資格名 | QuarkXPressクリエイター能力認定試験 |
資格の種類 | 民間資格 |
主催 | 株式会社サーティファイ |
資格の概要 |
【ご案内】
かつて出版業界で圧倒的な地位を築いていたソフトといえばQuark社の「QuarkXPress(クォークエクスプレス)」でした。印刷物から電子書籍まであらゆるレイアウトに対応したデザインを誇りましたが、レイアウトソフトが2000年代に入った頃からはAdobe社の「InDesign(インデザイン)」によって大きく差をつけられる状況になってしまいました。
Quarkは今や日本法人もなくなって、試験も実施されておりません。現在ではSoftware Tooが代理店として現行の「QuarkXpress 2020」を扱っているだけの状況です。
以上のような状況から、当サイトも「QuarkXPressクリエイター能力認定試験」のデータの更新をストップしておりますので、現在、当ページで掲載している資格試験情報は古い情報となっていますので、そのようにご理解いただきますようお願いいたします。
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DTPとは、「Desk Top Publishing」の頭文字の略で、パソコンを使って出版・印刷物の編集やデザインを行う技術のことを指します。 このDTPの資格には、「DTP検定」「DTPエキスパート」「QuarkXPressクリエイター能力認定試験」などがあります。
このQuarkXPressとは、Quark社が販売しているDTPソフトの名称。印刷業界では古くから使用されているレイアウトソフトのひとつで、MacintoshによるDTPのデファクトスタンダードとなっています。QuarkXPressは早くカラー対応を果たしたこともあってシェアを拡大し、日本の出版・印刷業界で定番ともいえるDTPの標準ソフトになりました。DTPをはじめるなら、まずこれから、と言われるくらいスタンダードな レイアウトソフトになっています。
このソフトは、かっては日本のDTPにおいて圧倒的なシェアを誇っていましたが、Mac OS Xに対する対応の遅れなどが影響し、先に対応を果たした後発のAdobe InDesignがシェアを拡げつつあるのが現状ですがまだ、QuarkXPressを抜き去ったという状況ではないようです。
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「QuarkXPressクリエイター能力認定試験」ではQuarkXpress(Macintoshが前提)についての実務スキルが評価されます。試験レベルは1級、2級、3級に分かれており、1級のレベルは、QuarkXPressの高度な技術の習得。DTP版下の作成、指導が出来るレベルです。また、2級は、QuarkXPressの実践的な操作と、DTP版下の作成が出来るまで。初心者に指導が出来るレベルになります。3級では、QuarkXPressの基本的な操作が出来るレベルになっています。
試験では、「クオークエキスプレス」の用語や機能の知識、印刷、出版に関する知識。テーマにしたがって作品を仕上げる技術が問われます。 |
試験方式 | この試験は、筆記試験と実技で構成されています。
・知識試験:DTPおよびQuarkXPressに関する知識
・実技試験:QuarkXPressの操作によるDTPファイルの作成
◆試験の方式
●1級
【知識試験】
多肢選択方式による筆記試験(60分)
【実技試験】
問題は冊子又はブラウザ上で与える(120分)
解答に使用する素材データはFD又はCD-ROMで提供
●2級
【知識試験】
多肢選択方式による筆記試験(40分)
【実技試験】
問題は冊子又はブラウザ上で与える(120分) 解答に使用する素材データはFD又はCD-ROMで提供される。
●3級
【知識試験】
多肢選択方式による筆記試験(40分)
【実技試験】
問題は冊子又はブラウザ上で与える(120分)
解答に使用する素材データはFD又はCD-ROMで提供
◆資格の認定基準
●1級
QuarkXPressを用いて高度なDTP作成処理を行うことができる。同時にDTPに関する高度な実務知識を駆使して実用に耐えるDTP版下の作成・提案・指導がてきる。
●2級
QuarkXPressを用いて通常のDTP作成処理を行うことができる。同時にDTPに関する通常の実務知識と、基本的なDTP版下の作成に関する基礎知識を有し、初心者の操作指導ができる。
●3級
QuarkXPressを用いて基本的なDTP作成処理を行うことができる。 |
受験資格 | 特に制限なし |
試験科目 | <出題範囲>
●1級
・知識試験
QuarkXPress3.3J全般、DTP実務知識、テキスト&画像データファイル形式(カラー出力含む)
・実技試験
QuarkXPress3.3Jの高度な操作能力、様々な形式のテキスト&画像データを取込み複雑なレイアウトの作成、環境設定、スプレッドの作成、文字属性の細部設定(カーニング&トラッキングエディタの設定を含む)、段落書式の詳細設定(ベースライングリッド固定を含 む)、H&Jの作成、テキスト文字属性&特殊キャラクタの検索・置換,アイテムの連続複、,複数アイテムの配置、表組,画像の拡大・縮 小、移動、回転&変形(コントラスト調整,スクリーン設定を含む)、多角形ボックスの再編集、カラーの細部設定(トラップを含む),出力ファイル の収集、用紙設定&印刷コマンドの細部設定(カラー出力)及び2級3級の出題範囲
