資格名

環境社会検定試験    
※通称「eco検定」

資格の種類

公的検定試験

主催者

東京商工会議所

資格試験の概要

「eco検定」は、複雑化・多様化する環境問題の知識を習得するためにできた試験です。環境に関する総合的な基礎知識を習得できる環境教育の入門として、体系的に勉強できるので、環境に関する知識を身に付けたい人にはおすすめの試験です。第1回試験が2006年10月15日に実施された公的検定試験です。試験は1種類で、レベル分けはされてません。通称eco検定(エコ検定)と呼ばれていますが、正式名称は「環境社会検定試験」と言います。

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環境に対する幅広い知識をもち、社会の中で率先して環境問題に取り組む“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指すのが「環境社会検定試験R(eco検定)」の考え方です。社会人の受験が全体の約8割を占めており、幅広い業種・職種の方が取得しています。

自然環境、社会・経済との関係、時事問題など、幅広い分野の環境問題に関する基礎知識が問われる試験で、企業や学生、一般の市民まで多くの人が対象の試験です。

合格率・資格難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
eco検定は基本的には ”落とすための試験”ではありませんので、検定試験自体の難易度はそれほど高くはありませんが、幅広い出題内容が特徴です。 また、受験に年齢制限がないこともeco検定の特色です。 出題される問題の中で難解な問題と言えば、毎回出題されるいろいろな環境保全に関する取り組みの歴史の問題です。例えば、オゾン層破壊に関する取り組みや地球温暖化のほか、森林保全や生物多様性保全に関する取り組みなどの歴史に関する問題は少し難解です。それと、時事問題に歴史の年号問題です。年号は覚えるしか手はありません。

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●合格率
・2021年度eco検定試験結果(全国分)
 第2シーズン(第31回) 
 合格率73.6% 
 実受験者数17,166人 合格者数12,633人
 第1シーズン(第30回)
 合格率75.0% 
 実受験者数15,763人 合格者数11,826人

※参考データ
・2020年度eco検定試験結果(全国分 )
  合格率79.1% 
  実受験者数14,770人 合格者数11,679人
・2019年度(全国分)合格率74.6%
  受験者数29,202名 合格者数21,772名 
・平成29年度eco検定試験結果(第23回試験 )
  合格率74.9% 
  実受験者数9,867人 合格者数7,394人 
・平成28年度eco検定試験結果(年度合計 )
 合格率70.7% 
 実受験者数21,504人 合格者数15,210人

受験対策・学習法ほか

環境に対する幅広い知識をもち、社会の中で率先して環境問題に取り組む“人づくり”、そして環境と経済を両立させた「持続可能な社会」を目指すための資格試験、というのがこの検定試験の考え方です。 そういう意味からも、過去の出題では、京都議定書に関する知識を問うものから、食に関する問題まで、幅広い内容となっています。特に、京都議定書に関する問題は毎回ほど出題されていますので、ISO、条約・議定書などの知識が必要です。また、最近の時事問題などについて環境白書などからも出題するとされています。勉強方法は、公式テキストを繰り返し読み、過去問と練習問題をきっちりやれば間違いないでしょう。勉強に使う教材は、公式テキストと問題集各1冊で間に合います。



21世紀は環境の世紀ともいわれます。家庭の生活も、企業の活動も、政治や経済システムも環境問題と相対しながら、いかにして持続可能で幸せな世の中を作っていくかということに密接に関わってきます。そんな時、小中高校生から現役引退後の人も受験でき、社会全体の人が環境問題について知るきっかけを与えてくれるのがeco検定です。環境問題の解決にかかわる仕事に就きたい人だけでなく、情報収集して知識を得るためにも一度は受験することをお勧めします。

受験資格

学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。誰でも受験できます。

試験方式

●IBT方式試験(インターネットを経由した試験)
●全て選択問題(マークシート方式) 
●試験時間  13:30~(制限時間2時間) 
●合格基準:100点満点とし、70点以上をもって合格

試験科目

公式テキスト(東京商工会議所編)の基礎知識と、それを理解した上での応用力を問われます。
※出題範囲は、基本的に公式テキストに準じていますが、最近の時事問題などについて環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書などからも出題する予定とされています。
※環境白書の内容については、環境省のHPで見ることができます。
※第18・19回試験については「改訂5版公式テキスト」に準拠して出題されています。
< 主な出題範囲 >
・公式テキストより抜粋(詳細は公式テキストを参照)
(1)地球を知る
 ・地球の基礎知識:地球の構造、大気・水・森林・土壌の働き、生態系 他
 ・いま地球で起きていること:人口問題、経済、食料、資源、貧困・格差 他
(2)環境問題を知る
 ・地球温暖化
 ・エネルギー(変遷と現状、再生可能エネルギー、省エネルギー)
 ・生物多様性・自然共生社会
 ・循環型社会(廃棄物処理、3R)
 ・地球環境問題:オゾン層、長距離越境移動大気汚染、森林破壊、砂漠化 他
 ・地域環境問題:典型7公害、水質汚濁、土壌環境、交通、ヒートアイランド 他
 ・化学物質
 ・震災関連・放射性物質
(3)持続可能な社会に向けたアプローチ
 ・地球サミット、環境基本法、環境保全における基本原則や手法、環境アセスメント 他
(4)各主体の役割・活動
 ・パブリックセクターの役割・取組み(国際社会、国、地方)
 ・企業の環境への取組み:CSR、環境マネジメントシステム、製品の環境配慮 他
 ・個人の行動
 ・NPO、主体を超えた連携

スケジュール

●試験実施:毎年2回(7月と12月)

2023年度第34・35回eco検定 試験日程
 IBT・CBT方式共通

試験会場

受験希望エリア
(試験会場は受験票で通知されますが、必ずしも商工会議所の所在地が試験会場とは限りません )

受験料

5,400円(税込)

問い合わせ先

東京商工会議所検定センター 03-3989-0777 (10:00~18:00)
・公式サイト http://www.kentei.org/eco/

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教材(過去問集)

2018年版 環境社会検定試験eco検定公式過去・模擬問題集

教材(テキスト・参考書)

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2020年版 環境社会検定試験eco検定公式過去・模擬問題集

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