資格名

整体セラピスト検定

資格の種類

民間資格

主催者

日本セラピスト認定協会

資格試験の概要

日本セラピスト認定協会が主催、認定する資格で、自然手技療法による整体の技術の専門家。自然手技療法による整体の技術に加え、心のケアを意識する施術者を認定する資格です。具体的には、体の筋緊張による歪みを取り除き、痛みを緩解し、自律神経の流れを整え、自然治癒力を高める施術を行うと同時に、 心のケアも意識して症状にアプローチできる施術者です。「整体セラピスト」は当協会の登録証票で、特定非営利活動法人日本セラピスト認定協会の検定に合格し、免許証を交付された者を整体セラピストと定めています。
整体セラピストになるためには整体・カイロ学校、医療専門・専修学校等で学び、認定試験を受験します。
資格には、施術院で補助業務が行える5級から、4級、3級、2級、1級、指導統括が行える修士までの6段階があり、プロの整体セラピスト として働くには、3級以上の取得が必要です。

※カリキュラム
 ・1級取得指定カリキュラム(64単位)必須講座
 症状別から2症状学ぶ&責任者のためのスキル
 受講資格:2級取得後、実務経験1年以上
 ・2級取得カリキュラム(76単位)
 症状別施術の中から5症状を学ぶ&指導員のためのスキル
 受講資格:実務経験1年以上
 ・3級取得カリキュラム(6ヶ月)
 これから整体セラピストを目指す人のための講座
 受講資格:整体セラピストとして働く意思のある方



合格率・資格難易度

難易度 
   2級・3級  「D」 易しい

【資格の難易度レベル】
資格取得までのどの段階も難しいところはありません。大事なことはスクールで、知識以上に実技を十分に習得しておくことです。資格取得後は実技の世界で活躍することを常に考えて、まじめに勉強しておくことが一番大切です。
3級では学科試験の正答率が60%以上となってはじめて、実技試験に臨むことが可能となります。

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●合格率 
 平均合格率は、90~95%前後(3級)  70~75%(2級)

※参考データ
 2012年時点で3級の合格率は95%、2級は75%です。

受験対策・学習法ほか

この資格は日本セラピスト協会認定の整体・カイロ学校や医療専門・専修学校などで、整体セラピストになるために必要な専門知識や技術を学びます。資格取得講座のカリキュラムは、たとえば3級資格の場合は、期間が6か月で受講資格は整体セラピストとして働く意思のある方。「これから整体セラピストを目指す人のための講座」を受講します。
2級の場合は同様に、受講資格は実務経験1年以上で、症状別施術の中から5症状を学び、さらに指導員のためのスキルを合計76単位学習します。1級取得指定カリキュラムでは、症状別から2症状を学び、責任者のためのスキルを合わせて64単位が必須です。また、目標になる資格は認定資格ごとに基準が下記のように決められています。

  • 修士免許 院責任者の管理指導ができる
  • 1級免許 協会から公認される院の店舗運営、スタッフ管理指導ができる
  • 2級免許 慢性症状、痛みの症状の適応を判別し施術できる 
  • 3級免許 リラクセーション、症状別に適応を判別し施術できる
  • 4級認定 基礎知識、基礎技術を認め、施術補助ができる 
  • 5級認定 基礎知識を認め、院内補助ができる 

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以下の(1)から(3)が資格取得までの流れです。
(1)試験前:各整体スクールを卒業する。
(2)各級の取得や実務経験など、受験資格を満たす。
(3)資格取得試験:学科や実技試験を受け、合格すると免許がもらえる。
また試験の内容は、筆記試験では一般常識、セラピスト学、接客の基本、生理学、解剖学運動学、施術基礎、一般臨床、症状別施術、栄養学、コミュニケーション学。3級受験の場合なら、解剖や運動学の基礎、さらにその上に立つ一般臨床や症状別の知識などが求められますが、施術以外にも栄養学のアドバイスやお客との信頼関係を築くためのコミュニケーション学についても出題されます。実技試験では、首、肩、腰、下肢、上肢の5部位のカードの中から 自分が引いたカードに書いてある部位について施術をします。時間は10分。実技試験での基本は体のバランスをとる整体を行うということと、リズム、圧はよいかなどがポイント。左右どちらが悪いか、浅層筋から深層筋へなどを意識しているか。手に迷いがなく、バランス良く心地よいリズムで、リラクセーション効果が出せているか、さらに大きく浅層から始まり、深層へときちんと施術ができるか、などが重要視されます。

