資格名

半導体技術者検定
(旧・半導体テスト技術者検定)

資格の種類

民間検定試験

主催者

一般社団法人 パワーデバイス・イネーブリング協会

資格試験の概要

「半導体技術者検定(旧・半導体テスト技術者検定)」は、技術者の地位向上を目的として、半導体業界を目指す学生や企業の開発技術者など、半導体に関する知識を身に着けたい方々の学習指針として2014年から実施されてきました。
いつの時代でも、世界中の多くの企業が新しい機能や性能を持つ半導体の開発や、知識をもつ技術者を必要としてきました。そして今も、最高レベルの技術が求められる人工知能(AI)やIoT、車の自動運転などの技術の発展を支えているのは半導体です。半導体は家電や産業機器、そして自動車など私たちの身の回りでも幅広く使われており、生活と社会活動に必要不可欠なものとなっています。このように未来をひらく半導体の創出・活用力を認定する資格検定が「半導体技術者検定」であり、半導体の信頼性を確保するうえで、半導体のテストは非常に重要なものになっています。

●資格の認定制度
半導体技術者検定では、合格者に3級、2級、1級と3段階の資格を認定し、
「半導体技術者 エレクトロニクス〇級」という呼称の資格が付与されます。

・エレクトロニクス1級
・エレクトロニクス2級
 「設計と製造」
 「パワーエレクトロニクス」(旧・パワーデバイス)
 「応用と品質」
・エレクトロニクス3級
※2級の3科目の検定すべてに合格された方がエレクトロニクス1級として認定されます。

●受験対象とレベル認定
・3級
 受験対象
  大学や高等専門学校などの学生と若手エンジニア
 レベル認定
  新しい半導体チップの開発や製造、それを使いこなす基礎知識を持つ人材
・2級
 受験対象
  中堅エンジニアや経験を積んだ若手エンジニア
 レベル認定
  半導体関連企業やチップの応用企業での実務の質を高めるための専門知識を持つ人材
・1級(エレクトロニクス2級の3科目すべてに合格した方に付与する最上位の資格)
 受験対象
  半導体応用機器やシステム・サービスの開発に、指導的立場で携わるエンジニア
 レベル認定
  半導体技術に関連した高度で広範な専門的知識を持つ人材

合格率・資格難易度

●難易度 
  2級  「B」  普通
  3級  「C」 やや易しい  

【資格の難易度レベル】
この試験は、2級も3級も大半が指定された公式テストからの出題で、出題項目や出題割合なども公式に示されているため、電子機器設計技術者などの実務経験者にとってはそれほど難解な試験ではないのですが、3,4年前頃から全体的に合格率が下がり、難易度が上がる傾向にあります。
・3級
半導体の基礎中の基礎を問う試験で計算問題もないので、実務経験者なら難しくない試験。
PDEA出版の3級用のテキストを2冊をしっかりとこなしておけば合格できるレベルです。
・2級
技術者向けの半導体の後工程からテストや品質保証に関係する検定です。それぞれの業務分野における、より専門的な知識と経験を問う問題が出題されます。2級用の公式テキスト2冊を十分やっておけば、実務経験者なら合格できるレベルですが、それだけでは不安を感じる人は、まず、学習の手引きに「エレクトロニクス2級」サンプル問題を参照すると、どのような感じで問題が出題されるかが確認できますので、ひと通り難易度レベルと合わせて確認してみてください。それでも自信がない方は、検定受験チケットが付与されるセミナーが開催(不定期)されていますので受講してみるのもいいでしょう。(開催される場合はHPで告知されます)
IT関連資格の中で難易度を比較するとすれば、エレクトロニクス2,3級が「IOTシステム技術検定」と同程度の難易度レベルと考えていいでしょう。

