資格名 | データ分析実務スキル検定
英文名:CBAS(シーバス)「Certificate of Business Analytics Skills」 |
資格の種類 | 民間検定試験 |
主催 | 株式会社データミックス |
資格の概要 | 「データ分析実務スキル検定」は、ビジネスパーソンが最低限身につけておくべきデータサイエンスに関する知識・スキルを証明する試験で、その結果によってデータ分析プロジェクトでデータサイエンティストやエンジニアといった専門家とともにプロジェクトを推進できる知識やスキルを証明することができます。この検定は、2020年2月25日より始まった新しい試験で、データ分析実務者としての総合力を問う内容になっており、データの前処理・集計・R・Python・統計・SQL・機械学習・データからのKPI設定・施策の評価と効果検証などがあります。
出題される問題は、実際にデータ分析に携わる実務家によって監修されているため、プロジェクトの流れに沿って必要な知識を整理して学ぶことができます。データ分析を活用したい方にはおススメの資格と言えます。
※第1回データ分析実務スキル検定試験概要
・試験申込日時:2020年1月開始
・試験実施日時:2020年2月より会場ごとに設定された試験日にて実施
・問題数:60問(多肢選択式)
・試験時間:90分
・出題範囲:別途シラバス参照
・受験料:10,000円(税別) |
試験方式 | コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式
・出題方式:選択式(単一または複数選択)
・出題数:60問
・試験時間:90分
・合格基準:97点満点で、64点以上
プロジェクトマネージャー級では、Excelを使用してデータを分析し、その結果をもとに選択式の問題を解答する操作問題が5問出題されます。
※試験会場によりExcelバージョンは異なります(バージョンを指定することはできません)
(注意)
受験前に操作問題の画面解説とExcelバージョンの違いを解説した資料「操作問題の画面紹介」を確認してください。 |
受験資格 | 特になし。誰でも受験できます。 |
試験科目 | 【ステップごとの知識・スキルと問題数】
ステップ1:分析プロジェクトの立上げ
①業務目的に応じて適切なKPIツリーを作成することができる (問題数3)
②データの取扱いに関する利用規約、法令やガイドラインを理解している(問題数2)
ステップ2:データ準備
①データ分析に必要な前処理を理解している(問題数2)
②SQLの基礎的なスキルを獲得している(問題数5)
③基本的なデータ可視化手法を理解している(問題数5)
④基礎集計を通じて、データの全体像や質を確認することができる(問題数8)
ステップ3:課題特定〜施策提案〜施策評価 / モデリング〜評価
①業務目的に応じて適切なコーディング(R/Python)ができているかをおおよそ確認できる(問題数13)
②基本的な統計手法を理解している(問題数4)
③主要な機械学習の概要と使い分けを理解している(問題数10)
④予測モデルの評価観点とモデル改善のための対応手法を理解している(問題数4)
⑤施策の評価と効果検証ができる(問題数4)
合計問題数60
前回の試験日から6ヵ月(180日間)は受験できません。
※再受験ルールは、前回の試験終了時刻から次回の試験開始時刻までの期間(時間)をルールの日数(時間)だけ空けていただきます。 |
スケジュール | ●受験方法
・試験会場を検索して、会場に直接申込みます。[試験会場を探す]
※試験実施日やお申込み方法は、試験会場によって異なります。
・受験には、Odyssey IDの登録(無料)が必要です。
事前に登録を済ませてから試験会場に行きます。
[Odyssey IDの登録] Odyssey ID登録手順
・試験結果(合否)は、試験終了直後に判定されます。
・試験終了後、「試験結果レポート」が渡されます。
・合格者には、受験から約4週間で合格証が郵送されます。
(データ分析実務スキル検定 プロジェクトマネージャー級 合格)
※一度落ちると6カ月再受験できませんので注意ください。 |
試験会場 | 全国約230カ所の会場で実施。[試験会場 ] |
受験料 | 11,000円(税込) |
資格難易度 | ●難易度
実務経験なしの人 「B」 普通
実務経験ありの人 「C」 やや易しい
【資格の難易度レベル】
始まったばかりで傾向もつかめず、まだ正確な評価はできませんが、出題される問題のレベルは、データ分析の実務経験者からみると第1回試験は初級レベルと言えます。データサイエンスの基礎的な知識とエクセルを扱う技能があれば合格できそうです。
ただ、一つ一つの問題はその分野を勉強している人や、実務経験者からするとそれほど難解ではありませんが、かなり出題範囲が広くて時間が足りないので、そういう意味からは難しい試験です。知識や実務経験があまりない人がそのまま受験しても合格はできないと思います。受験対策講座を受講するしかないのですが、受講料がどれも高いので、習熟レベルに合わせて受講できる講座を探して勉強するのがいいと思います。特に勉強が必要な分野や項目をあげると、Pythonや、R,SQLの初歩的な知識、それに機械学習。それと、Excelを使ったデータ集計。これに慣れていないとデータ分析に精通していても本番で時間が足りなくなる可能性が高くなります。
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・合格率
非公開 |
受験対策・資格の将来性 | 「データ分析実務スキル検定」の受験を想定される対象者はデータを扱うプロジェクトにおいて、ビジネス側とエンジニア側またはデータサイエンティストとの橋渡しを期待される人材、もしくはデータ分析プロジェクトのマネージャーです。具体的に言えば、営業やマネージャーなどビジネスサイドでデータ分析プロジェクトに携わりたい人などが対象になる試験です。従って、データ分析の専門家ではないけれど、データの基本的な知識は一通りもっていることを証明するための検定なので、データ分析チームのトータルマネジメントを行いたいと考えている方には有用な資格になるはずです。
試験では、これからの人材に求められるデータサイエンスの基礎知識が実際のデータ分析プロジェクトの流れに沿って出題されますので、技術を身につけたいというより、データ活用の基礎知識を全体的に学びたい、という方には役立つでしょう。具体的に問われるのは、プロジェクトの立ち上げからデータ準備、モデリングまでの流れでプロジェクトメンバーに求められる分析や統計の基礎素養、SQL・R・Pythonの知識などです。試験時間もCBTで90分とそれほど長くありません。
試験対策は、まず広い範囲を網羅的に勉強していく必要があります。事前知識として機械学習や統計学の基礎を理解しておく必要があります。またPython、 R、SQLの基礎的な内容の理解も必要です。さらに知識と同様に問題を解くスピードもこの試験では重要です。
受験対策講座もたくさんありますが、どれも高額なので、少々の知識はあっても実務経験がない人以外は、独学で突破を狙いましょう。公式サイトにサンプル問題をもらえるフォームがあるので、受験するなら必ず取り寄せて活用しましょう。 |
通信講座 | 【おすすめ講座】
Udemyの「データ分析実務スキル検定(CBAS)講座」 |
スクール | -

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過去問 | サンプル問題ダウンロード |
教材 | 【データ分析実務スキル検定 おすすめ教材】
・R統計解析パーフェクトマスター Kindle版
・直感でわかる! Excelで機械学習
・Excelでわかる機械学習 超入門 -AIのモデルとアルゴリズムがわかる
・東京大学のデータサイエンティスト育成講座 Kindle版 |
関連情報ページ | ●試験関連情報
●関連資格 |
問い合わせ先 | 株式会社データミックス
https://cbt.odyssey-com.co.jp/cbas-exam.html
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