資格名

・Linux技術者認定試験 LinuC (Linux Professional Certification: リナック)

資格の種類

民間資格

主催

LPI-Japan事務局

資格の概要

LPI-Japanは、日本では長い間「LPIC」を提供していましたが、2018年3月から日本国内におけるLinuxの市場に最適化した日本独自のLinux技術者認定資格として「LinuC(リナック)」をスタートさせました。LinuCの正式名称は「Linux技術者認定試験 LinuC(リナック)」です。
LPICが3つのLPICレベルに分類されているように、LinuCでもLinuCレベル1からLinuCレベル3までの3レベルに区分されています。
・LinuCレベル1(LinuC-1)
・LinuCレベル2(LinuC-2)
・LinuCレベル3(LinuC-3)

IT技術者のLinuxの技術力を測る認定資格として開発されたLinuC(リナック)では、
レベル1はLinuxシステムの構築・運用・保守の技術力を問う試験、
レベル2でLinuxサーバやネットワークを含むシステムの構築・運用・保守を問う試験、
レベル3では「OSの混在環境」「セキュリティ」「仮想化/高可用性」の分野の専門性を問う試験となっています。受験においては好きなレベルから受験をすることができますが、それぞれのレベルの認定を得るためには下位レベルの認定を予め取得しておく必要があります。
また、LinuCの試験結果はLPICとは異なり、受験者に対して、スコアや合否判定だけでなく、合格基準や項目別スコアも合わせて知らせています。
※LinuCの認定者数は、2018年9月時点で3万人を突破しました。

(参考)
LPICの正式名は「Linux Professional Institute Certification」という資格名です。LPI認定資格とも呼ばれ、世界中で実施されているLinux技術者認定試験です。また、Linuxプロフェッショナル認定資格とも呼ばれています。
LPICは世界180か国以上で展開されており、2018年6月現在でのLPICの総受験者数は延べ60万人以上に上ります。受験者に公表する試験結果は、スコアと合否判定のみです。日本向けにはカナダに本部を持つ「LPI(Linux Professional Institute)」の日本支部が運営しています。




試験方式

●試験方式
  CBT方式(コンピュータ試験)

レベル LinuCレベル1 LinuCレベル2 LinuCレベル3
対象試験 101試験・102試験 201試験・202試験 300試験・303試験・304試験
試験時間 各90分 各90分 各90分
出題数 約60問 約60問 約60問
出題形式 多肢選択式及び記述式 多肢選択式及び記述式 多肢選択式及び記述式
合格ライン 65% 65% 65%
前提条件 なし 有意な
LinuCレベル1
有意な
LinuCレベル2

●資格認定
・LinuCレベル1は、101試験及び102試験の両方を受験し、5年以内で合格することでLinuCレベル1に認定されます。5年以内に102試験に合格しなければ101試験の合格が無効になります。その場合、再度、101試験から受験をやり直さねばなりません。
・LinuCレベル2は、LinuCレベル1の認定に加えて、201試験及び202試験の両方を受験し5年以内に合格することで、LinuCレベル2に認定されます。
・LinuCレベル3は、300試験、303試験、304試験の3つが独立して構成されています。LinuCレベル2の認定に加えて、300試験、303試験、304試験のいずれか1つを受験し合格することで、LinuCレベル3に認定されます

●有効期限
・LinuC試験には有効期限はありませんが、LPICと同様に5年間の有意性の期限が設けられています。有意性を維持するために、過去の認定日から5年以内に再認定を受けるか、保有するレベルより上位の認定を5年以内に取得する必要があります。
また、LPIC及びLinuCには再受験のポリシーが設定されています。これは、試験に不合格となり、同じ科目の試験を再受験する場合には、不合格となった試験の受験日から数えて7日経たないと再受験できないというシステムです。

受験資格

・受験
 年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます。
・認定
 認定にはレベル2の保有が必要です。
レベル1を取得するには101試験と102試験の2試験に合格する必要があります。 レベル2を取得するには201試験と202試験の2試験に合格しなければなりません。

試験科目

●出題範囲
LinuCレベル1   101102
LinuCレベル2 201202
LinuCレベル3 300303304

※要求される知識レベル
・LinuCレベル1は、Linuxの物理あるいは仮想サーバーに関する知識が要求されます。
・LinuCレベル2は、Linuxのシステム管理のスキルやネットワークなどに関する知識が要求されます。
・LinuCレベル3は、Linux技術者として経験豊富で高度なスキルを持つエンジニアを対象とした試験です。

スケジュール

・申込受付:随時
・申し込み:ピアソンVUEのホームページ上から、または電話で可能です。
・試験日: 祝日を除く、月~土曜日
・合格発表:即時
※LinuCには、試験日や試験会場の指定がありません。
テストセンターにより、受験できる日時が異なりますので、事前に確認しておく必要があります。

試験会場

・全国のピアソンVUE公認試験会場
試験会場(テストセンター)一覧

※LinuCには、試験日や試験会場の指定がありません。
テストセンターにより、受験できる日時が異なりますので、事前に確認しておく必要があります。

受験料

・レベル1(101・102試験) 16,200円(税込)
・レベル2(201・202試験) 16,200円(税込)
・レベル3(300・303・304試験)32,400円(税込)

