資格名

資格の種類

国家資格(名称独占資格)

主催

厚生労働省  実施は都道府県職業能力開発協会

資格の概要

建設機械整備技能士は国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会が実施する、建設機械整備に関する学科試験及び実技試験に合格した者を言います。この資格はクレーンやショベルカーなど、建設現場で使われる大型機械などの整備能力を認定する国家資格(名称独占資格)です。建設機械整備士は、建設現場でクレーン車やショベルカーなど建設機械の整備点検を担当する仕事をします。
建設機械整備技能士の就職先は建設会社をはじめ、建設機械メーカー、建設機械販売会社、重機レンタル会社、建設機械を扱う整備工場などが主になります。

試験の種類には特級、1級、2級があります。このうち特級は建設現場の管理者または監督者、1級は上級技能者、2級は中級技能者が持っているべき技能の程度が想定されています。
技能検定試験に合格すると等級に応じて技能士の称号が付与されます。名刺などに資格を表記する際には「特級建設機械整備技能士」、「1級建設機械整備技能士」、「2級建設機械整備技能士」のように等級を明示しなければなりません。

※建設機械整備技能士の称号レベル
特級:管理者が通常有すべき技能とこれに関する知識の程度を有する者
1級:上級の技能者が通常有すべき技能とこれに関する知識の程度を有する者
2級:中級の技能者が通常有すべき技能とこれに関する知識の程度を有する者
※建設機械整備技能士資格保有者は、労働安全コンサルタント試験受験資格、作業環境測定士受験資格(技能検定合格後1年以上労働安全衛生に関する実務経験を有する者に限る)が得られます。

試験方式

試験は学科試験と実技試験(作業試験)で構成されています。

●学科試験
 ・出題方式:真偽法及び四肢択一法
 ・出題数: 関連する分野から50問
 ・試験時間:1級・2級ともに1時間20分 
●実技試験
 ・製作等作業試験・判断等試験・計画立案等作業試験のいずれか、又は組み合わせにより実施。
 ・試験時間:1級 3時間 2級 2時間50分
●合格基準:それぞれ100点満点で学科試験が65点以上、実技試験が60点以上となっています。
※実技試験だけ、または学科試験だけ合格した場合、次回の試験では免除されます。
但し、免除期間は、実技または学科試験に合格した日から5年間です。

※1・2級の出題
・学科試験
関連する分野の試験項目、建設機械・建設機械整備法・材料・機械要素・燃料及び油脂類・力学及び材料力学・製図・電気・安全衛生科目から50問出題されます。
・実技試験
製作等作業試験・判断等試験・計画立案等作業試験のいずれか、又はそれらの組み合わせ等によって出題されます。

受験資格

建設機械整備技能士の受験資格は、各級によって異なります。受験資格は以下の通りです。
 ・特級の受験資格
   1級に合格してから5年以上の実務経験
 ・1級の受験資格
   実務経験7年以上
   2級合格後2年以上の実務経験(指定学科卒業で実務経験が短縮されます)
 ・2級の受験資格
   実務経験2年以上(指定学科卒業で実務経験が短縮されます)
※実務経験年数については、卒業した学科や学校によって異なります。
 詳細は厚生労働省のサイトにて確認してください。

試験科目

●特級
 ・学科試験
 工程管理・作業管理・品質管理・原価管理・安全衛生管理および環境の保全・作業指導・設備管理・建設機械整備に関する現場技術
 ・実技試験
 工程管理・作業管理・品質管理・原価管理・安全衛生管理・作業指導・設備管理

●1級・2級
 ・学科試験
 建設機械・建設機械整備法・材料・機械要素・燃料および油脂類・力学および材料力学・製図・電気・安全衛生
 ・実技試験
 建設機械整備作業

※級別の詳しい試験科目等については厚労省の試験案内で確認ください。

スケジュール

・試験実施公示:(前期)3月上旬  (後期)9月上旬
・試験の申込み:(前期)4月上旬~中旬   (後期)10月上旬~中旬
・試験日程:(前期)学科試験 7月下旬~9月上旬   実技試験 6月上旬~9月上旬
      (後期)学科試験 1月下旬~2月中旬   実技試験 11月下旬~翌年2月下旬

