定のメーカーや商品に特化せずに、ICTスキル全般を幅広く学べるベンダーフリーな試験で汎用性が高いことにあるると思います。 |
試験日程 | ・試験申込日程:随時
・試験実施日程:随時(年末年始を除く)
●申込方法(個人申込みの場合):インターネット受付のみ
申込日より3日目以降(例:10日申込の場合13日以降)の予約が可能
●随時受検可能(自分の都合に合わせて日程を選択できます)
⇒アドバンス/ベーシック共通 受験の手続き
ドットコムマスターは、CBT-Solutionsのコンピュータを用いた検定を導入しています。 |
受験資格 | 学歴・年齢・性別に関係なく、誰でも受験できます。
※.com MasterBASICに合格していなくても、.com MasterADVANCEを受検することは可能です。また、.com Master BASICに合格していなくても.com Master ADVANCEは得点結果に応じて(シングルスター)合格か(ダブルスター)合格かが決まります。 |
試験会場 | テストセンター受験または、インターネット受験になります。
・全国の共通会場(テストセンター)にて実施
・各会場ごとのスケジュールはテストセンター空席照会参照 |
受験費用 | 【ベーシック】 4,400円(税込)
【アドバンス】 8,800円(税込) |
試験方式 | ●CBT(Computer Based Testing):コンピューターによる全国会場型随時試験
全国140カ所以上の会場で随時受検可能なコンピューター形式の検定試験です。
試験はすべてCBT試験方式で行われます。ベーシックは自宅などでも受験できます。
【ベーシック】
・試験方法:コンピューター受検(CBT:Computer-Based Testing)
パソコン入力による回答(多肢択一式)
・検定時間:45分 出題数:50問
・合格基準:総合得点70点以上(100点満点)
【アドバンス】
・試験方法:コンピューター受検(CBT:Computer-Based Testing)
パソコン入力による回答(多肢択一式)
・検定時間:80分 出題数:70問
・合格基準:2つのレベルの問題から構成され、得点内容に応じて
「シングルスター」「ダブルスター」いずれかの称号が付与されます。
【問題構成】
・シングルスターレベル 50問(700点満点)
・ダブルスターレベル 20問(300点満点)
〇シングルスター
【採点対象】シングルスターレベル 計50問(700点満点)
【点 数】420点以上/700点満点
※各出題分野別に必須得点あり
〇ダブルスター
【採点対象】シングルスターレベル、ダブルスターレベル 計70問(1000点満点)
【点 数】シングルスターレベルが420点以上/700点満点
シングル・ダブルの総合得点が700点以上/1000点満点
※各出題分野別に必須得点あり
・結果発表:検定終了後、即時判定。試験終了後、全受検者にスコアシートが手渡されます。
スコアシートは試験日翌日以降にマイページからもご自身で出力が可能です。
◆「インターネット検定 .com Master」は、2023年1月12日(木)より、試験システムを新しいシステムへ移行いたしました。
新システムでは、ベーシックは上記のCBT方式以外に、個人のパソコンでの受検するIBT受検もあります。 ➡詳しい内容はこちらを参照ください。
またアドバンスでは、リアルタイムに試験監督官がリモート監視を行うOLTC受検もあります。
➡詳しい内容はこちらを参照ください。 |
試験科目 | 【出題分野】
●.com Master Basic
①インターネットの利用
②インターネット利用を支える技術
③インターネットの接続
④セキュリティ
⑤インターネットをとりまく法律とモラル
●.com Master ADVANCE
①インターネットの仕組みと関連技術
②インターネット接続の設定とトラブル対処
③ICTの設定と使いこなし
④セキュリティ
⑤ICTの活用と法律 |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】
・資格の難易度とランキング
・ジャンル別資格の難易度ランキング
●試験関連情報
人気のあるIT資格のレベル解説
●関連資格
ITパスポート
基本情報技術者
ネットワークスペシャリスト |
問い合わせ先 | ・試験の問い合わせ
公式サイト又は、NTTコミュニケーションズ検定事務局
・試験の申込方法、その他問い合わせ
受検サポートセンター TEL:03-5209-0553(09:30〜17:30※年末年始を除く)
受検に関するお問い合わせ
.com Master 公式サイト
http://www.com-master.jp/ |
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教材(テキスト・参考書) | インターネット検定試験対策教材一覧
【インターネット検定試験 おすすめ教材】
・NTTコミュニケーションズ インターネット検定.com Master BASIC公式テキスト【第4版】
・NTTコミュニケーションズインターネット検定 .com Master ADVANCE公式テキスト【第4版】
・完全対策 インターネット検定 .com Master BASIC 問題+総まとめ(公式テキスト第4版対応)
・完全対策 インターネット検定 .com Master ADVANCE 問題+総まとめ 公式テキスト第4版対応 |
教材(過去問・問題集) | サンプル問題
・ベーシック
・アドバンス
・.com Master2003過去問集(3年分) |
講座・スクール | .com Master ADVANCE検定対策通信講座(★対応)
.com Master ADVANCE検定対策通信講座(★+★★対応) |