資格名

・正式名:マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト・マスター(Microsoft Office Specialist Master)※略してMOSマスターと言います。
※Microsoft Office Master(マイクロソフト・オフィス・マスター)とも言います。

資格の種類

民間資格

主催者

株式会社オデッセイコミュニケーションズ

資格の概要

Microsoft Officeの同一バージョン(Office 2010、Office 2007、Office 2003)のなかで、所定の4科目に合格した人には、Office製品の複数のアプリケーションを使いこなせる、総合的なスキルを証明する「マイクロソフト・オフィス・マスター」の認定証が発行されます。 
認定を受けるには、Microsoft Officeの同一バージョンで、必須3科目と選択1科目の計4科目に合格しなければなりません。
また、マスターの称号は、全科目の合格後に、オンラインで申請手続きをしなければ得られませんが、全4科目について各合格認定証または、試験結果レポート記載のIDが申請に必要になります。 

●Office 2007マスターの場合
必須3科目
・Word 2007 エキスパート (上級)
・Excel 2007エキスパート (上級) 
・PowerPoint2007
選択1科目
・Access2007 又は、 Outlook2007
※「Office 2007 マスター」 は、Word 2007 エキスパートとExcel 2007 エキスパートが開始されたため、 2012年1月1日からエキスパートが必須になり 、 Word 2007 エキスパート(上級)と、Excel 2007 エキスパート(上級)、PowerPoint 2007 が必須3科目になり、Access 2007 または Outlook 2007が選択1科目になりました。

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●Office 2010マスターの場合
 必須3科目
・Word 2010 スペシャリスト (一般)
・Excel 2010 スペシャリスト(一般)
・PowerPoint 2010
選択1科目
・Access 2010 又は、Outlook 2010
※マイクロソフト オフィス製品は、バージョンごとに新しい機能が追加・改良されるため、「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」は、バージョンごとに試験が用意されています。
なお、試験科目は個々に独立していますので、最初からエキスパート(上級)の受験も可能です。 
※「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト(MOS)」はバージョンごとに試験が行われ、例えばWord2007とWord2010は同じWordのソフトですが、バージョンが違えば違う試験になります。最新バージョンであるWord2010に合格したとしても、Word2007に合格したことにはなりません。 
※ Office XPバージョンの試験は2011年7月31日で終了し、マスター認定も2011年10月31日で終了しました。

試験の合格率・難易度

難易度 
  「D」  易しい  

【資格の難易度レベル】
MOS試験は、落とすための試験でなく、試験を通じて必要なPCスキルを身につける、という目的があり、簡単に言えば、マイクロソフト・オフィスシリーズの機能の使い方を覚えればいいので、独学でも十分に資格は取得可能です。試験対策は、FOMなど信頼できる市販の本と付属のCD-ROMを十分にやりこなして、正答率が常時90%以上を目指してやっておけば、十分合格できる試験です。勉強の仕方さえつかめば、どの科目もそれほど難しくはありません。officeがある程度でき、基礎が出来ている人であれば、一通りスキルとタスクをやって模擬試験で理解しておけば、Microsoft Office Specialist問題集だけで十分だと思います。
ただ、MOSマスターを取得するまでには、最低4回の試験に合格しなければなりません。1回あたりの検定料金が1万円以上なので、お金が結構かかるところがこの試験のネックになっています。 
学習方法は、全国のパソコンスクールや専門学校などでMOS取得コースが組まれていますが、最近はすぐれた対策テキストもたくさん市販されていますので、自宅での学習を毎日続けてできる時間のある人は、独学で各タスクを”正しい手順”で”時間内にできるように”、を考えて繰り返し準備学習をすることが効果があります。
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●合格率
  非公開(合格率は高い)
※合格率は非公開ですが、受験者数と合格者数からみると合格率は80~90%前後と思われます。

試験の内容・勉強法

MOS試験では、与えられた課題を確実に、間違いなく作業できるかで判定されます。間違った操作も全て記録されてしまうため、課題を仕上げる過程で”いかに間違いなく操作したか”ということがポイントになり一番重要視されますので、受験科目のタスクを確実にマスターするようにしなければなりません。また、MOS試験では実際のパソコンソフトを操作する試験のほかに、シュミレーション問題がいくつか出題されます。本番で困らないように、あらかじめ内容を理解しておいた方がいいでしょう。また、本番で「スキップ機能」を知らないために、時間を大きくロスしている場面をよく見ます。MOSのスキップ機能は、「スキップボタン」を押すことで、いま目の前に表示されている問題をひとつ飛ばして次の問題に取り掛かることができる機能です。逆に、ある問題を解いている最中にスキップ機能を使ってしまうと、今までに行った作業が全てクリアーされてしまう機能を合わせ持ちます。必要なところでは大変有効ですが、便利なだけの機能ではないので、使い方には十分気をつけないといけません。このスキップ機能の一番使えるところは、最後の問題を終了した後、まだ残り時間があった場合は改めて飛ばした問題に戻ることができるところなのです。CDなどでの模擬試験などの時に十分に慣れておきましょう。

