資格名 | 接客サービスマナー検定 |
資格の種類 | 民間検定試験 |
主催者 | NPO法人日本サービスマナー協会 |
資格の概要 | 接客が重要視される職業は多く、そのサービス能力が重要視される局面もたくさんあります。その高度な接客サービス能力を身につけることを目的とした試験が接客サービスマナー検定です。
この検定試験は、ワンランク上の上質な接客サービスが求められる業界で必要となる能力を判定する検定です。今、エアライン・ホテル・旅行・ブライダル・リラクゼーション・ブランドビジネスなど、ワンランク上の上質な接客サービスが求められる業界では注目を浴びている接客サービスの能力を判定する試験です。
2008年3月に第1回が実施されたまだ新しい検定試験ですが、試験では立ち居振る舞いや接客サービスの基本からビジネスマナーなどの様々な知識・技能を習得することで、ビジネスの世界でお客様に対して好印象を持っていただけるような人材の育成を大きな目的としています。
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この検定資格を取得することで様々な場面においてお客さまに満足していただけるサービスを提供することができるようになります。高度なサービス適性を求められる業種への就職や転職を考えている方にも役立つ内容になっています。
受験級は3級・2級・準1級・1級の4段階があり、ダブル受験、トリプル受験も可能です。尚、準1級と1級には、1次試験と2次試験があります。
【試験のレベル】
・3級:高校で学ぶ程度の基礎的なサービスマナー能力を問う試験です。
・2級:エアライン業界やホテル業界、ブランドビジネスなど、質の高い接客サービスが求められる分野での接客サービスマナー能力の基本が求められるレベルです。
・準1級:ワンランク上のサービスを求めるお客様への対応が十分にでき、接客サービスマナーの能力を知識だけでなく行動できるレベルです。
・1級:接客サービスのプロとして経営の立場からも考えることができ、知識・行動ともにお客様に満足していただけるレベルです。 筆記試験は準1級と同じですが合格ラインが異なります。
※学校、企業、グループにおいて、申込者が5名以上集まると団体受検ができます。団体受検の場合は準会場として認定され、使い慣れた施設で受検することができるメリットがあります。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度
1級・準1級 「C」 やや易
2級・3級 「D」 易しい
【資格の難易度レベル】
2級・3級はそれほど難しくありません。2級でも大学生なら基礎レベルの試験といえます。講座もありますが、受講する必要もないでしょう。
ただ、この試験は他のマナー関係の検定試験と異なり、外国人に対する接遇も対象になっているため、簡単な内容ですが英語でのやり取りや英単語の用語に関する知識問題が出ますので注意が必要です。
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●合格率
非公開
※おおよそ以下の程度と予想されます。
・1級 15%前後
・準1級 40~50%
・2級 50~60%
・3級 60%前後
※参考データ
過去の平均合格率
・3級 61.5%
・2級 56.9%
・準1級 57.1%(1次試験)
・1級 54.8%(1次試験) |
試験の内容・勉強法 | サービス接遇検定は、 これからエアライン業界をはじめとした高度なサービス適性を求められる業界への就職活動を始める人達にとってはたいへん役立つ注目の検定試験です。 試験の内容は筆記試験で敬語や席順などの知識を問うものの他に、外国人のお客さんに対する対応の仕方などが扱われます。また実技試験ではコミュニケーション能力や接客マナーについて問われます。
接客サービスマナー検定とよく比較されるのがサービス接遇検定です。どちらもビジネスマナーや社会人としての一般常識や技能をサービス業の面からの観点で問う試験ですが、接客サービスマナー検定は一般的なマナー系検定と異なり、外国人に対する接遇なども対象になり、簡単な内容ですが英語のやり取りや英単語の知識を問う問題なども出題されるところが大きく異なるところです。
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勉強方法としては、独学か講座受講になります。講座受講なら日本サービスマナー協会が行っている検定対策講座が良いでしょう。仕事に関係なく、一般常識として勉強しておくために受験してみるのもいいかも知れませんただ、試験に合格するだけの目的なら、独学で十分突破できるでしょう。試験科目や、内容、合否基準などから考えてもそれほど難解な試験ではないはずです。協会の案内書籍を十分読み、試験科目の項を再度チェックしておけば問題ないでしょう。公式サイトでは過去問も一式1000円で販売されています。⇒過去問販売サイト
この検定試験は、民間試験ながら知名度がとても高く、接客が重要視される業界で働く場合には非常に役立つ知識や技術が身につく検定です。資格取得者はエアライン業界のほか、旅行会社、ブライダル関係、リラクセーション施設などでも役立ち、サービス業をはじめとする業界への転職や就職の際に有利なようです。
例えば、今後の日本はますます観光業が盛んになることが予想されます。こういうタイミングにはマナーに関する資格は取得しておくと大変良い技能になると思います。他には、女性に人気の秘書検定や接客で役立つサービス接遇検定や接客サービスマナー検定、障がい者や高齢者を支えるためのユニバーサルマナー検定など、実用的な接客・マナー関連の資格が注目を集めるでしょう。 |
試験日程 | ●試験の実施
・1級/準1級(筆記):年4回(2月・5月・8月・11月)
・1級/準1級(面接):年4回(3月・6月・9月・12月)
・2級/3級:年4回(2月・5月・8月・11月)
●試験の申込み
2023年度第61回 接客サービスマナー検定試験日程 |
受験資格 | 特に制限はありません。誰でも受検できます。 |
試験会場 | 【公開会場】
・1次試験
札幌・仙台・東京・横浜・千葉・埼玉・金沢・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・福岡・那覇
・2次試験
東京・名古屋・大阪・福岡
※会場は公開試験場だけでなく、団体申請があれば各団体(企業や学校など)で受検することができます。 |
受験費用 | ・3級:5,000円(税込み)
・2級:7,000円(税込み)
・準1級:9,000円(税込み)
・1級:12,000円(税込み) |
試験方式 | ●2級・3級
筆記試験(出題数 50問/試験時間 60分)
●準1級・1級
1次試験:筆記試験(出題数 65問/試験時間 80分)
2次試験:実技試験(面接)
●合格基準
・3級:筆記試験 100点満点中70点前後が合格の目安
・2級:筆記試験 100点満点中60~65点が合格の目安
・準1級: 筆記試験 100点満点中60~65点が合格の目安
実技試験 グループ面接(相対評価)とシチュエーション実技(絶対評価)を合計して60%以上のポイント取得が合格の目安
・1級:筆記試験 100点満点中75点前後が合格の目安
実技試験 個人面接とシチュエーションに基づくロールプレイング実技を合計して60%以上のポイント取得が合格の目安 |
試験科目 | (問題の構成)
基礎問題(敬語・席順・電話の応対など)、ビジネスマナー、漢字の読み書き、外国人のお客さまへの対応、シチュエーション問題、サービス全般
●筆記試験:
基礎問題(敬語・席順・電話の応対など)、ビジネスマナー 、漢字の読み書き、外国人のお客様への対応、シチュエーション問題、サービス全般
●実技試験
準1級:グループ面接とシチュエーション実技
1級 :シチュエーションに基づくロールプレイング実技 |
試験関連情報 | 関連資格
ホテル実務検定試験 |
問い合わせ先 | 日本サービスマナー協会 http://www.setsuken.net/
〒540-0012
大阪市中央区谷町2丁目1-22 フェアステージ大手前3階
TEL:06-6809-4141
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-28-9 三東ビル8階
TEL:03-5941-7851 |
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