資格名

あん摩マツサージ指圧師
※一般的な読み名は「マッサージ師」

資格の種類

国家資格

主催

認定:厚生労働省  実施:東洋療法研修試験財団

資格の概要

「あん摩マツサージ指圧師」は法律に基づく国家資格です。この資格は学校を卒業したからもらえるという資格ではなく、卒業すれば国家試験を受験する資格が与えられるというだけです。あん摩マッサージ指圧師国家試験の受験資格を得るには、高校卒業後、文部科学大臣または厚生労働大臣認定の学校・養成施設(大学・短大・専門学校など)で3年以上必要な知識と技能を修得することが必要になります。最低でも3年間学ばなければ国家試験受験資格は得られません。
  ⇒ 医療関係職種養成施設
これらの養成学校では、あん摩マッサージ指圧師になるために必要な専門科目を学び、また実習を通してその技術も体得していきます。厚生労働省によると、あん摩マッサージ指圧師の学校・養成施設は全国で25校ほどしかありません。よって、各校には定員数が設けられていることから入学試験の倍率が高くなる傾向が想定されます。
※養成学校の入試は面接と小論文の形式が多いようです。中には手先の器用さを測るための実技試験、知性を測るためのペーパーテストがある学校もあります。


そして、あん摩マッサージ指圧師になるには、受験資格を取得後、あん摩マッサージ指圧師の国家試験に合格しなければなりません。合格すると免許が与えられます。
国家試験は、基本的には筆記試験ですが、視覚障害者については申請により以下の方法による受験を認められています。
(1).拡大文字、超拡大文字又は点字による受験
(2).(1)の方法と試験問題を録音したテープの使用又は試験問題の読み上げの併用による受験。ただし、文部科学大臣の認定した学校の長又は厚生労働大臣の認定した養成施設の長がやむを得ないと認めた者に限る。
(3)照明器具、読書補助具、点字タイプライター等の使用による受験。

※あん摩マッサージ指圧師と似たような職業に「整体師」や「マッサージ師」がありますが、これらはあん摩マッサージ指圧師と違い国家資格を必要としません。

試験方式

●試験方式
 ・筆記試験: (四肢択一) マークシート方式
 ・出題数:午前・午後各75問(合計150問)
※実技はありません。筆記試験がメインになります。
 ・合格基準:試験は150点満点中90点以上取れば合格となります。
※合格基準は合格発表後に掲示されますが、「あん摩マッサージ指圧理論」を3割以上取らないと他の科目が満点であってもその時点で不合格となります。但し、あん摩マッサージ指圧理論が悪くても総合点で90点以上取れば合格となります。

受験資格

●学校教育法第90条第1項の規定により大学に入学することのできる者で、3年以上、文部科学大臣の認定した学校又は厚生労働大臣の認定した養成施設(専門学校)で必要な知識及び技能を修得した者
●著しい視覚障害者については、学校教育法第57条の規定により高等学校に入学することのできる者で、あん摩マッサージ指圧師は3年以上上記の学校又は養成施設で必要な知識及び技能を修得した者
※鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の国家試験を受験するためには、いずれも3年間以上の通学義務があります。

試験科目

●試験科目(12科目)
(1)医学概論(医学史を除く)
(2)臨床医学総論
(3)衛生学・公衆衛生学
(4)関係法規
(5)解剖学
(6)生理学
(7)病理学概論
(8)臨床医学各論
(9)リハビリテーション医学
(10)あん摩マッサージ指圧理論
(11)東洋医学概論・経路経穴概論
(12)東洋医学臨床論

スケジュール

・試験実施:毎年1回実施(2月下旬の土曜日)
・受験申請:12月上旬~下旬
・合格発表:例年3月下旬
※試験は毎年2月に行われ、同年の3月に養成校を卒業予定の人も卒業見込みで受験が可能。

平成31年度あん摩マッサージ指圧師国家試験日程
・試験日: 平成31年2月23日(土)
・願書受付:平成30年12月3日(月)~12月20日(木)
・合格発表:令和2年3月26日(火曜日)午後2時

試験会場

・晴眼者
   宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、鹿児島県
・視覚障害者
   各都道府県

受験料

11,600円

資格難易度

難易度 
  「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
試験は実技試験はなく筆記試験のみなので、養成学校在学中にきちんとまじめに授業を受けて、予習・復習もしていれば、問題なく合格できるレベルといえるでしょう。養成学校では、国家試験対策の授業も行われており、効率的に勉強することができます。試験の合格率は、ほぼ毎年80%を超え、ほとんどの人が試験に合格できる状況ですので、落ちこぼれにならないように学校でしっかり勉強しなければなりません。あん摩マッサージ指圧師の場合、国家試験よりも養成学校に入学することの方が難しいという声も聞かれます。

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・合格率 
 平成31年第27回あん摩マッサージ指圧師国家試験結果
  合格率86.8% 受験者数 1,498名 合格者数 1,300名
   ※合格基準合計150点満点とし、90点以上の者を合格とする。

※参考データ
・平成30年第26回あん摩マッサージ指圧師国家試験結果
  合格率83.0% 受験者数 1,584名 合格者数 1,315名
    ※合格基準合計150点満点とし、90点以上の者を合格
・平成29年第25回あん摩マッサージ指圧師国家試験結果
  合格率84.6% 受験者数 1,601名 合格者数 1,354名    

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受験対策・資格の将来性

あん摩マッサージ指圧師は日本の伝統医療の一つです。高齢化社会になった現在の日本では、身体機能の低下や、さまざまな不調に悩む高齢者が急増している一方で、「癒し」や「リラクゼーション」を求める人も多く、介護施設などではマッサージの需要も高まっています。
リラクゼーションサロンが増えていますが、「マッサージ」という医療行為は医師とあん摩マッサージ指圧師にのみにしか認められていません。こういった状況からも、これからの将来には、あん摩マッサージ指圧師の活躍の場は広がっていると考えていいでしょう。

あん摩マッサージ指圧師は、筋肉の緊張を解くことで血行を改善し、全身の機能の回復を図り、健康増進や疾病の予防、痛みの軽減や治療などの施術を行う医療の専門職です。特別な医療分野だけでなく、スポーツや美容、保健などの分野でも需要が増大しています。
はり師・きゅう師と試験科目が一部共通していることから、資格を合わせ持つことで仕事の幅が広がるため、複数の資格を取得している方が多いのが特徴です。

資格取得後の就労に関しては、欲張って贅沢さえ言わなければかなりあります。また、腕に自信が持てれば自分で施術所を開設し、独立開業も夢ではありません。多くの人の役に立ち、また一生働ける資格として今後ますます注目されていく可能性があります。

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問い合わせ先

公益財団法人 東洋療法研修試験財団
URL: http://www.ahaki.or.jp/