資格名

変額保険販売資格
試験名:変額保険販売資格試験

資格の種類

民間資格

主催者

一般社団法人 生命保険協会

資格の概要

「変額保険販売資格」とは、生命保険の「変額保険」を販売するための独自の資格です。変額保険は保険会社が株式や債券を中心に資産を運用し、運用実績によって保険金や解約返戻金が増減するもので、投資リスクを個人が負います。

◆変額保険販売資格を取得するには、以下の要件を満たす必要があります。
 ・生命保険募集人として登録済であること
 ・専門課程試験に合格していること
◆変額保険販売資格を取得すると、変額保険の販売が可能になります。取得のメリットには以下が考えられます。
 ・変額保険の販売が可能になる
 ・変額保険の知識やスキルを身につけることができる
 ・収入アップにつながる可能性がある
◆変額保険販売資格試験の受験には、事前に生命保険協会への受験申込みが必要です。受験申込みは、生命保険協会のウェブサイトから行うことができます。受験申込の際には、以下の書類が必要です。
 ・受験申込書
 ・本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
 ・受験料(2023年11月現在:22,000円)

「変額保険」とは、保険会社が株式や債券を中心に資産を運用し、運用実績によって保険金や解約返戻金が増減するものを言います。投資リスクについては個人が負い、被保険者が死亡した場合には、「基本保険金」と「変動保険金」を受け取ることができ、もし運用実績により変動保険金がマイナスになっても、最低でも基本保険金の金額は保障される仕組みになっています。

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・変額保険販売資格者登録制度
社団法人生命保険協会および 生命保険会社その他、保険業法に基づき保険の引受けを行う者は、 個人情報の保護に配慮しつつ、変額保険の募集を行わせる者に関する情報を、変額保険販売資格者登録および登録抹消を行うために共同利用する制度です。   詳しくはこちら⇒ 変額保険販売資格者登録制度について 

◆変額保険販売資格試験関連情報
2020年4月から生命保険業界共通試験(一般課程試験、専門課程試験、変額保険販売資格試験、応用課程試験、大学課程試験)がCBTへ変わりました。変額保険販売資格試験の受験申込みは2020年6月に開始されました。
※一般課程試験・変額保険販売資格試験は研修および合格後登録が、専門課程試験は研修が必要なため、申込保険会社と調整の上で申込むことになる場合があります。

試験の合格率・難易度

難易度
  「C」   やや易しい 

変額保険販売資格試験 難易度ランキング

【資格の難易度レベル】
変額保険販売資格試験は、生命保険の基本的な知識に加えて、金融商品取引法や投資信託の知識なども必要となるため、決して簡単な試験ではありません。変額保険は取扱い商品が特殊であることから、一般課程や専門課程より幅広い知識が求められますが、難易度は一般課程よりはやや難しいですが、専門課程よりも易しいです。他の保険販売試験と違って、ほとんど決まったような出題しかないので、問題を把握してしまえば難しくありませんが、合格が不安な方は研修を受講し、過去問を解いたり、通信講座を受講したりするなど、しっかりとした対策を立てれば、合格することは可能です。
普通はそこまでやらなくても、試験の1~2か月くらい前からテキストを繰り返し読んでポイントを覚え、あとは問題集を解いて、コツコツ勉強しておけば問題ないと思います。
※変額保険販売資格試験の試験対策用のテキストなどは市販されておらず、生命保険協会での直販も行われていませんので、基本的には所属先から支給されるテキストや問題集で学習を進めることになります。
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●合格率 
 2023年度試験結果
  受験者数 12,385名 合格者数 10,669名 合格率 85.6%(生命保険協会)
 ※年によって変動しますが、概ね90%前後で推移しています。

合格点
変額保険販売資格試験の合格点は、100点満点中70点以上です。
ちなみに、外貨変額保険販売資格試験も生保資格試験も合格点は70点以上です。



試験の内容・勉強法

試験では変額保険の販売に必要な知識やスキルについて出題されます。具体的には、以下のような内容が出題されます。
①顧客のニーズ把握 ②商品説明 ③リスク説明 ④販売手続き ⑤アフターフォロー
試験の解答方式は「正誤選択」と「用語選択」がほとんどになっています。
それに対して、受験対策としてはテキストを繰り返し読んでポイントを覚え、あとは過去問や問題集を解くことです。分からなかったところや、間違ったところはテキストで調べて理解し、きちっとフォローしておけば問題ありません。

