資格名 | マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
Microsoft Office Specialist |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | マイクロソフト社 |
資格の概要 | 2003年11月1日より名称が「MOUS試験(Microsoft Office User Specialist)」から、新名称「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)」に変更になりました。この変更は本試験がMicrosoft Officeの利用能力を測る試験であることをより広くアピールするために、世界統一表記として、米国マイクロソフトにより決定されたものです。
この試験は、マイクロソフトが認定する一般パソコンユーザーを対象とした資格認定制度です。
「Word」「Excel」 「PowerPoint」「Access」「Outlook」のアプリケーションについてマイクロソフトオフィスの各バージョン、およびレベルごとにWindowsマシン上で行う実技があります。実際にパソコンを操作する実技形式で行われるため、MOSを取得することは実践的なパソコンスキルを有することの証明となり、就職・転職時のアピールとしても活用できます。Microsoft Office 製品のアプリケーションソフトのスキルを判定する世界共通(全世界約30カ国以上で実施)の認定資格試験になっています。
MOS試験のWordとExcelには、一般的な基本機能が中心の「一般レベル」と、より高度な機能が身につく「上級レベル(エキスパート)」の2つのレベルが用意されており、自分のレベルに応じてどちらを受験するか選ぶことができます。
※2024年7月末現在で、累計受験者数が514万人を超えた人気のある資格試験です。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度
一般レベル「D」 易しい
上級レベル「C-下」 やや易しいの下位
【資格の難易度レベル】
MOS試験は、WordやExcelなどのソフトをどのくらい使いこなせるか、という証明となる試験なので一般の資格試験とは少しニュアンスが違います。独学でも勉強すれば十分合格できるのですが、あくまでも合格したという結果が残るだけで、一番大事な「正しく使いこなす」ということではありません。MOS試験は、パソコンでOfficeソフトを正しく使いこなすために取得する資格なので、習得したい方はパソコン教室に通うのがベストです。特に初心者の方で、Officeをあまり理解できていない人が、独学で受験勉強しても、本当に必要な力は十分に身につきません。
一般的に習得するには、およそ1ヶ月~3ヶ月くらいと言われますが、MOS試験には選択できるバージョンがいくつかあり、それによっても変わってきますし、基礎知識やスキルの有無によっても習得までの時間は違ってきます。パソコン教室であれば、本当の意味での理解も出来ますし、きちんと勉強する環境が整っていますので受験の難易度も大きく変わってきます。
ここでは、一般レベルの難易度を【「D」易しい 】の評価をしていますが、あくまでこの評価は、パソコン教室で受講し、受験することを前提にした難易度評価です。独学でもMOSに慣れた方なら2週間程度、MOS試験の初心者でも早い人なら1ヶ月~1ヵ月半程度あれば一般レベルは克服可能です。
MOS試験は過去の試験問題は公表していませんので、勉強法はMOS初心者でもテキストと問題集を2冊ほど準備して、問題をタスク毎に繰り返し解き、分からないところはテキストで確認するという練習を繰り返し行い、試験前には時間内に終了できるように練習しておけば間違いありません。100点満点は必要ありません、問題集で85点~90点取れていれば十分チャレンジし合格できます。どれだけ出来たかより、1度間違えた問題を2度と間違わないことに重点を置いて、取り組めば結果はついてきます。
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●合格率
非公開
合格率は非公開ですが、受験者数と合格者数からみると合格率は80~90%前後と思われます。
合格点は各科目により異なりますが、1000点満点で550点~850点となります。
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試験の内容・勉強法 | MOS試験は「Word」「Excel」「PowerPoint」など、Officeのソフトウエアごとに実施され、WordとExcelにだけ「一般レベル」と「上級レベル(エキスパート)」の2つのレベルがあります。
マイクロソフトのOffice製品はそのバージョンごとに新しい機能が追加されたり、改良されたりしていますので、MOS試験ではバージョンが違う場合、同じ「Word」であっても、それぞれ別の科目と考え、試験科目は個々に独立しているため、最初からエキスパートレベルの受験も可能ですし、1科目ごとに認定も受けられます。従って、受験者の資格取得の目的が就職対策である場合、目指す企業がどの分野の人材を求めているのかとか、自分が目指す分野はどういったところなのか、ということを念頭に置き、受験するMOSの受験科目を選択するとよいでしょう。
確かにMOSは累計で500万人を超える受験者がいるほどの人気資格試験です。ただ、需要はありますが、もうMOSだけで就職が有利になるという時代ではありません。MOS取得は最低条件が満たせたという程度に考えることです。
従って、MOSに合格した人は、第1ステップの目標は達成できたので、次に目指すことを考えねばなりません。次に目指すステップ2の資格は、一つはハード関係の資格が良いと思いますが、ハード関係は「できる、できない」が明確に出やすい分野なので、それを避けたい人は、 VBAエキスパート、IC3、ITパスポートあたり、その次には、基本情報技術者か.com Masterを狙って勉強したら良いのではないでしょうか。
MOSを独学で勉強しマスターしたい人は、学習を始める前に試験対策教材を準備するときに、まず①アプリケーション ②試験のバージョン ③試験のレベル、この3つを決めなければなりません。