※都道府県によっては実施していない場合や日程等も違うことがありますので確認下さい。
    ⇒ 都道府県職業能力開発協会

試験会場

・各都道府県で指定された試験会場で行われます。
  ⇒令和2年度 前期 試験会場一覧

受験料

・検定職種ごとに各都道府県において定められています。
 標準金額:実技試験17,900円、学科試験3,100円です。(平成26年度より)
※各都道府県職業能力開発協会指定の方法及び期日までに指定された受検手数料(実技手数料+学科手数料)を収めてください。
※職業能力開発施設の訓練生や大学・専修学校などの在校生は3級実技試験の費用が安くなります。

資格難易度

難易度
  1級  「B」  普通
  2級  「C」  やや易しい
 
【資格の難易度レベル】
機械整備士の中で、「自動車整備士」と、「産業車両整備技能士」、「建設機械整備技能士」の3つは国家資格になっているため、難易度はどれも高めですが、国家資格の中ではそれほど難易度が高い資格ではありません。技能検定の平均合格率は約50%で変わりませんが、その中の1級の合格率はどの職種も40%前後で、やや低くなっています。ちなみに、建設機械整備技能士と、自動車整備士、産業車両整備技能士の国家資格同士の難易度を比較すれば、1級の場合はどれも難易度は「B」ですが、順位は自動車整備士が一番上で、建設機械整備技能士と産業車両整備技能士は変わらない難易度レベルでしょう。従って、建設機械整備技能士試験の1級も難易度が特別高いということはありませんので、独学で突破することも十分可能ですが、有料の事前講習会を実施しているところもありますので、ここで勉強することもできます。(都道府県によっては実施していないところもありますので確認が必要です)

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・合格率 
 令和元年度 建設機械整備技能検定
   受験申請者数3,607名 合格者数1,829名 平均合格率50.7%
   過去6年間受験申請者数 平均3,607名

※参考データ
 ・平成30年度 建設機械整備技能検定
  受験申請者数3,568名 合格者数1,796名 平均合格率50.3%
 ・平成29年度 建設機械整備技能検定
  受験申請者数3,817名 合格者数1,941名 平均合格率50.9%

受験対策・資格の将来性

建設機械整備技能士試験の受験対策は、試験問題が過去に出題された問題から出される傾向がありますので、試験合格の一番の近道は過去問を繰り返し解いて理解を深めておくことです。年度別に出版されている過去問集がありますので、それを中心に勉強をしていくのがベストです。できるだけ多くの過去問を解くことで結果が出ます。間違ったところや分からない問題はテキストに戻って理解できるところまで詰めておかねばなりません。

小さいころから建設機械に興味があり、機械整備に関することに興味がある人は、建設機械整備士は非常に魅力のある仕事になるはずです。社会的なニーズもあり、安定しているため機械整備の資格が取得できれば価値もあがります。そして将来、資格が取得できれば、建設機械整備士になる道も開けてきます。機械の整備士として活躍するには、建設機械整備技能士以外に、建設機械旋技士、移動式クレーン運転士などの資格を持っていると有利です。またさらに大型特殊自動車免許を取得すれば、クレーン車、ショベルカー、ブルドーザーなどの大型特殊自動車を動かすことも可能になり、仕事の幅も大きく広がります。

機械整備士の仕事は、体力的にも過酷なところもあり、本当に機械を好きでないと続けることが困難になります。また機械の修理や点検の仕事は、経験を積むことでしか収入が上がっていかないことが多く、機械を扱う現場では必要とされる人材ですが、資格習得までのプロセスや、体力面、それに収入面などで悩みも少なくない仕事のようです。

通信講座

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スクール

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過去問

建設機械整備技能検定試験 過去問(公開)
建設機械整備 (平成27・28・29年度1・2級技能検定試験問題集) 

教材

テキスト本については、中央職業能力開発協会図書センターのwebサイトから、ネット注文・FAX注文できる他、全国の書店やamazonからの購入も可能です。
本の形式については、紙媒体の書籍ももちろんありますし、電子書籍の購入もできます。

売れ筋教材

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問い合わせ先

・認定団体: 厚生労働省
 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2
TEL 03-5253-1111(代表)
人材開発統括官 能力評価担当参事官室 職業能力検定班(内線5936、5946)

試験実施:都道府県職業能力開発協会
 中央職業能力開発協会 https://www.javada.or.jp/
〒160-8327 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア11階
TEL 03-6758-2836(能力開発支援部ビジネス・キャリア試験課)