マイクロソフト認定資格は、実践的スキルや幅広い知識を認定する世界共通資格です。日常使用する基本的な機能を、どれだけ把握し正確な操作ができるかを判断する試験ですが、MOSマスター資格はMOS試験の、各アプリケーション1科目ずつの合格でなく、総合的なスキルをアピールできる資格として、就職・転職に役立つ生きた使える資格と言えます。また、複数のアプリケーションを効果的に使えるスキルが身につくことで、実務面でも仕事や作業の効率アップが図れるだけでなく、MOSマスター取得という結果が、受験者の自信にもつながることによる効果も大きいと思います。

最近では、 職業訓練校の就職支援などでもMOSの受験を勧められることが多く、どんな職種に就いている人にでもMOSの知識は役に立ちます。特に、エクセルとワードは需要が高く、就職や転職などのアピールのために、とりあえず何か資格を取得したい人には、最適な資格と言えます。 マスターすれば、事務系の作業全般に活用できますが、あくまで今はこのレベルは最低ラインであり、事務系の仕事に従事する人なら使いこなせて当然の能力です。MOSがある事で就職が有利になる事はありませんが、それでも、AccessならMOTレベル、Excelならマクロを十分に使いこなせれば、貴方の価値はかなり上がるはずなので、勉強をして使えるようになっておけばベストでしょう。
ある統計によると、企業が従業員に取得してほしいと望んでいる資格のランキングで、「MOS」はIT(パソコン関連)部門の第2位にランキングされています。

Officeのソフト機能は、Exsel(表計算、データ整理・分析、グラフの作成)、Word(あらゆる文書の作成)、Access(データベース管理、クエリーによる抽出)、PowerPoint(プレゼンテーション資料の作成)、Outlook(メールの送受信)なので、たとえば、目標が一般的な事務作業ならExcelやWord、技術系志望なら、データベースを使ったデータ管理が必要となるためAccessの技術が必要になります。商品の企画や開発ならば、商品説明や社内での会議でPowerPointは絶対必要です。現場の事務や業務関係の仕事ならOutlookの技術は必ず必要になります。
求人などを見ても、事務職採用の場合などはWordやExcelが使用できることを採用の条件にしている企業も多く、Officeは基本的なコンピュータ・スキルになっています。 

試験日程

●全国一斉試験
・毎月1~2回、全国で一斉に実施されます。
※原則、毎月いずれかの日曜日に実施されます
2023年MOS試験全国一斉試験日程

●随時試験
・受験:随時(専門学校などで平日や土日に開催されています)
・結果は当日発表 
随時試験の申込み方法

受験資格

年齢・国籍を問わず誰でも受験できます

試験会場

受験費用

1科目  一般価格 10,584円(9,800円+消費税8%)  ⇒科目別受験料

試験方式

  • 「マイクロソフト・オフィス ・スペシャリスト(MOS)」は実務スキルを証明する資格なので、筆記試験はありません。WordやExcelの操作方法のテストです。
  • 試験会場に用意されているパソコンを使っての実技試験で、 制限時間は50分、約20~35問に解答する方式です。 
  • 試験結果は、解答後すぐにパソコン上に表示され、合否が判定されます。

試験科目

●Office 2010 の場合 
・必須3科目:Word 2010スペシャリスト(一般) Excel 2010スペシャリスト(一般) PowerPoint 2010スペシャリスト(一般)
・選択1科目Access 2010または Outlook 2010 
・問題数
 約20~45問(問題数は科目によって異なります。)
・出題形式
 コンピュータを使った実技試験(CBT試験)
・試験時間
 50分
・試験範囲

  • Word 2010:①文書の共有と管理、②コンテンツの書式設定、③文書の変更履歴と参考資料、④差し込み印刷の実行、⑤マクロとフォームの管理
  • Excel 2010:①ブックの共有と管理、②数式と関数の適用、③視覚的なデータの表示、④マクロとフォームの操作 
  • PowerPoint 2010:①PowerPoint 環境の管理、②プレゼンテーションのスライドの作成、③グラフィックやマルチメディア要素の操作、④グラフや表の作成、⑤画面切り替えやアニメーションの適用、⑥プレゼンテーションの共同作業、⑦プレゼンテーションの配布準備、⑧プレゼンテーションの配布
  • Access 2010:①Access 環境の管理、②テーブルの作成、③フォームの作成、④クエリの作成と管理、⑤レポートのデザイン
  • Outlook 2010:①Outlook 環境の管理、②アイテムの作成、書式設定、③電子メールメッセージの管理、④連絡先の管理、⑤予定表の管理、⑥タスク、メモ、履歴の操作

試験関連情報

問い合わせ先

株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ カスタマーサービス
TEL.03-5293-1881( 平日 10:00~18:00 ) 
http://mos.odyssey-com.co.jp/ask/

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