それで①、②、3に合った試験対策教材を準備できます。テキストと問題集で試験範囲の勉強を終えたら、よく分からなかったところや自信がないところなどをもう一度復習します。それがひと通り終われば、次は過去問を繰り返し解いて苦手なところを残さないように、穴をふさぐ勉強をしたら、最後に時間を計測して模擬試験をやっておくことです。80点以上を目標としてください。 |
試験日程 | MOSの受験方法には「全国一斉試験」 と 「随時試験」の2通りがあります。
・試験実施
全国一斉試験:原則的に月1~2回、毎月第1、第3日曜日に実施されています。
随時試験:試験会場が設定する任意の日(会場ごとに実施日程が異なります)
・申込受付
随時受付
・申込方法
随時試験:最寄りの試験会場を検索、試験会場へ直接申込
(会場により、インターネット・電話・会場受付等あり)
全国一斉試験:インターネット申込み(クレジットカード払い)
・結果
試験終了後、すぐに確認できます。
全国一斉試験
2025年 MOS試験日程(全国一斉試験)
次の試験日:2025年2月23日(日)
随時試験
随時試験
試験日:毎日実施(会場により異なります) |
受験資格 | 年齢・国籍を問わず、誰でもご受験できます。(但し、未成年は保護者の同意が必要) |
試験会場 | 全国 約1700ヵ所(マイクロソフトが試験会場として認定したパソコンスクールや教育機関など)
・全国一斉試験
試験日程と試験実施地域
・臨時試験
全国のオデッセイコミュニケーションズ試験会場 |
受験費用 | 受験料
■【一般レベル】
一般価格:10,780円(税込) 学割価格:8,580円(税込)
・Word [ 365 / 2019 / 2016 ]
・Excel [ 365 / 2019 / 2016 ]
・PowerPoint[ 365 / 2019 / 2016 ]
・Access[ 2016 ]
・Outlook[ 2019 / 2016 ]
■【上級レベル】
一般価格:12,980円(税込) 学割価格:10,780円(税込)
・Word [ 365 / 2019 / 2016 ]
・Excel [ 365 / 2019 / 2016 ]
・Access [ 2019 ] |
試験方式 | ●試験方式
一般レベル、上級レベル、共にすべてCBT方式の試験です。(パソコンの持ち込みは出来ません)
試験はすべて各試験会場に用意されたWindowsマシンを使った実技試験で、問題の指示に従って正しい操作が行えるかを判定します。筆記試験は一切ありません。
※試験科目は個々に独立していますので、最初からエキスパート(上級)での受験も可能です。
・試験時間
50分
・問題数
約30~40問(受験する回ごとにばらつきがあります)
※合格基準
1000点満点で550点~850点の範囲が目安、問題セットにより異なります(難易度により変動)
合格点は試験終了後にパソコン画面に表示されます。 |
試験科目 | WordとExcelには、一般レベルと上級レベルの2つのレベルが用意されています。
※詳しい試験科目や試験範囲の内容は下記の各科目のリンク先を参照ください。
■Word
・一般レベル:Word 365 Word 2019 Word 2016
Wordでの基本的な編集機能を理解。文字サイズやフォントの変更、表の作成・編集、作成した文書の印刷など、Wordでの基本的な編集機能を理解している。
・上級レベル:Word 365 エキスパート Word 2019 エキスパート Word 2016 エキスパートWordでの高度な機能の理解。スタイル機能や目次・索引作成などの長文機能、他のアプリケーションソフトからのデータ取り込みなど、Wordでの高度な機能を理解している。
■Excel
・一般レベル:Excel 365 Excel 2019 Excel 2016
Excelでの基本的な操作の理解。数式や基本的な関数の作成、セルの書式設定、グラフ作成など、Excelでの基本的な操作を理解している。
・上級レベル:Excel 365 エキスパート Excel 2019 エキスパート Excel 2016 エキスパートExcelでの高度な機能の理解。ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則の設定、マクロの作成・編集など、Excelでの高度な機能を理解している方
■PowerPoint
・一般レベル:PowerPoint 365 PowerPoint 2019 PowerPoint 2016
スライドマスターの編集、アニメーションや画面切り替え効果の適用
■Access
・一般レベル:Access 2016
基礎的なデータベース設計の原則を理解。テーブル、リレーションシップ、クエリ
・上級レベル:Access 2019 エキスパート
■Outlook
・一般レベル:Outlook 2019 Outlook 2016
メールの作成・編集、予定表の管理や活用、タスクの管理や依頼、機能の活用 |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】
・資格の難易度とランキング
・ジャンル別資格の難易度ランキング
●試験関連情報
2022年9月より試験のバージョン名が「365&2019」から「2019」に変更となりましたが、試験の出題範囲および学習内容に変更はありません。
●関連資格
MOSマスター
IC3
ITパスポート |
問い合わせ先 | MOS試験運営会社
株式会社オデッセイコミュニケーションズ
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル
TEL 03-5293-1888(代)
主催者
マイクロソフト社 |
【以下の各項には一部広告が含まれています。】 |
教材(テキスト・参考書) | MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)試験対策教材
翔泳社の「MOS学習教材」
各出版社のMOS対策教材をみる。
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教材(過去問・問題集) | MOS対策問題集
MOS よくわかるマスターシリーズ |
講座・スクール | ◆マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)通学・通信講座一覧

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