資格難易度

難易度  
  LinuCレベル3  「A」 難関
  LinuCレベル2  「B」 普通 
  LinuCレベル1  「B」 普通  

【資格の難易度レベル】
LinuCは全体的にみて、比較的難易度の高い試験と言えます。難易度は、LinuCレベル1→LinuCレベル2→LinuCレベル3の順で難しくなりますが、LinuCレベル1は、Linuxの入門的な位置づけの難易度レベルで、IT系の企業の新入社員や専門学校では卒業までに取得するのが普通とされるレベルです。そのため難易度レベルは高くはなく、独学だけでも突破は十分可能な難易度と考えていいでしょう。これがLinuCレベル2になると、企業の開発部門で中心的な役割を果たせるだけの技術力を求められるレベルを目指す人を想定して作られている試験なので、レベル1に比べて全てが実践的になっています。そのため知識の丸暗記だけでは対応がむつかしく、自分で手を動かしながら体験して覚えていくスキルや知識が必要になります。テキスト丸暗記ではなく、実際にLinuxの学習環境を準備して自分でPCを叩きながら学習して、スキルを身につけることが大切です。

LinuCレベル3の難易度は高く、基本的には特定分野の専門家として活動ができるレベルを想定されて作られており、Linuxに関わる各分野の最高レベルの技術力を持つことを証明する認定になります。従って、Linuxの熟練者であっても最低1年程度の勉強期間は必要です。
尚、LinuCとLPICは、運営会社が異なる別資格ですが、基本的に学べる内容やレベルはほぼ近く、難易度もあまり変わらず、業界における評価もかなり近いようです。
公式サイトに勉強時間の目安が以下のように書かれています。
・LinuCレベル1 1か月から3か月程度
・LinuCレベル2 3か月から半年程度
・LinuCレベル3 半年から1年程度
Linuxに全く馴染みがない場合には、当然、上記以上の時間を要することもあります。

--------------------------------------------
●合格率
  非公開 
※公式サイトには「目安として65~75%程度の正解率で合格点となる」とされています。

受験対策・資格の将来性

LinuCやLPICの受験対策を調べると、教材や講習会などたくさんありますが、一番おすすめできる勉強法は2つあります。一つはLPI-Japanの「アカデミック認定校」で勉強する方法です。試験対策や試験のポイントを経験ある講師から教えてもらえるので効果的な勉強ができます。
もう一つは、これもLPI-Japanが主催する「無料の技術セミナー」を利用する方法です。セミナーでは試験対策のための学習以外に、他の受験生との情報交換などもできます。独学で突破を狙う人には、受験したいレベルに応じた「認定教材」も販売されています。
それ以外では、独学の場合、最近はオンライン学習による試験対策もおすすめです。LPICやLinuCに対応した講義がいくつか公開されています。
LinuCの過去問はまだ公開されていませんが、LinuC合格には過去問演習が絶対に必要ですので、LPICの過去問や予想問題などを活用してできる限り問題演習をこなすようにしてください。




LinuCは2018年3月に始まったばかりの資格試験ですが、LPI-Japanが「LPIC」から「LinuC」に運営を移したことにより、今後はLinuCが日本市場での評価基準となる可能性が高くなると言われています。そういう意味からも、今後、日本国内での就職・転職などを目指す方は需要の高まりが予想される「LinuC」を取得するのが最も効率的と思います。または、LinuCは日本市場向けで、LPICはグローバル基準なので、対応が異なるため、日本市場で仕事をしたい人はLinuC、グローバル基準で学びたい人はLPICという選択もいいでしょう。
もっと細かく目を向けると、最近はクラウド上でLinuxが利用される事が多く、Linuxサーバーを管理できるエンジニアの需要が拡大していますので、Linuxの資格を取得することで、Linuxエンジニアとして活躍できる可能性があります。

通信講座

LPIC-Japan主催のオンライン学習

スクール

LPIC-Japanの「アカデミック認定校の講座受講

過去問

WEB問題集LinuC/LPIC

教材

LinuC向けLPIC認定教材一覧

【LinuC資格 おすすめ教材】レベル2対応教材
徹底攻略LPIC Level2 問題集[Version 4.5]差分対応
Linux教科書 LPICレベル2 Version 4.5対応
Linux教科書 LPICレベル2 スピードマスター問題集 Version4.5対応
LPIC Level.2 1回で合格必達テキスト+問題集
Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version4.0対応 

売れ筋教材

-

問い合わせ先

・LPI-Japan事務局
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-9 BPRプレイス神谷町 7F
 TEL 03-3568-4482   FAX 03-3568-4483   e-mail info@lpi.or.jp

・ピアソンVUE
全国各地のテストセンターに関するお問合せはこちらです。
 https://www.pearsonvue.co.jp/ TEL0120-355-173(フリーダイヤル)
お問い合わせ
 https://www.pearsonvue.co.jp/Contact-Us.aspx

・受験に関するお問い合わせ(LPI-Japan)
  https://lpi.or.jp/contactus/02/mailform.php