資格名

ロシア語検定試験 ТРКИ(テ・エル・カ・イ)

資格の種類

国家試験(ロシア)

主催

日本対外文化協会内 ロシア語検定試験実行委員会

資格の概要

「ロシア語検定試験」は、外国語としてロシア語を学ぶ人のための、ロシア連邦教育科学省が認定する国家能力試験です。 ロシア語の省略形はТРКИです(テ・エル・カ・イ)。
ロシア連邦教育省が正式に認定している国家試験なので、ロシア語検定の中では一番権威があるとされています。ロシア語を本格的に勉強される方は、このロシア語検定試験を受けるのがいいでしょう。ロシア語検定試験は、習得したロシア語が実際にどのくらい活用できるのか、またどのくらいコミュニケーションをとることができるのか、というその能力を判定する試験です。
検定レベルは、学習歴の浅い順から入門レベル、基礎レベル、第1レベル、第2レベル、第3レベル、第4レベルの6つの段階に分けられています。

第1レベルはロシアの大学に入学できる語学力なので、第1レベルに合格すると、ロシアの大学に入学できる語学力を持っていると判断されます。また第2レベル又は、第3レベルに合格するとロシアの大学院に入学できる語学力を持っていると判断されます。さらに第4レベルはネイティブと同等のレベルです。普通は第1レベルまで話せるロシア語力があれば、全く問題なく生活でき、働くこともできるでしょう。尚、このロシア語検定試験に合格すると、ロシアの大学に入学する権利が得られます。

※現在、日本ではいくつかの団体がロシア語の検定試験を実施していますが、主なものは次の二つです。
(1)ロシア語検定試験 ТРКИ
  ロシア連邦認定の国家試験 普通「ロシア語検定」と言うと、このТРКИを指します。
(2)ロシア語能力検定
   ロシア語能力検定委員会認定の日本語話者向けのロシア語の検定試験 
紛らわしい名前ですが、両者は違います。

試験方式

・試験形式:筆記および会話
・試験当日持参する物
 受験票、青か黒のボールペン、辞書。
 但し、辞書を使用できる科目は以下のとおり
 1)入門、基礎、第1レベルでは、読解、作文、会話の一部で露和・和露辞典、および電子辞書が使用できます。
 2)第2、第3レベルでは、作文、読解の一部で露露辞典のみを使用することができます。
 3)第4レベルでは辞書は使用できません。
・試験時間(集合:9時15分  試験開始:9時45分)
 文法・語彙 50~90分
 読解 45~60分
 作文 50~80分
 聴解 25~45分
 会話 20〜60分
・合格ライン
 各レベルともに試験科目5科目それぞれが66%以上
※なお、4科目が66%以上でかつ、残り1科目が60%以上の場合も合格とみなされます。
 一度目の受験で基準点に達しない科目が2科目までの場合に限り、合格科目は2年間有効とされ、2年以内に不合格科目のみを再受験することができます。
 全科目が基準点数に達すると、成績表とレベル認定証が授与されます。

受験資格

特になし。誰でも受験できます。

試験科目

・試験科目
  文法・語彙、読解、聴解、作文、会話 の5科目
(第1レベル)
 文法:3択または4択の中から選択(出題数 165題)
 聴解:1度しか流れない
 作文:自由作文1題と、長文を読んでそれに対する意見を書く問題一題/ 60分
 読解:辞書持ち込み可
 会話:ロシア人の試験官と面接
(第2レベル)
 試験内容は、読解、文法、聴解、作文、面接の5つを1日または2日で済ませます。
 読解と作文は露露辞典持ち込み可。全て66%以上で合格。

スケジュール

・試験実施:年1回(8月下旬)
・受付:4月上旬~7月下旬  
・合否判定:10月下旬  

※2019年ロシア語検定試験日程
・試験日:8月22日(木)・23日(金)・24日(土)・25日(日)
入門レベル、基礎レベル、第1レベルの受験者は、上記4日間から希望日を決められます。また、第2レベル、第3レベル、第4レベルの受験者は、二日に渡って受験することも可能です。

