資格名 | CompTIA A+ (コンプティア エープラス) |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | The Computing Technology Industry Association(コンピューティング技術産業協会) |
資格の概要 | CompTIA認定資格は特定の製品に関する技術ではなく、実務能力を評価します。技術者に共通して必要な技術知識、スキル、問題解決能力、業務遂行を認定する業界標準資格です。
CompTIA認定資格の認定団体には118カ国4,000機関以上の企業が参加しており、2019年9月時点で資格保有者は50万人を超える、世界でスタンダードなIT資格であり、この資格はIT技術者として基盤となる実務能力をもつ人材として、世界的な証明書となります。
尚、CompTIA認定資格は、ベンダーに偏らないIT実務スキルの認定資格として、多くのコンピューターハードウェア・ソフトウェアの製造メーカー・販売店・リセラー・出版社・教育業界からの支援、協賛を受け、実施試験数では全世界で、マイクロソフト社に次いで2位となっています。
スポンサーリンク
CompTIA認定資格の大きな特徴は、ベンダーニュートラルである点です、CompTIA認定資格の場合、デバイスやOS、ネットワークの種類やベンダーに依存しない、普遍的な知識を学ぶことができます。またCompTIAが運営する認定資格のうち、COREと呼ばれる区分で中心となる試験は「CompTIA IT Fundamentals」、「CompTIA A+」、「CompTIA Network+」、「CompTIA Security+」の4つありますが、その中でもCompTIA A+は初級レベルの難易度となっています。CompTIA A+は「Core 1」と「Core 2」の2つの試験がありますが、CompTIA A+に合格すれば、エントリーレベルのITプロフェッショナルに求められるスキルもつITエンジニアとして、一定以上の技術力があることを示すことができます。
「CompTIA」は実務能力基準の認定活動などを行うIT業界団体で、欧米を中心に世界中に10の拠点を持ち、「A+」「Strata」「Network+」「Server+」など各IT業務に関する資格認定を行っています。世界共通の資格で、世界中どこで受験しても、またどの言語の試験を受験しても、世界的に通用する資格として認められています。
尚、2011年1月1日以降に取得したCompTIA A+の有効期間は3年間になっています。 |
試験の合格率・難易度 | ●難易度
Security+ 「B-上」 普通の上位
Server+ 「B」 普通
A+ 「B-下」 普通の下位
【資格の難易度レベル】
A+は試験分野の基礎知識はひと通り持っている人が受ける中級程度の知識が必要な試験と考えていいでしょう。目安として、IT系の職業の方やPCを自作できるぐらいの知識がある人ならテキストと問題集を中心に基本的な事を徹底的に理解するような勉強を毎日1時間ぐらいやれば、独学でも3週間くらい(30~50時間くらい)で十分取得できるレベルの試験です。試験ではテキストの細かい内容まで問われることが多いため、パソコンを自作できる程度の知識があれば問題ないですが、問題集中心だけの勉強では少し無理があります。
「CompTIA A+」の難易度レベルは、 A+<Network+<Server+<Security+ で、A+は全ての基礎となっています。A+を取得し、順にステップアップしていくことが費用はかかりますがベストな選択だと思います。例えば、初学者の方がいきなりServer+を受験するのは、ちょっと無理があります。
--------------------------------------------
●合格率
非公開 (予想30~40%) |
試験の内容・勉強法 | 「CompTIA」は、ベンダーニュートラルなコンピュータ知識の能力認定試験です。その中で「CompTIA A+」は、ITプロフェッショナルとしてのPCサービス全般に対応する基礎的なスキルを証明する資格試験になっています。試験はパソコンの構造に関する内容とOSに関する内容に分かれています。1年以内に両方に合格すれば「CompTIA A+」が取得できます。
「CompTIA」という名前は、日本ではまだ知名度が低いですが、海外ではマイクロソフトに次ぐ受験者の多さで知られている資格で、他のベンダー系資格を取得する際に科目が免除になったり、CompTIAの資格取得がトレーニングを行う前提条件となっている外資系のIT企業もあるほどです。また、日本でも、ITサービスを提供する会社では、多くが「CompTIA A+」をサービスエンジニアの必須資格として社内で推奨しています。「CompTIA A+」は、1993年の試験配信開始以来、70万人以上の方がIT業界への就転職、またはキャリアアップのために取得しています。今後さらに需要が急増しそうな資格です。
「CompTIA A+」は経済産業省が策定したITスキル標準(ISV MAP)では、レベル1(初級)でエントリーレベル。「CompTIA Security+」はレベル2のエントリーレベルに分類されています。
どちらもITプロフェッショナル向け資格とされていて難易度はそれほど高くありませんが、出題範囲が広いため実務経験を積んだエンジニアでもしっかりと対策しないと厳しい試験です。「CompTIA A+」の受験対策では、覚えなければならない項目はかなり多いですが、良く利用されているOSやハードウェアなどから順に細かく覚え、練習問題で力をつけるのが良いでしょう。独学でも十分取得できる資格ですから、マニュアルなしで自作パソコンをパーツを選んで組み立てられるような方なら比較的簡単に取得できると思います。また、知識が乏しくても実際にパソコンやネットワークにいつも触れている方なら、少し勉強すればで取得できる難易度と考えてよいでしょう。必要なのはハードウェアとソフトウェアに関する標準的な知識、環境構築能力です。試験では実際にコンピュータを利用していると目にするトラブルについても問われますので、コンピュータをどれぐらい使いこなしているかという経験がものを言うことになります。
