資格名

ネットショップ実務士(試験名:ネットショップ検定)
(英語表記)
・ネットショップ実務士レベル1
   Internet Retailer Ability (Level1)
・ネットショップ実務士レベル2
   Internet Retailer Ability (Level2)

資格の種類

民間資格

主催者

一般財団法人 ネットショップ能力認定機構

資格試験の概要

今後ますます発展していく消費者向けネットショップ市場において、ネットショップでの実務能力を認定する「ネットショップ検定」を開催し、戦力となる人材「ネットショップ実務士」の育成をする資格制度が2010年にスタートしました。

ネットショップ実務士は、当認定機構が定めるトレーニングを修了した受講者に対しテストを行い、合格した者が資格者として認定されます。機構では、2013年までに3万名のネットショップ実務士の輩出をする予定をしています。
尚、「ネットショップ検定」は、同機構が発行するネットショップ実務士公式テキストや模擬問題で自学自習して受検し、試験に合格した者を資格者として認定します。こちらは2013年までに2万名の受検者、1 万4千名の合格者の輩出を予定しています。

2012年度からの新体系では、4つの職種(オペレーション、Web制作、プロモーション、マネジメント)と「基礎知識の受動的習得」、「基礎知識の能動的アウトプット」、「専門的な実践スキルの所有」の3つの観点から策定された6段階の能力レベルを設定し、レベルごとに「講座修了(実務士補)」、「検定試験合格(レベル1~2)」、「実績証明(レベル3)」の3種類の要件によってネットショップ実務士資格の認定を行います
この3種類の認定要件のうち、当機構が発行する公式テキストで学習し、試験を受けて要件を取得する方法が、ネットショップ検定になります。尚、現在一部の職種・レベルはまだ実施されていません。

※能力レベルごとの主な対象者
【ネットショップ実務士補】

  • ネットショップ(EC)業界に興味がある方
  • ネットショップ(EC)事業参入を考えておられる方
  • ネットショップ(EC)業界に転職を希望する方
  • ネットショップ(EC)を担当する部署へ異動される方 など

【ネットショップ実務士L1】

  • ネットショップ(EC)事業会社の内定者および従業員
  • ネットショップ(EC)事業会社を顧客とする企業の内定者および従業員
  • 専門学校、大学を卒業予定で就職を希望する学生
  • 人材派遣会社の登録者 など

【ネットショップ実務士L2】

  • ネットショップ(EC)の運営/制作/集客担当者
  • ネットショップ(EC)の運営業務を受託している企業の担当者
  • ネットショップ(EC)の制作業務を受託している企業の担当者
  • ネットショップ(EC)の集客支援業務を実施している企業の担当者
  • ネットショップ(EC)のコンサルティングを実施している企業の担当者
  • 実践的な知識を身につけたいネットショップ実務士L1資格者 など

【ネットショップ実務士L3】

  • 優良ネットショップ(EC)の運営/制作/集客担当者
  • 優良ショップの従業員ではないが、実践能力を身につけたい者
  • ネットショップ実務士L2資格者で、実践能力を身につけたい者 など

※レベル1またはレベル2は「ネットショップ実務士L2」、レベル3以降は「ネットショップ実務士L3-O」「ネットショップ実務士L4-W」の表記が使用されます。
※ネットショップ実務士レベル3の取得者は、ネット業界・EC業界の様々な企業において、該当する職種のプロフェッショナルとして認められます。レベル3ではマネジメント、プロモーション、Web制作、運営の4つの職種ごとに資格が認定されます。 



合格率・資格難易度

難易度 
  レベル1   D (易しい) 
  レベル2   C (やや易)

【資格の難易度レベル】
試験では、公式テキストからの出題のほか、経済ニュースやIT関係の最新情報、ビジネスの常識などから出題されますが、試験範囲が限定的なこともあって、他のウェブ系の資格、ウェブ解析士などと比べると難易度は低いと思っていいでしょう。ウェブ解析士の勉強内容と半分くらい重なっているようなので、併行して取得することもできます。レベル1の場合なら、ネットショップ運営経験者であれば、10~15時間くらいの勉強で合格出来ると思われます。 
レベル1とレベル2は、扱っている内容が違うので科目の違う試験を受けるようなイメージです。レベル1の上位がレベル2で1から順に勉強していくというイメージではありません。レベル2は、そんなに難しくありませんが、易しくもないと感じる程度の試験で、特定ショップの実例に基づいた出題が多く知識だけでは解きにくい出題が多いので、その点に注意が必要。
--------------------------------------------

●合格率
  不明(非公開)

