資格名

プライベートバンカー(PB)資格

資格の種類民間資格
主催公益社団法人 日本証券アナリスト協会
資格の概要

「プライベートバンカー(PB)」とは、富裕層の方を対象として金融資産だけでなく、事業再構築や事業承継を含め生涯、複数世代にわたる計画を投資政策書として提案し、それを長年にわたってサポートする資格を持った専門家のことです。そしてその資格は「PBコーディネーター」、「プライマリーPB」、「シニアPB」の3つに分かれています。この資格は日本証券アナリスト協会が2013年6月に創設したまだ新しい資格で、富裕層や事業オーナー等の資産運用のニーズに対し、金融機関や財務コンサルタントなどがサービスの向上を図る上で必要となる幅広い知識と多面的なコンサルティング能力を認定するものです。プライベートバンカーになるためには、次のような知識が必要になります。
・ウェルスマネジメント知識(戦略立案と実行)
・税金の知識
・不動産知識
・資産運用と継承の知識
・自己抑制と職業倫理

3種類のプライベートバンカーの資格レベルは、以下のように区分できます。
・【PBコーディネーター】初級
富裕層や事業オーナーのニーズをキャッチできるレベルで、プライベートバンカーになりたい方が最初にチャレンジする資格です。
・【プライマリーPB】中級
主に金融機関の営業職の人などが受験する資格試験で、主に相続や事業承継などの知識のある中級レベルのプライベートバンカー資格です。営業経験や急な対応力も必要です。
・【シニアPB】上級
富裕層に直接アドバイスや資産運用の計画書を提案でき、信頼を得ることができる資格になります。税理士や公認会計士などとも連携して、具体的かつ総合的な解決策を提案できるスキルが求められます。
この資格は、高度な実務知識が要求されるためプライマリー・プライベートバンカー資格保有者や日本証券アナリスト協会検定会員、証券アナリスト第1次レベル試験合格などの資格がないと受験できません。※2018年9月末現在のPBコーディネーター資格認定者数は739名。プライマリーPB資格認定者数は1,569名。2018年8月現在のシニアPB資格認定者数は96名です。



試験方式

●試験はコンピュータ試験で択一式です。
試験時間
・PBコーディネーター:コンピュータ試験(試験時間120分)
・プライマリーPB:コンピュータ試験
   試験時間 第1単位(120分)/出題数(64問)
     ※試験一部免除者は100分
(証券アナリスト基礎講座修了者、証券アナリスト第1次レベル試験合格者、CMA) 
   試験時間 第2単位(120分)/出題数(合計65問)
  ※試験一部免除者は100分
(税理士、公認会計士、1級FP技能士、CFP)
   試験時間 第3単位(120分)/出題数(合計71問)
・シニアPB:コンピュータ試験+筆記試験(投資政策書を作成)
  試験時間 第1単位(180分)/出題数(50問)
 ※試験一部免除者は160分
(証券アナリスト第1次レベル試験合格者、CMA)
  試験時間 第2単位(120分)/出題数(合計35問)
  試験時間 第3単位(120分)/出題数(合計35問)

受験資格

・PBコーディネーター
  誰でも受験可能
・プライマリーPB
  誰でも受験可能
・シニアPB
  プライマリーPB資格取得者
  CMA
  証券アナリスト1次レベル合格者
  1級FP技能士
  CFP認定者

試験科目

・PBコーディネーター 
 PBコーディネーターは7科目を総合したコンピュータ試験に合格することで、PBコーディネーターの資格が認定される。
・プライマリーPB
 プライマリーPBは第1、第2、第3単位の全試験に合格することで、プライマリーPBの資格が認定される。
・シニアPB
 シニアPBはコンピュータ試験の全3単位取得後、筆記試験「投資政策書」に合格した者で、所定の実務経験のある者にシニアPBの資格が認定される。

※単位の科目内訳
・第1単位 ウエルネスマネジメント
・第2単位 不動産 税金
・第3単位 リレーションシップ・マネジメント 信託・エステートプランニング  マス富裕層 職業倫理

