資格名

薬学検定試験

資格の種類

民間検定試験

主催者

※内閣府認証 特定非営利活動法人 日本セルフケア支援薬剤師センター

資格試験の概要

                              お知らせ
2021年11月をもちまして、全国6都市で開催されていました個人の「会場受験」は終了しました。
尚、「団体受験(マークシート方式)」と「在宅受験(記述式)」は変更なく実施いたします。 - 薬学検定事務局 -

「薬学検定試験」は、国民のセルフケア、セルフメディケーションを薬剤師・医師・看護師・管理栄養士など医療従事者からサポートすることを目的とした試験で、薬学を中心とした知識レベルを一定の基準をもって、客観的に評価する試験です。従って、この試験は何らかの資格を与える試験ではなく、医療従事者から薬学の正しい知識を提供する1つの手段となっています。

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セルフケア・セルフメディケーション(自分の健康は自分で守る)時代を迎え、消費者に正しい薬の知識を提供するのは、これからの薬剤師の役割であることなど、検定試験受験者は受験勉強を通じて、正しい薬の知識を身に付けることができます。また、試験合格は就職活動・転職活動に大きな威力を発揮することでしょう。
特に、医薬品・化粧品・美容関係・化学品・食品関係などの企業に就職を希望する方や、これらの企業に転職を希望する会社員やOLの方には最適な試験と言えます。また薬学検定試験の2級・3級は、登録販売者試験の対策・模擬テストとして最適です。
試験の受験級は1級から4級まであります。

合格率・資格難易度

●難易度 
  3級 「C」   やや易しい
  4級 「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
この試験は合格率を見ればわかるように、どの級も70%~75%で推移しており、級が上がってもそれほど難易度に違いはなく出題範囲が広くなるという特徴があります。ただ、どの級も試験問題はかなり専門的な知識が必要な問題が多く、合格率の数値だけをみて判断すると誤ります。突破するには「過去問」を完璧にこなしておくことが一番の早道になります。医療系の資格の中では比較的簡単な試験とされますが、1級は薬学全般の知識が求められる試験で、登録販売者試験にチャレンジする人のファーストステップとして活用する人も多いようです。なお、受験者の男女比は2:8くらいで女性が多い試験でもあります。また、登録販売者試験の前哨戦として受験される方も多いですが、その場合は薬学検定2、3級の受験が役立ちそうです。

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●合格率 (2021年試験は中止)
  2018年11月第22回薬学検定 試験結果 
合格率 1級63.4% 2級61.1% 3級73.9% 4級74.6%
(受験者数、合格者数などは非公開)

※参考データ
・2016年11月第22回薬学検定 試験結果 
合格率 1級66.7% 2級65.1% 3級72.9% 4級70.5%
・2014年11月 第18回薬学検定試験結果 
 合格率 1級60.1% 2級61.8% 3級74.5% 4級74.6%
・2013年11月 第16回薬学検定試験結果 
 合格率 1級63.1% 2級62.0% 3級73.8% 4級74.7%

受験対策・学習法ほか

薬学検定試験は受験制限は無く、誰でも受験することができますので、薬剤師国家試験、看護師国家試験などの国家試験対策サポートや、医薬品・化粧品・美容関係の企業に就職・転職を希望する人には最適です。また、登録販売者の試験に向けても模擬テストとして良いステップになります。
試験の主要科目は、薬理学、病理学、(臨床)栄養学、食品(衛生)学 などです。公式サイトにも、学習対策として「薬剤師国家試験の科目のうち「基礎薬学」は、さほど参考にしなくても構いません。それよりも、他の科目である「衛生薬学」と「医療薬学」を選択されて学習されることをお勧め致します」と書いています。

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ただ、試験の難易度的には、薬剤師試験ほどではないにしろ、内容的にはかなり専門的な細かい知識まで問われますので、特に1級などは生半可な知識では太刀打ちできません。
さらに、合格基準が正答率80%以上という、かなり高い水準が要求され、覚えねばならない項目もかなりありますので、最適な教材を使って細かくていねいな学習が必要です。薬学検定の受験対策教材は、公式テキストや問題集、過去問がそろっています。試験では過去の類似問題が多く出題される傾向があるので、過去問を繰り返して解き、理解を深めていく進め方が効果的だと思います。
1級は登録販売者試験の前哨戦として受験する人が多いようです。合格率は60%とはいえ、覚えるところはかなり多いので、軽い気持ちで受けてはダメです。

ただ、この資格が取得できたとしても、就職や転職、キャリアアップなどに対して大きなメリットは見込めない資格の部類に入りますが、実際に勉強すると、薬の飲み合わせや栄養学、生活習慣病など実生活に役に立つ情報が薬学にはいっぱい詰め込まれていることが分かり大変勉強になります。資格取得でなく、正しいセルフメディケーションを身につける目的からも一度チャレンジするのも良い試験だと思います。

受験資格

制限はありません。誰でも受験できます。

試験方式

●受験級は1級~4級の4段階
●試験形式は、多肢選択方式(5肢択一)の筆記試験(マークシート方式)
●出題数/試験時間
 ・4級 50問/90分
 ・3級 60問/90分
 ・2級 80問/120分
 ・1級 100問/120分
※各級とも80%以上正解すると合格となります。
※併願は、2級と3級のみ可能です。(個人申込の場合)

◆在宅受験方式の合格基準
・80点以上の場合に合格となります。
※採点者(複数名)による得点の平均が80点以上の場合に合格となります。例えば、採点者3人の合計が255点の場合、平均85点となり「合格」となります。
※また、80点に満たなかった場合でも、70点台であれば(80点未満70点以上の場合は)、次のような合格を認定します。
・薬学検定1級(80点未満、70点以上) → 薬学検定2級合格
・薬学検定3級(80点未満、70点以上) → 薬学検定4級合格

試験科目

・4級
基本的なレベルの薬学知識が問われます。
※一般用医薬品(大衆薬)・医薬部外品・サプリメント・特定保健用食品の薬効成分の作用・効果(効能)・副作用・使用上の注意に関する問題、及び医療用語に関する問題が出題され、初歩的でありながら基本的なレベルの薬学知識が問われます。
・3級
標準的なレベルの薬学知識が問われます。
※4級の出題分野に生活習慣病などの疾患に関する問題が加わり、標準的なレベルの薬学知識が問われます。
・2級
高度な薬学知識が問われます。
※3級の出題分野に、実際の医療現場で使用される医薬品(新薬を含む)に関する問題や専門的な医療用語の問題が加わり、高度な薬学知識が問われます。
・1級
薬学全般に関する体系化された知識が問われます。

※2級の出題分野に、医薬品同士の相互作用あるいは食品と医薬品の飲み合わせ(相互作用)に関する問題、及び血液・尿検査(臨床検査)値に関する問題が加 わり、薬学全般に関する体系化された知識が問われます。
※各級のレベル別出題分野
 詳細はこちらを参照ください。

スケジュール

・試験の実施
  【在宅受験型】毎月実施、記述試験
    受験方法、申込み方法その他

会場受験(個人受験)は終了になりました。

試験会場

※団体受験(10名以上でどこでも可能) 
東京、名古屋、大阪、福岡、札幌、仙台(全国6都市)

受験料

・4級 3,500円
・3級 4,500円
・2級 5,500円
・1級 6,500円
※団体受験での併願は自由ですが、割引はありません。

問い合わせ先

薬学検定事務局
http://yakugaku.or.jp/index.html
〒088-3293 北海道てしかが町45西100
TEL:0798-20-3379 FAX:020-4622-6220
E-mail: kentei@yakugaku.or.jp

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