資格名

DTPエキスパート

資格の種類

民間資格

主催者

(社)日本印刷技術協会(JAGAT)

資格の概要

「DTPエキスパート」は、コンピュータを使って出版物などの紙媒体を編集するDTPの技術と知識を認定する資格です。
(社)日本印刷技術協会(JAGAT)が製版印刷の基礎知識とDTPの知識及びコンピュータの知識を体系立ててまとめた印刷メディア産業共通の教育基準となるDTPエキスパートカリキュラムをクリアすることが、その質的保証のための教育を経たことの認証になり、合格者にはDTPエキスパート認証証を発行し、対外的にDTPエキスパートであることを証明するIDカードとなる制度です。
この試験は、DTP関連資格の中で最も歴史が深く、実務に直結する資格でもあることから、受験者数は延べ5 万人を超え、合格者は約2万人。この試験の営業から現場にいたるまで、グラフィックアーツに関わる人すべての共通知識、必須知識として広く認知されています。印刷・製版業界を目指す人にはにおススメの資格です。

※2回以上更新試験をクリアした者にはゴールドカードが発行され、対外的には更新回数を星印でその質的保証をしています。6回以上の更新者にはブルーカードが発行されます。
※2013年夏より更新試験はCBT方式試験となりました。



試験の合格率・難易度

難易度 
  「C」  やや易

【資格の難易度レベル】
全般的に見て、それほど難しいという試験ではありません。印刷関係の仕事をしている人ならば、テキストや問題集などを使えば、独学でも十分合格できる試験だと思います。ただ、これから印刷業界を目指すという人には、カリキュラムに沿ってまじめに勉強してから試験にチャレンジする姿勢をお勧めします。特にDTPエキスパートの資格を確実に取得するためには、カリキュラムに沿った学習が大切です。そして、学科試験はテキストを元にして徹底的に繰り返し過去問を解く勉強方法がベストです。また実技試験に関しては、仕事で通用する「基本的なスキル」を求められるため、印刷物に関わる工程やその役割、表現方法などの基本をしっかりと十分理解しておく必要があります。

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●合格率  
 2021年第55期DTPエキスパート認証試験結果
  申請者数158名(エキスパート98名)  
  学科試験 合格率54.2% 
  実技試験 合格率58.7% エキスパート認証44名

※参考データ
・2020年第54期DTPエキスパート認証試験結果
  申請者数330名(エキスパート195名)  
  学科試験 合格率62.1% 
  実技試験 合格率55.5% エキスパート認証132名
・2020年第53期DTPエキスパート認証試験結果
  申請者数174名(エキスパート75名)  
  学科試験 合格率63.1% 
  実技試験 合格率43.3% エキスパート認証62名
・2019年第51期DTPエキスパート認証試験結果 
  学科試験 合格率59.2% (受験者数287名 合格者数170名)
  実技試験 合格率81.0% (受験者数253名 合格者数209名)
・2018年第50期DTPエキスパート認証試験結果 
  学科試験 合格率59.2% (受験者数287名 合格者数170名)
  実技試験 合格率81.0% (受験者数253名 合格者数209名)
・2017年第48期DTPエキスパート認証試験結果 
  学科試験 合格率57.1% (受験者数403名 合格者数230名)
  実技試験 合格率69.8% (受験者数327名 合格者数238名)
・2017年第47期DTPエキスパート認証試験結果 
  合格率42.4%  受験者数217名 合格者数92名
・2016年第46期DTPエキスパート認証試験結果 
  受験者数463名 合格者数208名 合格率44.9%

試験の内容・勉強法

「DTPエキスパート」の「DTP」とはディスクトップ・プリプレス。出版・印刷業界で編集者やデザイナー、印刷会社をとりまとめ、円滑な作業を指示、管理するためのDTPシステムの知識や技術に精通し良質な印刷物を作成する能力があることを認定する試験です。
コンピューターから製版印刷・デザインに至るまで、幅広い知識が要求されます。筆記試験はマークシート方式ですが問題数が非常に多いのが特徴。試験では700問超の問題を240分で解かなければなりません。ただ、7割近くが過去問と同じか類似問題なので、試験対策では徹底して過去問をやることが大切です。その勉強の中で、解答のコツをつかむことができれば合格は見えてきます。
尚、課題制作試験は、デザインセンスやスキルを問うのではなく、印刷物の設計や制作プロセスを理解しているかをみる試験です。受験対策として、協会の通信講座なども準備されていますが、市販の教材で独学でも合格可能です。教材としては、「JAGAT DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム 第13版準拠」という名の参考書が市販されていますが、このテキストの最後に過去問題が掲載されています。このテキストではこの過去問のところだけを活用します。この試験の出題傾向は過去問題がそのままの内容で出題されていることが多いことです。このテキストに付いている過去問を徹底的に覚えてしまうくらいに繰り返しやってみてください。

現在では社内教育制度としての受験も増え合格者は17,000人を超えています。DTPなどの仕事は実践中心なので、勉強のためにこの資格を取得することはいいですが、仕事に生かすという意味ではあまり意味がありません。ただ、グラフィックアーツ業界に携わるなら必要・必須の知識です。

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試験日程

●試験実施:8月27日(日曜日)
●申込期間:7月4日~8月3日

 2023年DTPエキスパート認証試験日程

受験資格

DTPに関心のある方。資格や経験は不要、誰でも受験できます。

試験会場

●2~3月:東京、名古屋、大阪、福岡及び指定講座会場(予定) 
●8月:札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡及び指定講座会場(予定)

受験費用

DTPエキスパート・マイスター:21,000円(税込み)
DTPエキスパート:15,000円(税込み)
DTPエキスパートからDTPエキスパート・マイスターへのアップグレード:9,000円(税込み)

試験方式

学科試験と実技試験(課題制作)で構成されています。
●学科試験:マークシート方式
(評価):学科試験の合格ラインは、問題が5つのカテゴリに分けて採点され、全てのカテゴリで正解率80%以上が合格。
●実技試験(実技試験課題制作試験)
 試験当日JAGATより発表されるWebサイトから課題材料のデータをダウンロードし、それを持ち帰り、3週間以内に作品と制作指示書をアップロードする。
●(評価):作品(制作物)と制作指示書を総合的に評価し、100点満点で80点以上。作品をレイアウト、組版、画像・色の3つのカテゴリーに、制作し辞書を設計、要素、表現の3つのカテゴリーに分けて評価し、全カテゴリーが10段階評価の8以上で合格。

試験科目

●学科試験科目
・DTP関連知識:DTPの役割、DTP技術、PDL/フォント、DTP作業 
・印刷発注側知識:編集、デザイン 
・印刷工程知識:印刷の一般、組版、製版、スキャナ 
・色の知識:色
・コンピュータ関連知識:コンピュータ、アプリケーション、通信
●実技試験
・上記「試験方式欄」参照

試験関連情報

【資格の難易度情報】
資格の難易度とランキング
ジャンル別資格の難易度ランキング

●試験関連情報
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●関連資格 
 DTP検定 

問い合わせ先

公益社団法人 日本印刷技術協会(JAGAT)資格制度事務局 
 http://www.jagat.jp/
 〒166-8539 東京都杉並区和田1-29-11 TEL03(3384)3115

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教材(テキスト・参考書)

DTPエキスパート認定試験対策教材一覧

【DTPエキスパート認定 おすすめ教材】
DTPエキスパート受験サポートガイド 改訂9版
DTPベーシックガイダンス
JAGAT DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム 第13版準拠

教材(過去問・問題集)

JAGAT DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム 第13版準拠

公式模擬問題
DTPエキスパート試験対策問題集

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