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●合格率
2020年第15回半導体技術者検定 試験結果
合格率
 エレクトロニクス3級        56.7%
 エレクトロニクス2級「設計と製造」 22.5%
 エレクトロニクス2級「応用と品質」 28.9%
 エレクトロニクス2級「パワーエレクトロニクス」24.6%
 エレクトロニクス1級認定 3名

※参考データ
・1級認定者
 第5回 2名 第7,9回 1名 第10回 4名 第12,13,14回 3名
・第4回~14回半導体技術者検定 試験結果
 合格率
  エレクトロニクス3級        72.4%
  エレクトロニクス2級「設計と製造」 27.6%
  エレクトロニクス2級「応用と品質」 34.2%
  エレクトロニクス2級「パワーエレクトロニクス」42.0%
  エレクトロニクス1級認定   
・2015年第1回 3級半導体技術者検定 試験結果
   受験者数 179名 合格者数 146名 合格率 81.6%

受験対策・学習法ほか

「半導体技術者検定」の受験対策は、公式サイトの学習の手引きをみれば、出題範囲や試験項目、サンプル問題、そして教材まで詳しく書かれている通り、2級も3級もこれが基本となります。
基本を確実に習得できていれば試験合格も間違いないですが、それでも不安な方は上で書いた通り、受験対策セミナーが開講されれば受講することが効果的だと思います。それ以外としては、日経クロステック(日経XTECH)サイトの検索欄で「半導体技術者検定2級」と入力し、出てくる問題がそのまま出題されることもあり、有益な情報が多いので必ずひと通り読んで必要な事項は覚えておくことをお勧めします。

半導体は「産業の米」として重用され、半導体業界だけでなく、半導体を利用する業界の成長を後押しし、経済発展を支えることで私たちの暮らしを豊かにしてくれています。人工知能(AI)やIoT、車の自動運転の技術など、現在の最新技術の発展を支えているのも半導体です。これからも半導体は多くの分野への利用が期待され、同時に、世界中の多くの企業が新しい機能や性能を持つ半導体の開発や、活用できる技術者を求めることになります。
こういう状況のもとでは、半導体技術者検定が半導体業界で働きたい方や半導体についての知識を身につけたい方、学んでみたい方におすすめの検定であることは言うまでもありません。試験に合格し、資格を取得できれば、半導体業界に就職を目指す学生や、転職を考えている方にとっては大きなアピールポイントとなるだけでなく、半導体に関する知識を持つ人材の価値は、ますます高まっていくことでしょう。また、
半導体関連企業にお勤めの方などは、知識を客観的に検証できることにもなります。半導体技術者検定は半導体の作り手と使い手の知識を客観的かつ公正に認定する唯一の資格です。多くの業界・業種の方々の受験が求められています。

半導体業界に関しては、近年は中国・台湾・韓国などの近隣国が著しい発展を遂げています。今の日本の半導体業界はこのアジア圏での競争の渦中で生き残りをかけて競っている状況です。ここで世界に負けない半導体技術や事業展開をすることができれば、日本の半導体業界も世界をリードする立場になれる可能性があるはずです。そういう意味からも、これから半導体エンジニアを志望する人は、技術スキルとともに英語スキルも磨いていくことを強くお勧めします。半導体業界の最新トレンドや情報はアメリカからの発信が多いため、常に最新情報を得るためにはインターネット上に投稿される英語の論文などを閲覧することなどが必要になります。
今後の半導体エンジニアは英語の読解力を中心に語学スキルを高めた人物が生き残ることになると思います。

受験資格

・2級・3級
 半導体デバイスに興味のある方なら、誰でも受験可能です。
・1級
 2級の3科目に合格した者

試験方式

3級:コンピュータ試験(CBT方式)
・問題数:各級 45問
・試験時間:90分

2級:コンピュータ試験(CBT方式)
・問題数 45問(4者択一形式)
  科目個別問題から30問(より専門性の高い問題)
  科目共通問題から15問(2級3科目の共通問題)
・試験時間:90分