一方で、リスクを避けて、もっと安全に行きたいと思う方はスクールや通信講座のA+コースを受講するのが効果的です。CompTIA全般の試験に関しては、確実に合格するためには「TACの模擬試験」が必須だとされています。TACの模擬試験とかなり近い問題が実際の試験でかなり出題されるので、この模擬試験を暗記するくらい学習することが、かなり安定した合格への近道だとされています。
CompTIA A+の認定者数が200万人を突破しました。現在の世界における人気資格トップ10には「A+」以外に、CompTIAの「Network+」と「Security+」がランクインしています。このことから、現在のIT業界における人気資格はネットワークとセキュリティと言えるようです。
それでは、今後の業界で必要とされる資格は何か、という問いに対して専門家は「おそらく、モバイルとクラウドだろう」と言います。特に日本においては、クラウドに関連するベンダーニュートラルであったり、基礎からクラウドを学べるような認定資格がないこともあり、クラウド(Cloud+)に対する人気が高いようです。
「CompTIA A+」の資格を取得するのは、コンピュータのトラブル対応センターの人が多いように、資格取得後はコンピュータ業界以外では、パソコン関連企業、パソコンショップ店員、スクール講師などがあげられますが、現状では、リサイクルの重要性や故障の原因など、メンテナンス知識を持った技術者の需要が求められています。 |
試験日程 | ・試験実施:毎日
・願書受付:随時
・申込方法:ピアソンVUEの認定試験センターに申込みます。
・合格発表:試験終了後、即時
※全国に100ヵ所以上あるすべての試験センターで受験可能です。 |
受験資格 | 受験資格は一切ありません。誰でも受験可能です。 |
試験会場 | ※全国に100ヵ所以上あるすべての試験センターで受験可能です(試験は試験会場にあるパソコン上で行います) ⇒ ピアソンVUE
※受験予約、日程及び詳細に関するお問い合わせは、各試験センターに問い合わせください。
※試験の合否結果は、試験終了後すぐに出ます。 |
受験費用 | ・CompTIA A+
1試験分 31,787円(税込)
会員価格:1試験分 25,485円(税込)
・CompTIA Security+
1試験分 50,672円(税込)
会員価格:1試験分 40,674円(税込) |
試験方式 | 「CompTIA A+」は、対象の試験が「CompTIA A+(試験番号:220-1101)」と「CompTIA A+(試験番号:220-1102)」の2試験で構成されており、A+の資格は、この2つの試験に合格することで認定されることになります。(改訂CompTIA A+ Coreシリーズでは、Core1(220-1101)とCore2(Core2)の2つの試験に合格する必要があります)
●試験の種類
「CompTIA A+ (試験番号:220-1101)」
「CompTIA A+ (試験番号:220-1102)」
●試験方式(共通)
試験はコンピュータによるオンライン形式(CBT)で行われます。
単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト
・制限時間:90分
・問題数:最大90問
・合格点:Core1 675(100~900のスコア方式)
Core2 700(100~900のスコア方式) |
試験科目 | ●試験科目と出題比率
CompTIA A+(試験番号:220-1101)
・モバイルデバイス(14%)
・ネットワーキング(20%)
・ハードウェア(27%)
・仮想化とクラウドコンピューティ(12%)
・ハードウェアとネットワークのトラブルシューティング(27%)
CompTIA A+ (試験番号:220-1102)」
・オペレーティングシステム(27%)
・セキュリティ(24%)
・ソフトウェアのトラブルシューティング(26%)
・運用手順(23%) |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】
・資格の難易度とランキング
・ジャンル別資格の難易度ランキング
●試験関連情報
The Official CompTIA A+ Study Guide(試験番号:220-1101/220-1102)日本語版」が、2023年1月18日(水)から発売されました。
●関連資格
CCNA
IC3
パソコン整備士 |
問い合わせ先 | ・CompTIA日本支局 TEL:03-5226-5345 e-mail:info_jp@comptia.org http://www.comptia.jp/
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7階
※試験の申込み
・プロメトリック株式会社 http://www.prometric-jp.com/
コールセンター e-mail : regist@prometric-jp.com
TEL:0120-387-737 / FAX:03-5541-4691
・ピアソンVUE http://www.pearsonvue.com/japan/index.html
コールセンター e-mail : pvjpsales@pearson.com
TEL:0120-355-173 / FAX:0120-355-163 |
【以下の各項には一部広告が含まれています。】 |
教材(テキスト・参考書) | CompTIA A+試験対策教材一覧
【CompTIA 試験 おすすめ教材】
・The Official CompTIA A+ Study Guide(試験番号:220-1101/220-1102)日本語版
eBook 10,760円(税抜)
・TAC出版のCompTIA 試験対策教材
・ |
教材(過去問・問題集) | CompTIA A+ 問題集一覧
・A+ 問題集 Vol.1 220‐901対応 (実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ) |
講座・スクール | TACの「CompTIA A+通信講座」

|