スケジュール

(コンピュータ試験)
・予約受付:受験希望日の3営業日前まで(土日受験の場合は4営業日前まで)予約可能です。
※申込日を1日目として60日目まで受験希望日として選択可能。
・申し込み:オンラインにて申し込みが可能です。試験予約
・試験実施期間:月~日のすべての曜日で実施(祝日および年末年始休業を除く)
・合否結果:試験会場の画面で試験結果の確認および結果レポートが受け取れます。
※試験日の3営業日前まで(土日受験の場合は4営業日前まで)変更・キャンセルが可能です。

試験会場

全都道府県100カ所以上
試験会場検索

受験料

・PBコーディネーター:7,000円(税込)
・プライマリーPB
  第1単位:8,200円(税込)
  第2単位:8,200円(税込)
  第3単位:8,200円(税込)
・シニアPB
   第1単位:12,300円(税込)
   第2単位:9,300円(税込)
   第3単位:9,300円(税込)
   筆記試験:10,300円(税込)

資格難易度

●難易度
   ・PBコーディネーター 「C-下」 やや易(下位)
 ・プライマリーPB     「B」普通   
 ・シニアPB        「B-上」 普通(上位)   
●合格率
(平均合格率)
 PBコーディネーター 90~95%
 プライマリーPB   80%前後
 シニアPB      60~65%
 (累計合格率) (2014年~2018/3月末)
 PBコーディネーター 82%
 プライマリーPB   第1~第3単位合計70.5%
 シニアPB      第1~第3単位合計58.5%
 シニアPB(筆記試験) 20.7%

【資格の難易度レベル】
・PBコーディネーター 
3級FP技能士より、やや難しい程度で金融関係の知識もそれほど必要なく、テキストだけで合格は可能です。
・プライマリーPB 
FPレベルの金融関係等の知識が必要ですが、さらにその上に富裕層ビジネスに関連した専門知識が求められるため、難易度はFP2級よりやや高い。  
・シニアPB
かなり難易度高く、資産運用に関しては、証券アナリスト1次レベル。筆記試験の難易度が高く、全体的には1級FP技能士レベル。金融関係の資格の中でも難易度は高い方と考えてよい。

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受験対策&
資格の将来性

わが国においては、高齢化・長寿化が進む中で、5千万円以上の金融資産を保有する富裕層のマーケットが拡大しています。それに合わせて金融業界でも富裕層ビジネスを強化するため、従来の営業スタイルからお客様のニーズに応えるコンサルティング営業へと転換しつつありますが、顧客の多様なニーズに合った総合的な金融サービスを提案できる能力を証明することが大きな課題となっており、プライベートバンカー(PB)へのニーズが急速に高まってきています。

このPBと同様の仕事を担うのがファイナンシャル・プランナーですが、ファイナンシャル・プランナーは、保険、年金、住宅ローンといった個人のライフプランに関わるアドバイスが中心になっています。
一方、PBの場合は事業承継や相続対策が中心になりますが、不動産や金融資産の運用、税金対策、保険提案など、顧客の事業やファミリーに関する課題の解決にまで取り組まなければなりません。

資産活用や承継などに携わることから総合的なコンサルティング能力が身に付くため、このPB資格を活かせる職業としては「個人向け資産運用アドバイス」などでしょう、また会社勤めであれば、金融機関で富裕層担当、または外資系企業などになります。

2018年1月~3月のPB試験のデータが公表されましたが、それを見ると、プライマリーPBとシニアPBの受験者数、合格者数が大幅に伸びています。前期間(2017年10月~12月)と比較すると、合格者数は両資格ともに2倍以上まで増えています。これは各金融機関において、実務者に対するPB資格のニーズが高まっていることを表していると言えます。
また最近、事業承継税制が10年間の特例措置として抜本的に拡充されたこともあり、信頼できるパートナーとしてのプライベートバンカーの活躍がこれまで以上に期待されることになるはずです。

通信講座

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スクール

協会主催 「セミナーとスクール」

協会主催「PBコーディネーター資格取得コース」

オンライン学習

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教材

「PBコーディネーター」試験対策テキスト

「プライベートバンカー」

売れ筋教材

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問い合わせ先

公益社団法人 日本証券アナリスト協会
東京都中央区日本橋兜町2-1 東京証券取引所ビル5F
●PB問い合わせ先
tel:03-3666-1438
mail:pb@saa.or.jp
●受験手続きについて
tel:03-3666-1511
mail:p-pb@saa.or.jp

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