資格名 | ビジネス著作権検定
※略称 「著検」 |
資格の種類 | 民間検定試験 |
主催者 | (株)サーティファイ著作権検定委員会 |
資格の概要 | ビジネス著作権検定は、現在のビジネスで重要視されている著作権に関する知識を認定する検定試験です、著作権に関する知識や、それに関連する知識の基礎的な理解と具体的な裁判例やビジネス実務における慣例を基準とする事例判断での応用力をレベル別に測定する検定試験で、略称を「著検」と言います。
試験では著作権や関連法令の基礎知識のほか、判例や情報モラルなど幅広い分野の知識が問われます。コンテンツを発信・利用する人など、著作権の知識を活用できる人材は、著作権の知識は特に重要といえるでしょう。一般社団法人知的財産教育協会が監修し、2004年に始まった比較的新しい試験です。試験では、ビジネス実務や日常生活で必要な著作権の知識や理解レベルである「初級」から、裁判例やビジネス実務の事例判断を通した応用力が問われる「上級」までレベル別に測定できます。認定の基準については以下のようになっています。
【認定の基準】
●初級
・著作物とは何か、著作権とはどのような権利かを知っている。
・利用者として、他人の著作権を侵害せず正しく著作物を利用できる。
●上級
・著作権に関する知識を活用し、著作権利用に関する問題点を発見し、解決できる。契約、司法制度、条約に関する知識を活用し、専門家の助力を得ながら著作権に関する実務を展開することができる。
※昨年「ビジネス著作権検定 上級合格」が国家資格「知的財産管理技能検定」の受検資格に追加されました。知的財産管理技能検定に新たに追加されるビジネス著作権検定に関する受検資格は次の通りです。
・1級 学科試験
ビジネス著作権検定の上級合格者で、知的財産に関する業務について1年以上の実務経験を有する者
・2級 学科試験/ 実技試験
ビジネス著作権検定の上級合格者
◆ビジネス著作権検定試験関連情報
・はじめて著作権を学ぶ人にも、無理なく学べる新しい「ビジネス著作権検定Basic level」ができました。但し、ビジネス著作権検定BASICは「団体受験」のみの対応となります。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度
初級 「C」 やや易
上級 「B-下」 普通の下位
【資格の難易度レベル】
試験は出題傾向に沿った学習をすれば独学で合格は可能です。合格率も高く、公式に発表されている学習期間の目安からも、初級はそれほど難易度の高い試験ではありません。出題も知的財産に関する基礎問題ばかりで、過去問をベースにした問題が多く、1日1時間程度の学習で1か月ほどあれば取得できます。ただ、上級になると内容の難易度は高くなります。公式ホームページに上級の学習時間の目安は、初級取得後の場合、概ね45時間とされています。1日1時間の勉強で約2か月で取得できることになります。公式テキストを使って独学でも合格可能なレベルです。出題範囲が著作権法全般となるため、受験者の多くが関係者です。
受験対策の学習時間の目安は、BASIC/10時間 初級/15時間 上級/45時間と公式サイトに掲載されています。ただし、法律知識ゼロの場合は、初級/20時間 上級/50~55時間
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●合格率:
2021年度ビジネス著作権検定試験結果
年間平均合格率 61.3%
(近年の平均合格率)
初級55%前後 上級45~50%
※参考データ
・2020年度ビジネス著作権検定試験結果
年間平均合格率 72.6%
・2019年度ビジネス著作権検定試験結果
年間平均合格率 66.6%
累計受検者数71,073名(2020年3月31日)
・2018年度ビジネス著作権検定試験結果
年間平均合格率 73.3%
累計受検者数 65,109名(2019年3月31日)
・平成24年度ビジネス著作権検定試験結果
初級 62.8% 上級 49.6%
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試験の内容・勉強法 | 受験対策のポイントはただ一つ、初級も上級も「ビジネス著作権検定 公式テキスト[初級・上級]」と、「ビジネス著作権検定 上級公式問題集」の二つの公式教材を使って、他の教材は使わないということです。これらで知識を固め、問題を繰り返しといておけばほかの教材は必要ありません。