NPO法人日本セラピスト認定協会認定資格の場合は、入門的な資格となる整体セラピスト5級から始まって、4級、3級、2級、1級(さらに上級の修士課程と教職員課程があります)と、段階的にステップアップしていきますが、3級取得後はさらに経験を積んで、2級をめざすセラピストが多くいます。5級と4級の試験は、同協会の認定スクールのみで実施されており、認定証はスクール名で発行されます。5級の合格によって整体院の補助業務が許され、4級でやっと現場で施術の補助が許されることになります。結局、プロの整体師として仕事に就くことができるようになるのは、3級以上に認定された以降となります。

今の時代は老若男女を問わず多くの人がいろいろな疲労やストレスを抱えていますので、整体セラピストはなくてはならない職種です。就職先は整体院、ボディケアショップ、スポーツジム、整形外科の他、高齢者住宅におけるケア担当など、いろいろな方面で活躍できる資格です。

※協会認定スクールの3級取得講座受講料は56万7000円。取得期間は約6ヵ月が目安です。
3級取得には学科と実技で約500単位の勉強(1単位1時間)が必要。試験の受験料は1万2000円(3級)です。

受験資格

・修士免許 :1級合格者で実務経験3年以上の者 
・1級免許 :2級取得後、実務経験1年以上で指定カリキュラム修了者
※ 海外での正式な資格を有するカイロプラクティックドクターは面接試験のみで取得 
・2級免許 :実務経験2年以上
※ 国家有資格者
(柔道整復師、按摩マッサージ指圧師、鍼灸師、理学療法士、作業療法士)は学科免除
(但し実務経験1年以上) 
・3級免許 :整体・カイロ学校 / 医療専門・専修学校などの専門課程修了者である者
※ 国家有資格者は学科免除 
・4級認定 :各認定スクール「整体セラピスト3級取得講座」の受講生 
・5級認定 :各認定スクール「整体セラピスト3級取得講座」の受講生

試験方式

・認定級別に、一次試験(学科)と二次試験(実技)があります。
 試験内容は級によって異なります。
(3級の場合)
一次試験:(学科)出題数50問
二次試験:(実技)試験時間10分
※国家有資格者は学科免除

級別の試験内容詳細

試験科目

・5級認定
  学科:一般常識、生理学基礎 セラピスト学、接客の基本
  実技:なし 
・4級認定
  学科:施術基礎 解剖基礎、運動学基礎
  実技:基本施術 
・3級免許
  一次試験 学科
   一般臨床 症状別施術 栄養学 コミュニケーション学
  ※ 国家有資格者は学科免除 
  二次試験 実技
   リラクセーション 症状別施術(肩こり・腰痛・膝痛・上肢・下肢)
・2級免許
  一次試験 学科
   痛みの症状 慢性症状 テスト法 施術計画 心理学 指導法
  ※ 国家有資格者は学科免除(但し実務経験1年以上) 
  二次試験 実技
   痛みの症状 慢性症状、
・1級免許
  一次試験 学科
   経営学 人材育成 臨床心理 運営基礎 顧客管理
  ※ 海外での正式な資格を有するカイロプラクティックドクターは学科免除 
  二次試験 面接
   店長としての適性判断 / 口述面接試験 論文:施術院の役割の理解を判断 
・整体セラピスト修士免許
  論文:研究論文 テーマは自由 
  面接及び理事会の承認
   統括者適性判断 / 臨床心理適性判断 / 口述面接試験

スケジュール

・日本セラピスト認定協会の公認指定校にて随時実施。
 (現在全国に21校)

2021年度整体セラピスト検定試験日程
    試験は終了しました。

試験会場

協会の公認指定校
※日本セラピスト協会が実施する検定は、専門課程を修了すれば誰でも受験が可能です。

受験料

●免許
 修士免許21,000円  
 1級18,000円  
 2級15,000円  
 3級12,000円
●認定
 4級5,000円  
 5級3,000円

問い合わせ先

NPO法人 日本セラピスト認定協会
https://therapist-nintei.or.jp/overview/
〒150-0002  東京都港区六本木6-12-2六本木ヒルズレジデンスB棟
TEL:03-6804-6447
Mail:jtoa@therapist-nintei.or.jp

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