●2級
・知識試験
QuarkXPress3.3J、DTP実務知識、テキスト&画像データファイル形式
・実技試験
QuarkXPress3.3Jのやや高度な操作、与えられたテキスト&画像データを指定された場所に取込みやや複雑なレイアウトの作成、マス ターページ(見開き)作成&ドキュメントへの適用、ヘッダフッタの作成及びページ番号の設定、スタイルシートを作成してテキスト編集、フォント セットの作成、文字の設定(文字の変形,カーニング・トラッキング&ベースラインシフトを含む)、段落書式・段落罫線&タブの設定、テキ スト及び文字属性の検索・置換,テキストの回込み(手動)、段組、ボックスのアンカー設定、ボックスの変形、画像の拡大・縮小移動回転&変形、カ ラーを作成しアイテムへの適用(ブレンドを含む)、ライブラリの作成、用紙設定&印刷コマンドの設定及び3級の出題範囲
●3級
・知識試験
QuarkXPress3.3Jの基本的操作、DTP実務知識、テキスト&画像データのファイル形式
・実技試験
QuarkXPress3.3Jの基本的な操作能力、与えられたテキスト&画像データを指定された場所に取込みレイアウトを作成(各ツールの使用&メジャーパレットの設定)、マスターページ(シングル)の作成、スタイルシートを作成してテキストの編集、文字の設定(フォント・サイズ・カ ラー・シェード・文字飾り・トラッキング)、段落書式(行送り,行揃え)、段落罫線&タブの設定、ルビ、ドロップキャップスの作成、テキストの回 込み、テキストボックスの連結、テキストの検索・置換,ボックス&ラインの作成・変形(フレームの指示)、画像の拡大・縮小&移動、カ ラーの作成&アイテムへの適用、用紙設定&印刷コマンドの設定 |
スケジュール | 随時試験 |
試験会場 | 各試験会場に問い合せる。
※随時試験の流れはこちらで確認出来ます。 |
受験料 | 3級 6,000円
2級 6,500円
1級 7,500円 |
資格難易度 | ●難易度
「B」 普通
【資格の難易度レベル】
受験級の3級は基本的操作ができるレベル、2級は実践的な操作、さらにDTP版下の制作と指導が可能というレベル、1級は高度なDTP作成処理ができると認定されるレベルです。「QuarkXpressクリエイター能力認定試験」では、QuarkXpressについての実務スキルが評価されます。難易度は高いですが、この定番ソフトのスキルを極めておけば、業界での効力は抜群と言えます。DTPの経験があれば、3~4ヵ月程度で知識やスキルの習得が可能でしょう。QuarkXPressで理解しておくべき用語、機能についての知識、さらに印刷に関する知識を習得しておかねばなりません。
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●合格率
50~60% |
受験対策・資格の将来性 | 「QuarkXPressクリエイター能力認定試験」は、PCソフトである「QuarkXPress」を用いたビジュアルなドキュメントデザイン技術についてその操作能力・知識と、提示されたテーマ・素材からから、仕様に従って作品を仕上げる能力を認定するものです。
DTPの資格には、「DTP検定」「DTPエキスパート」「QuarkXPressクリエイター能力試験」などがありますが、 「DTPエキスパート」は、印刷業界が主導するDTP資格です。印刷物のレイアウトからカラー処理、出力等についてのDTP専門知識と、パソコン基礎知識が必要です。印刷業界の教育基準として想定されているので、難易度は高くはありません。また、「DTP検定」は、DTPのデザイン、レイアウトから編集に至るまで、幅広いスキルが問われます。
「プロフェッショナルDTP」「ディレクションDTP」 「ビジネスDTP」の3職種別にレベルが設定されているのが大きな特徴です。プロフェッショナルDTPは、クリエイティブなセンスも評価されるため、難易度がやや高めです。
さらにランクアップを目指す資格として「QuarkXpressクリエイター能力認定試験」があります。
QuarkXpressは、出版・印刷業界で定番ともいえるDTPソフトです。「DTPエキスパート」や「DTP検定」では、特定のソフトやハードに縛られない一般的な知識が主に筆記試験で問われるのに対し、「QuarkXpressクリエイター能力認定試験」では、QuarkXpress(Macintoshが前提)についての実務スキルが評価されます。
パソコンの普及とともに、出版・印刷業界での人材需要は急増し、DTP関連資格は現場での評価が高くなっていますので、狙い目かも知れません。PhotoshopやIllustratorのソフト操作とあわせてマスターすれば、グラフィックデザイナーとして活躍できるチャンスも到来すると思います。 |
通信講座 | - |
スクール | - |
過去問 | - |
教材 | QuarkXPress受験関連教材 |
関連情報ページ | 関連資格
DTP検定
DTPエキスパート |
問い合わせ先 | サーティファイ認定試験事務局 http://www.sikaku.gr.jp/
〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
TEL:0120-031-749 FAX:0120-031-750 |