1級:
半導体技術者検定エレクトロニクス2級の「設計と製造」「応用と品質」「パワーエレクトロニクス」の3科目の検定すべてに合格された方を半導体技術者エレクトロニクス1級として認定します。

【合格基準】
2級・3級: 正答率概ね70%以上(45点満点で31点以上)

試験科目

●エレクトロニクス3級
半導体の基礎および試験工程を主体とした内容
※検定の問題は、公式テキスト「はかる×わかる半導体 入門編」よりほぼ100%出題します

●エレクトロニクス2級
それぞれの業務分野におけるより専門的な知識、経験を問う問題
以下の3科目から選択受験
①「設計と製造」
問題は公式テキスト「はかる×わかる半導体 応用編」から80~90%程度、「はかる×わかる半導体 パワーエレクトロニクス編」、推奨する参考文献から10~20%程度、出題されます。
②「パワーエレクトロニクス」
問題は公式テキスト「はかる×わかる半導体 パワーエレクトロニクス編」から80~90%程度、「はかる×わかる半導体 応用編」、推奨する参考文献から10~20%程度、出題されます。
③「応用と品質」
問題は公式テキスト「はかる×わかる半導体 応用編」から80~90%程度、「はかる×わかる半導体 パワーエレクトロニクス編」、推奨する参考文献から10~20%程度、出題されます。

●エレクトロニクス1級
2級の「設計と製造」「応用と品質」「パワーエレクトロニクス」の3科目の検定すべてに合格した者を、半導体技術者エレクトロニクス1級として認定(申請による認定)

スケジュール

・試験実施:年2回。6月と11月
・予約・申し込み:インターネット受付のみ(最短で申込日より3日目以降の予約が可能)
     ➡予約の手順について詳しくは「受験の流れ」参照
・支払い :PDEAの受験申込のページから受験科目と受験場所と日時を選んで登録。
      支払いはカードで済ませればOK。
・結果発表:試験後、全受験者へ合否結果、得点を記載したスコアレポートが配布される
・認定書:合格者へは、試験開催日最終日から約1ヵ月を目処に認定証を郵送

 
  2023年第16回半導体技術者検定 試験日程

 

試験会場

・全国のCBTSテストセンター共通会場にて実施
・空席照会:各会場ごとのテストセンター空席照会参照

受験料

●エレクトロニクス3級
 一般:9,900円(10%消費税込)
 学生:6,600円(10%消費税込)
 パワーデバイス・イネーブリング協会会員企業の社員:6,600円(各税込)

●エレクトロニクス2級
 一般:13,200円(10%消費税込)
 学生:9,900円(10%消費税込)
 パワーデバイス・イネーブリング協会会員企業の社員:9,900円(各税込)

●エレクトロニクス1級
 エレクトロニクス2級3科目に合格した方(申請認定)
 申請料:4,400円(10%消費税込)

問い合わせ先

【試験の内容についてのお問合せ】
一般社団法人パワーデバイス・イネーブリング協会
HP:https://www.pdea.jp/
E-mail:info@pdea.jp【試験の申込方法や当日についてのお問合せ】受験サポートセンター
TEL:03-5209-0553 (09:30〜17:30※年末年始を除く)

受験に関するお問い合わせ

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

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通学スクール・講座

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教材(過去問集)

エレクトロニクス3級 サンプル問題
エレクトロニクス2級「設計と製造」サンプル問題
エレクトロニクス2級「応用と品質」サンプル問題
エレクトロニクス2級「パワーエレクトロニクス」サンプル問題

教材(テキスト・参考書)

【半導体技術者検定 おすすめ教材】
公式テキスト
3級
はかる×わかる半導体 入門編 改訂版
はかる×わかる半導体 半導体テスト技術者検定3級 問題集
2級
はかる×わかる半導体 応用編
はかる×わかる半導体 パワーエレクトロニクス編

 

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