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資格名 | 国税専門官 |
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資格の種類 | 国家公務員 |
主催者 | 国税庁 |
資格の概要 | 「国税専門官」とは、税務署、国税局及び国税庁において、税務行政を執行する国家公務員のうち、大学卒業程度採用に当たる職員を指します。国税庁や税務署に所属し、税金のスペシャリストとして、税金に関する調査や指導を行うのが主な仕事です。 資格取得の方法は、国税専門官採用試験に合格後、各国税局に採用され、税務大学校において約3ヶ月間の専門官基礎研修を受講する。基礎研修では税法、会計学等、税務職員として必要な知識、教養及び技能等を学習する。基礎研修修了後、各税務署に配属され、調査及 び滞納処分等の事務に従事する。その後、約3年間の実務経験を経て、再び税務大学校において約7ヶ月間の専科研修を受講し、税法及び会計学などを受講する。 ◆国家公務員(専門職)関係ニュース
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試験の合格率・難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- スポンサーリンク |
試験の内容・勉強法 | 科目的には、憲法、民法、行政法は比較的易しい問題が多いですが、経済原論や財政学は難しい問題が多いのが特徴です。特に、会計学が最重要科目になります。会計学以外には、民法と行政法は、合格レベ ルになるまで相当な時間と労力がかかりますので要注意です。それ以外にも、憲法、経済学、情報工学等、幅広い分野について勉強しなければなりません。ただ、極端に苦手な試験科目があると不合格になってしまうため、バランスのよい試験対策が必要です。出題される試験範囲は非常に幅広く、どの範囲を重点的に勉強したらよいのか分からないというのが独学者の一番の悩みになっているようです。また、近年は2次試験にあたる人物試験(個人面接)が重視されつつあると言われますので、面接が苦手な人は、専門の公務員関係のスクールの個別指導を受けるなど、徹底的に実力を養っておいた方が無難でしょう。 試験対策では、一般的に専門学校等に通うケースが多く、人気もあり競争率の高い試験ですので、独学による合格は難しいかもしれません。専門学校のカリキュラムでは、簿記初心者レベルが対象の場合、全200回程度の講義や答案練習内容になります。 専門記述については、字数は概ね800字~1200字程度で、時間は1時間20分です。時間的に考えて、3題を2時間で記述する東京都公務員採用試験より、1題で1時間20分の国税専門官の方が少しレベルの高い記述が求められているようです。そして専門記述に求められるのは「知識」が全てと言っていいでしょう。課題に対して十分な字数があり、適正な構成で解答が正確に記述されていれば合格です。中途半端な知識では合格レベルの解答は書けませんので、1次では教養論文以上に受験生間で点数差が付きます。 この資格は、年々、女性の進出が目立っており、採用状況をみても女性の割合が増えていますが、試験日は労働基準監督官の試験日と重なっているため、同時に受験することはできません。ただ、国家2種、地方上級、行政書士、税理士な どと相性が良く、併願して合格している受験生も多くいます。受験者は大卒以上が多数を占め、高卒の場合は税務署職員採用試験を受験するケースが一般的です。公務員を職業に考えている方や、正義感の強い方、また数字に強い方などにはお薦めの資格と言えます。勤務地は各都道府県にある税務署となりますが、全国で12地域に分かれている国税局の地域内で、3~5年に1回の転勤があるようです。 |
試験日程 | ・試験日 |
受験資格 | (1)受験をする年の4月1日における年齢が、21歳以上29歳未満の者。 |
試験会場 | ・第1次 試験地 |
受験費用 | 無料 |
試験方式 | ●1次試験(教養試験) 全問五肢択一式 ●合格基準 |
試験科目 | ●第1次試験 |
試験関連情報 | |
問い合わせ先 | 各国税局人事第二課(沖縄国税事務所は人事課)国税庁長官官房人事課試験係 |
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