資格名

バイオ技術者認定試験

資格の種類民間資格
主催NPO法人日本バイオ技術教育学会
資格の概要

バイオ技術者認定試験は、日本バイオ技術教育学会が主催する日本では数少ないバイオテクノロジーに関する民間の資格です。この試験は平成6年に始まった日本で最も歴史の長い、バイオ技術者が持つべき知識、技術を認定することを目的とした認定試験制度です。

試験は初級・中級・上級の3種類あります。
【初級】
初級試験は高等学校や高等専門学校のバイオ技術に関する課程等の在校生が受験し、生物学や化学の基礎、遺伝の知識や育種の実験技術等の習得状況を確認するテストになっています。
【中級】
遺伝子組換え技術、細胞融合技術などのバイオ技術分野の基盤となる生化学、微生物学、分子生物学、遺伝子工学の知識を持ち、指導者の指示のもとでバイオ関連実験を適切かつ安全に実行しうる能力を認定する試験です。大学などで専門課程に行っている方で生物に関する専門的な知識がある人であれば取得することはそれほどむつかしい資格ではありません。
【上級】
上級試験は、「生命工学技術の中で生物利用技術を中心に遺伝情報利用技術、増殖能利用技術および安全管理技術、並びにそれらに関する知識を持ち、バイオ関連実験を適切かつ安全に実行しうる高度な技術者を認定します。試験では実際に研究としての知識以上のものが必要とされる出題もあります。

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試験方式

●試験方式:中級・上級とも多肢選択式のマークシート方式
【初級】
 ・試験時間:60分
 ・出題数:50問(基礎生物学(8問)、基礎化学(8問)、遺伝・育種(8問)、食品・微生物(6問)、植物(10問)、バイオ実験技術(10問))
【中級】
 ・試験時間:90分(午前、午後共)
 (午前)バイオテクノロジー総論  30問(環境と安全性、バイオ機器、バイオ英語)
     生化学30問
 (午後)微生物学30問、分子生物学30問、遺伝子工学30問
【上級】
 ・試験時間:90分(午前、午後共)
 (午前)基礎バイオテクノロジー
   ・核酸・タンパク質 30 問
   ・安全管理 10 問
   ・バイオ機器 10 問 
 (午後)応用バイオテクノロジー
   ・微生物バイオテクノロジー 20 問
   ・動物バイオテクノロジー 20 問
   ・植物バイオテクノロジー 20 問

受験資格

【初級】高等学校及び高等専門学校のバイオ技術に関する課程等の在校生
【中級】次のいずれか一つに当てはまる者
(1)初級バイオ技術者認定試験に合格し認定証を取得した者。
(2)大学、短期大学および専門学校のバイオ技術に関する課程を卒業した者、または2学年修了者および2学年修了見込みの者。
(3)高等専門学校のバイオ技術に関する課程を卒業した者および卒業見込みの者。
(4)その他、前項と同等以上であることを本学会が認めた者

【上級】次のいずれか一つに当てはまる者
(1)中級バイオ技術者認定試験に合格し認定証を取得した者。
(2)大学のバイオ技術に関する課程の3年次修了見込みの者、卒業者または卒業見込みの者。
(3)3年制以上の専門学校・短大のバイオ技術に関する課程の3年次修了見込みの者、卒業者または卒業見込みの者。

試験科目

【初級】
 ・基礎生物学、基礎化学、遺伝・育種、食品・微生物、植物、バイオ実験技術
【中級】
午前
・バイオテクノロジー総論 (環境と安全性、バイオ機器、バイオ英語)
・生化学 
午後
・微生物学 
・分子生物学 
・遺伝子工学 

【上級】
午前
基礎バイオテクノロジー
・核酸・タンパク質 
・安全管理 
・バイオ機器 
午後
応用バイオテクノロジー
・微生物バイオテクノロジー 
・動物バイオテクノロジー 
・植物バイオテクノロジー

スケジュール

●試験実施:各級年1回。
  初級:7月上旬
  中級、上級:12月の中旬頃
●受験要項配布:9月初旬
●申込方法
 (初級)各高等学校を単位として申し込む(受験予定者報告書に必要事項を記入し、FAXまたはメールで学会まで連絡)
 (中級・上級)当学会ホームページの受験申込ページから。
●合格発表:
  初級:8月上旬
  中級、上級:1月中旬

