資格名

工学会設備士(空気調和・衛生工学会設備士)

資格の種類民間資格
主催公益社団法人 空調調和・衛生工学会
資格の概要

「工学会設備士」は、空気調和・衛生工学会が主催する建築設備における空気調和、給排水衛生設備の設計、施工、維持管理や教育、研究に携わる方のための資格で、この資格試験制度は1956年(昭和31年)から始まり、毎年1回実施されてきました。
試験では、技術者としての基礎的・専門的な技術・知識の習得度を判定し、空気調和・給排水衛生設備にかかわる技術者の育成とこれに基づく技術の向上を目的としています。
試験の合格者には2年の実務経験により国家資格である建築設備士の受験資格が得られます。資格取得者数は平成30年現在で約41,000名になっています。

※「工学会設備士」は空気調和・衛生工学会が実施する設備士資格検定試験に合格した者の称号です。



試験方式

【空調部門】
 問1:20問 問2:20問 問3:10問 計50問(マークシート)

【衛生部門】
 問1:20問 問2:20問 問3:10問 計50問(マークシート)

受験資格

●必要学歴と実務経験
①大学 (旧制大学・旧制専門学校を含む) の理科系課程を卒業した者
②短期大学、高等専門学校の理科系課程を卒業後、空気調和・給排水・衛生設備に関する実務経験を満1年以上有する者
③高校 (旧制中学校の実業系を含む) の理科・工業系課程を卒業後、満4年以上の実務経験を有する者
④高校の建築設備系課程を卒業後、満3年以上の実務経験を有する者
⑤18歳以上で、満7年以上の実務経験を有する者
⑥①~④に該当しない各種学校 (委員会が認定した学校) を卒業後、設備士資格検定委員会で実務経験年数を認定した者

※実務経験とは
建築設備の設計、工事監理、施工管理、見積、積算等の業務および建築設備に関する教育・研究機関、行政等に従事した経験をいい、建築設備に関する設計図書のトレース、工事における単なる労務者としての経験、アルバイト等は含まない。
また、理科系の大学院や専攻科などの上記に記載のない課程を実務経験として加算できます。

試験科目

【空調部門】
①暖房・冷房・換気空気調和の計画、設計・施工および環境・エネルギー・安全などに関する専門知識
②給水・給湯・消火・排水・衛生器具・し尿浄化槽その他の計画、設計・施工に関する基本知識

【衛生部門】
①給水・給湯・消火・排水・衛生器具・し尿浄化槽その他の計画、設計・施工および環境・エネルギー・安全などに関する専門知識
②暖房・冷房・換気その他の計画、設計・施工に関する基本知識

スケジュール

・試験実施:年1回 11月下旬
・申込期間:8月上旬~下旬
・合格発表:翌年2月上旬
・提出書類
①設備士資格検定試験受験申込書 1通
②戸籍抄本または住民票(発行年月日は問わない) 1通
③学校卒業証明書(コピー不可) 1通
④受験資格および実務経歴書 1通
⑤写真

平成30年度工学会設備士資格検定試験日程
・試験日:
(空調部門)平成30年11月24日(土) 
(衛生部門)平成30年11月25日(日)
・受験申請受付:平成30年8月1日(水)~8月31日(金)
・合格発表:平成31年2月 

試験会場

東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、新潟、広島、福岡、那覇の9会場

受験料

【空調部門】 8,640円
【衛生部門】 8,640円 (各税込)

資格難易度

・難易度
  「B-下」  普通の下位
・合格率
平成29年度第62次工学会設備士試験
 空調部門 合格者数465名 合格点60点 合格率30% 
 衛生部門 合格者数375名 合格点60点 合格率29% 
合格率を30%前後になるように合格基準点を調整している模様。
基準点は調整で変動しますが、おおむね60点前後です。

※参考データ
・平成28年度第61次工学会設備士試験
 空調部門 合格点54点 合格率33%
 衛生部門 合格点66点 合格率31%
・平成26年度第59次試験結果
 空調部門 合格点58点 合格率34%
 衛生部門 合格点58点 合格率29%

【資格の難易度レベル】
受験対策は基本的なことが多いので幅広く勉強できればそれほど難易度は高くないと考えていいでしょう。レベル的には1級管工事施工管理技術検定より少し易しい程度で、内容的にも重なるところがあるので、同時期に取得を目指して勉強すると効率よく取得できそうです。「空調部門」と「衛生部門」では、衛生の方が難易度はやや高いようです。

受験対策&
資格の将来性

受検対策は、国土交通省監修の「建築設備設計基準」に記載されている設計基準が設問の中心になっているので、これを参考にして、建築設備技術者協会発行の過去問題集とテキストを使って勉強勉強することが無難だと思います。過去問に類似した問題が比較的出ているので、テキストを読み、過去問をひたすら解く、という勉強法でカバーできます。
また工学会設備士は、1級管工事施工管理技術検定に比べると、設備理論や設計の内容がメインの資格であるため、試験対策の勉強をすることにより、空調の設備や設計、そして衛生関連の知識が身に付くため、大変有益です。

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一方、工学設備士は知名度という点では、まだ低い資格ですが、企業内の環境衛生に関して最近、注目する企業が増えている傾向があり、今後に期待が持てるように思います。
試験に合格した資格取得者の多くは、建設会社や施工会社、メンテナンス会社などで空調や衛生だけではなく、総合的に施工管理などの立場で働いている人が多いようなので、建築設備に関する分野での就職や転職には有利になるでしょう。
また、
この資格は、学会が主催する資格であるため、この業界で働くには有利となります。試験合格後は学会に登録することで、学会誌に名前が記載され、各種の講習会にも正会員として参加できるよぷになります。

通信講座

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スクール

建築設備技術者協会主催の各種セミナー

工学会設備士資格検定試験 受験準備講習会(東京)

オンライン学習

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教材

空気調和設備計画設計の実務の知識(改訂3版)

給排水衛生設備計画設計の実務の知識

建築設備設計基準 平成30年版

売れ筋教材

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問い合わせ先

公益社団法人 空調調和・衛生工学会 http://www.shasej.org/
〒162-0825
  東京都新宿区神楽坂4-8 神楽坂プラザビル4F
  TEL03-5206-3600 FAX03-5206-3603

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