変額保険販売資格試験に合格し登録したら、併せて取得しておくとよい資格が「外貨建保険販売資格」です。外貨建保険販売資格は、 2020年10月に生命保険業界に約30年ぶりに新設された資格で、一般社団法人生命保険協会が主催する業界共通教育課程試験です。

試験日程

●試験開催:年4回(2月、5月、8月、11月)
●試験申し込み
・生命保険会社職員(営業職員・内勤)は生命保険会社を通して申込みます。
・代理店の方は代理店自身で「CBT申込みシステム」から直接申込みを行います。
●受験条件
所属する生命保険会社によって、受験時期や受験可能回数が異なる場合があります。

◇【CBTによる受験の仕方】←では当日の試験会場への来場から退場までの流れが分かります。
生命保険協会 CBT試験概要

受験資格

●「変額保険販売資格試験の受験資格」を取得するための詳しい手順
 1.生命保険募集人として登録する
  生命保険会社によって、募集人試験の実施方法や出題範囲などが異なりますので、試験の概要を必ず確認必要。
 2.専門課程試験に合格する
  CBT方式の試験です。試験時間は2時間30分、出題数は120問。合格率は約80%程度です。
 3.変額保険販売資格試験の受験申込みを行う
  受験申込みは、生命保険協会のウェブサイトから行う。

・変額保険販売資格試験の受験資格を取得するには、生命保険募集人登録と専門課程試験の合格に加えて、「変額保険販売資格研修の受講」が必須です。
変額保険販売資格研修は、生命保険協会が実施する研修で、変額保険の販売に必要な知識やスキルを身につけるためのものです。研修時間は2日間 10時間以上で、座学と実技の両方が行われます。この研修の受講は、生命保険会社や生命保険協会が実施する研修会に参加することで可能です。
この研修の目的は、研修を受講することで変額保険の販売に必要な知識やスキルを身につけること。それと、変額保険販売資格試験の合格率を高めるために実施されています。
従って、変額保険販売資格試験を受験する方は、変額保険販売資格研修の受講も忘れずに受けるようにしましょう。



試験会場

プロメトリック(全国100~150会場)

受験費用

・2023年11月現在、22,000円(税込)
※受験料は生命保険協会のウェブサイトからクレジットカードまたはコンビニエンスストアで支払うことができます。

試験方式

●変額保険販売資格試験 
 ・試験方式 CBT方式(マークシート)
 ・試験時間 40分
 ・合否基準 70点以上(合格点は100点満点中で70点以上です)
※専門課程に合格していないと変額保険の合格は無効になります。

※「CBT方式」を実際に体験してみましょう。
・【CBT体験】← ではCBTによる操作方法が確認できます。

試験科目

●変額保険販売資格試験の試験科目
 ・変額保険の基本知識
   変額保険の概要、仕組み、メリット・デメリット、運用方法、保険金・解約返戻金のしくみなど
 ・金融商品取引法
   金融商品取引法の基本的な知識、投資信託の販売に関する規制など
 ・投資信託の基礎知識
   投資信託の概要、仕組み、メリット・デメリット、運用方法、評価額の算出方法など
 ・変額保険の販売実務
   変額保険の販売に必要な知識やスキルについて

試験関連情報

【資格の難易度情報】
資格の難易度とランキング
ジャンル別資格の難易度ランキング

●試験関連情報
2020年4月から生命保険業界共通試験(一般課程試験、専門課程試験、変額保険販売資格試験、応用課程試験、大学課程試験)がCBTへ変わりました。→生命保険協会主催の各種試験のCBT化について

●関連資格
 生命保険仲介人 
 外貨建保険販売資格試験

問い合わせ先

一般社会法人 生命保険協会
03-3286-2648     
http://www.seiho.or.jp/index.html

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教材(テキスト・参考書)

変額保険関連教材一覧

教材(過去問・問題集)

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