平成30年度バイオ技術者認定試験日程
(第27回中級・第24回上級)
・試験日:平成30年12月16日(日) 
・受験申請受付:平成30年9月18日(火)~10月31日(水)
・合格発表:平成31年1月中旬(学会ホームページに合格者の受験番号を掲載)
(第17回初級バイオ技術者認定試験)
 試験期間 平成30年7月9日〜14日(予定) 

試験会場

個人受験者受験可能学校
※中級・上級試験において、団体正会員登録の団体(大学、専門学校、企業等)に在籍・所属する方は、団体受験として申し込み下さい。

受験料

【初級】1,500円
【中級】個人申込7,000円  団体申込5,000円
【上級】個人申込9,000円  団体申込7,000円

資格難易度

●難易度
  初級 「C」やや易しい
  中級 「B-下」普通の下位
  上級 「A」難関
●合格率
  平成29年度バイオ技術者認定試験結果⇒詳細
   (第16回初級)受験者数2,018名 合格者数1,628名 合格率80.7%
   (第26回中級)受験者数1,500名 合格者数1,136名 合格率75.7%
     (第23回上級)受験者数588名 合格者数299名 合格率50.9%

※参考データ
平成28年度バイオ技術者認定試験結果
   (第15回初級)受験者数2,086名 合格者数1,710名 合格率82.0%
   (第25回中級)受験者数1,709名 合格者数1,216名 合格率71.2%
     (第22回上級)受験者数657名 合格者数346名 合格率52.7%

【難易度レベル】
初級、中級では専門学校で勉強をした方か、学校で習った内容を十分に理解、把握していれば、受験対策をきちんと適切にやれば、独学で資格取得は可能です。ただ、上級の場合は、大学の専門課程での授業を受けている方でも難関試験で、かなりレベルの高い深い知識が必要です。合格率は上級で50%前後と高いですが、これは受験者層の知識レベルが高いからです。

受験対策&
資格の将来性

バイオ技術者認定試験を受験することは、バイオ技術に関する知識の確認に役立つだけでなく、合格して資格を取得できれば、取得した資格はバイオ技術関連の就職やキャリアアップに十分活用できます。また本試験合格により認定を受けることは、生命科学技術における高度な専門知識を持っていることの証明になり、就職の時には資格のひとつとして考慮されています。

一方、バイオ技術者認定試験は生物・生命科学系学部・学科を有する約60ほどの大学や短大・専門学校などが会員校として認定されており、団体として試験を受験することが可能になっていますので、特に生命科学系の学生で研究者を目指す方ならば最低限持っておくことが必須の重要な資格のひとつとなっています。資格取得者は、生物に関する研究者として化粧品や医薬品、食品や燃料開発などあらゆる研究所等で活躍できます。また遺伝子の組み換えや品種改良などを行い農作物や醸造などの食品の分野のほか、医療分野では再生医療などにも関与することになります。
活躍できる場は、化粧品製造メーカー、医薬品メーカー、燃料開発メーカー、食品メーカー、農業系技術者、大学研究員など多岐にわたります。

※バイオ系の資格でバイオ技術者認定試験をベースにして、さらに上を目指そうという人には「技術士補生物工学部門」がお勧めです。こちらは国家資格でもあり、かなりの難関資格なので時間をかけて十分に勉強しないと難しい試験ですが、合格すれば研究者としてのレベルがさらに一段上がることは間違いありません。

通信講座
スクール
オンライン学習
教材

(協会推奨教材)
初級バイオ技術者認定試験対策問題集
中級バイオ技術者認定試験対策問題集 (平成30年12月試験対応版)
上級バイオ技術者認定試験対策問題集 (平成30年12月試験対応版)

売れ筋教材

-

問い合わせ先

特定非営利活動法人(NPO法人) 日本バイオ技術教育学会
東京都中央区新川2-3-11 共立ビル5F
03-6262-8601
http://www.bio-edu.or.jp/

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