(注)ロシア語検定試験は受験者数の定員があり全レベル合計で100名、先着順になっています。

試験会場

・東京 東海大学 高輪キャンパス

受験料

・5科目全部の検定試験を受ける場合
  入門レベル、基礎レベル、第1レベル:22,000円
  第2レベル、第3レベル、第4レベル:24,000円

※合格基準点に達しなかった科目を再受験する場合
  入門レベル、基礎レベル、第1レベルの再受験:11,000円
  第2レベル、第3レベル、第4レベルの再受験:12,000円

資格難易度

難易度 
 ・入門レベル  「C」 やや易しい
 ・基礎レベル  「C」 やや易しい
 ・第1レベル   「B-下」 普通の下位
 ・第2レベル   「B-上」 普通の上位   

【資格の難易度レベル】
ロシア語検定の入門レベルと基礎レベルは一人で勉強しても合格可能ですが、第1レベルは会話の経験がないとかなり苦しいと思われます。第1レベルは英語のTOEIC550点前後に相当し、第2レベルはTOEIC800~850点相当と言われます。第1レベルから第2レベルに上がると、難易度が一気にレベルアップします。特に文法、作文、聴解の難易度が非常に高くなります。第2レベルが合格できれば、生活などでは支障がなくロシア語能力があるといって良いレベルなので、ロシア語能力検定で言えば2級と同等かそれ以上のレベルになります。ロシア留学する人は、目標として第2レベルを取得します。第2レベルより上は、ロシア語ネィティブと、それこそ数年かけて話しているような経験がないと合格は難しいです。

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受験対策・資格の将来性

ロシア語検定試験は、文法や語彙に関してはテキストや文法教材がずいぶん出ているため、まじめに勉強すれば合格できますが、日本人にはロシア語を日常で話す機会が少ないこともあって、聞き取りや会話が合格・不合格の分かれ目となる傾向があります。そのため、会話を中心に勉強することをお勧めします。会話を習得する過程で聞きとり能力も作文の能力も、語彙も増えていくはずです。また、試験は毎回出題形式が同じなので、試験の見本をみながら勉強するのがいいと思います。
この試験では第2レベルまで合格できれば生活などでは困らない程度のロシア語能力があると考えていいでしょう。これはロシア語能力検定で言うと2級と同等かそれ以上のレベルに当たります。
仕事に関しては、当然のことながら国内外を問わず、ロシア語を使用する職場が対象となります。国内ではマスコミ関係や商社、JETROなどがありますが、ロシア語のできるレベルによっても変わります。例えば、日常会話ができるぐらいのレベルなら、貿易会社の事務や助手などもありますが、ネイティブレベルで話せれば商社や貿易会社などで活かせます。

◆「ロシア語検定試験」と「ロシア語能力検定」の違いについて
・ロシア語検定試験
ロシア圏では権威のある試験ですので、ロシアの大学などに留学する人やロシア圏で仕事をするというような人には必須といっても良い試験です。傾向として、ロシアへの留学・ロシアでの仕事を考えられている方や、上位レベルのロシア語習得を目指した方の受験が多い試験です。
ただ、ロシア語能力検定と比較して受験料がかなり高く、さらに受験地も限定されているため気軽に受けることができないデメリットがあります。だから何度も受験しなくてもいいようにしなければなりません。

・ロシア語能力検定
和訳、露訳があるのでロシア語の読み書きをできることをアピールできる分、ロシア語能力検定の方が国内就職を考えているのであれば有利になる可能性はあります。現に、ロシア語能力検定は日本国内で仕事上や就職においてロシア語レベル・実力のアピール材料として、また自分自身のレベルチェックのために受験されることが多い試験です。但し、ロシア語能力検定を就職などでアピールするには最低2級が必要となるかと思います。

通信講座

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スクール

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過去問

ロシア語検定試験 見本テスト・練習問題(日本対外文化協会)

教材

ロシア語教材一覧

ロシア語検定試験教材

売れ筋教材

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問い合わせ先

〒160-0022 東京都新宿区新宿1-27-2 山本ビル7階
日本対外文化協会内 ロシア語検定試験実行委員会 宛
 TEL:  03-3353-6980 FAX:  03-3353-5292
 Email:  kentei@taibunkyo.com