「ビジネス著作権検定」は、知的財産教育協会が監修し、主催する国家資格の「知的財産管理技能検定」の1級(コンテンツ専門業務)と1級(特許専門業務)における学科試験、並びに2級の受検資格として認定されています。従って、この試験対策で習得できる内容は企業・教育機関をはじめ、あらゆる団体において法律に携わる方はもちろんのこと、全てのコンテンツ創作者とコ ンテンツ利用者に不可欠な知識なため、「知的財産管理技能検定」の対策だけでなく、弁理士資格の腕試しとしても有効な試験で、著作権に特化した検定試験としては日本初の試験です。
企業において、知的財産法に対する関心は、ますます高まっており、企業のコンプライアンスという観点からも、著作権法は大きなウエイトを占め、ニーズが高まっているのは間違いないところです。ビジネス著作権は、ビジネスの利益に直結し、特に企業のコンプライアンスという観点からも、この資格の将来性は高いといえます。また同時に、社会人や、教員、学生にとって著作権法の知識と理解は必要不可欠なものと言え、中でも法律系やコンテンツ作成系学部、学科の学生から一般企業の総務・法務・知的財産担当の方などにオススメの試験だと思います。
資格を取得できれば、 出版社等の著作物の制作部門や法律関係、IT・メーカー・金融などの業界など他、著作物を販売している会社などで道が開けるでしょ う。 |
試験日程 | ・試験実施:
初級 2月上旬・6月上旬・11月中旬(年3回)
上級 6月上旬・11月中旬(年2回)
・申込期間:試験日の3週間前まで
※他に団体受験もあります。
・合格発表:試験終了、約3週間後
2022~2023年 ビジネス著作権検定試験日程
(初級・上級試験) |
受験資格 | 学歴、年齢等に制限はありません。 |
試験会場 | 札幌、仙台、東京、横浜、新潟、静岡、名古屋、大阪、広島、福岡の全10都市
※正式な受験会場は試験1週間前を目処に受験申込者に直接ご連絡 |
受験費用 | 初級 5,100円 上級 8,000円 (各税込) |
試験方式 | ●出題方式:多岐選択式 マークシート方式
・初級 :問題数30問/時間60分 筆記試験
・上級 :問題数40問/時間90分 問題冊子にて提示される多肢選択式問題をマークシートに解答
●合格基準
得点率が、初級は65%以上。上級は70%以上であること。
※受験終了約3週間~1ヶ月後に、合否結果の発表が行われ、同時に合格された方には認定証が発行されます。
(注意)
「リモートWebテスト」の場合は、下記の準備が必要です。
・カメラ付きのPC(Windows/MacOS)またはカメラ付きのタブレット
・スマートフォン(iOS/Android)
・スマートフォンスタンド
・スマートフォンの充電ケーブル |
試験科目 | ・初級 著作権に関する基礎的知識。
・上級 著作権に関する基礎的知識と事例における問題点発見と解決能力についての応用力。
●出題範囲は、こちらで確認出来ます。
・初級
ビジネス実務、日常生活において必要とされる、
(1)著作権に関する基礎的な知識、(2)著作権法および関連する法令に関する基礎的知識、(3)インターネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識について多肢選択式問題として出題。
・上級
ビジネス実務、日常生活において必要とされる、
(1)著作権に関する基礎的な知識、(2)著作権法および関連する法令に関する基礎的知識、(3)インター ネットに関連する著作権および情報モラルについての基礎的知識、および応用力について多肢選択式問題として出題。なお、この応用力については、事例での問 題点発見と解決能力について問う内容となります。 |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】
・資格の難易度とランキング
・ジャンル別資格の難易度ランキング
●試験関連情報
人気のある法律系資格のレベル解説
●関連資格
弁理士
知的財産管理技能検定 |
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教材(テキスト・参考書) | ビジネス著作権検定試験対策教材一覧
【ビジネス著作権検定 おすすめ教材】
・ビジネス著作権検定 公式テキスト[初級・上級]第2版
・ビジネス著作権検定テキスト初級・上級改正著作権法〔H30改正〕対応版 |
教材(過去問・問題集) | ・初級 過去問
・上級 過去問 |
講座・スクール |
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