受験対策・学習法ほか

インターネットで物品を売買するEコマース業界で実務能力を証明できる資格。2011年にスタートしたまだ新しい試験ですが、最近では多くの企業がネットショップに参入しているため、ウェブ制作、運営管理、プロモーションなどの知識を持つネットショップ実務士は、就職時のアピールポイントになるでしょう。実務経験者のほか、Eコマース分野での仕事を希望する学生などが受検しており、インターネットビジネスやネットショップに興味を持たれている方は、知識向上やスキルアップのためにチャレンジされてはいかがでしょうか。試験範囲は公式テキストと、経済ニュースやIT関係の話題など最新情報のほか、一般的なビジネス常識からも出題されます。
ネットショップ市場は急速に拡大しており、人材採用も市場の伸びと共に増えることも予想されていますので、Eコマース業界への就業を目指している方などは、今の内に取得しておくと良い資格です。

ネットショップ実務士は「2018年主婦でもしっかり稼げる資格6選」の1つに選ばれました。また、ネットショップ実務士の学習カリキュラムが、法政大学 キャリアデザイン学部の通年講義(前期/後期で計4単位履修可能)に2年連続で採用されました。
一方、年金の支給開始年齢は基本的には65歳からですが、今後、支給開始年齢が67~70歳に引き上げられる可能性があります。そうなると定年が65歳になっても数年間の収入空白期間ができるため、退職者は厳しい生活を強いられることになります。そこで、その収入空白期間を埋めるために奨められているのが、定年までに積み上げた経験の上に、さらに「資格」を取得することで、一定水準の収入を得られる仕事に就くことです。いわゆる「定年後の再就職対策」です。
それではその場合、どんな資格が有利に働くのか。
特に、IT系の企業での経験がある人は、「ネットショップ実務士」の資格取得も有利だと言えます。それは、ネットショップをデザインし、さらにその運営までの責任者となることで再就職先を探すことができるからです。現在、ネットショップを展開している会社への再就職だけでなく、今後、さらにネットショップは拡大する可能性が高いので、期待できると思われます。

ネットショップ実務士レベル1の下位資格に初級者向けの「ネットショップ実務士補」があります。実務士補は「ネットショップ実務士補」資格取得講座の1日セミナーと修了テストを受れば受講修了後に資格が取得できます。
※ネットショップ実務士補
 ・講習開催地:東京・大阪
 ・セミナー講習料:23,740円
 ・講習内容:
  ①ネットショップ業界とは
  ②優良ショップから学ぼう
  ③ネットショップ日常業務の流
 ・修了テスト(計6時間)




受験資格

制限なし。誰でも受験できます

試験方式

●試験形式:CBT方式(コンピューターでの出題)

●出題方式

  • レベル1:全70問/80分 選択式で解答(4択・マークシート方式)
  • レベル2:全70問/80分 選択式で解答(4択・マークシート方式)

●出題数

  • レベル1:ビジネス知識23問・前提知識18問・実施知識29問(計70問)
  • レベル2:運営業務15問・Web制作業務20問・ライティング(書く力)15問・プロモーション業務20問(計70問)

●合格基準

  • レベル1:全70問中70%以上の正答率。(1)(2)(3)の合格評価カテゴリごとに、50%以上の正答率。
  • レベル2:全70問中70%以上の正答率。(1)(2)(3)(4)の合格評価カテゴリごとに、50%以上の正答率。

試験科目

●レベル1(基礎知識)

  1. テキスト項目(ビジネス知識)①メディアに関する理解、②コマースに関する理解
  2. テキスト項目(前提知識)①ネットショップの前提知識、②ネットショップの準備知識
  3. テキスト項目(実施知識)①ネットショップの制作知識、②ネットショップのプロモーション知識、③ネットショップの運用知識、④その他の知識
    ※オペレーション/Web制作/プロモーション分野における基礎知識が問われます。

●レベル2(実践知識)

  1. 運営業務:受注~出荷指示・物流センター業務・問い合わせ対応、クレーム対応・商品管理
  2. Web制作業務:トップページ・商品ページ・その他のページ・商品写真の企画と撮影技法・カラーデザイン・知っておくべき知識
  3. ライティング(書く力):キャッチコピー・文章・メールマガジン
  4. プロモーション業務:新規顧客獲得・リピート購入(リテンション)
    ※オペレーション/Web制作/プロモーション分野における実践知識が問われます。

スケジュール

試験実施:年3回(6月・11月・2月)

ネットショップ実務士検定(レベル1・2)
・試験実施:随時
・試験会場・日時の確認及び受検申込み ⇒ 全国各地のCBTソリューションズ試験会場 
※受検日・会場の変更キャンセルは、マイページより受検日の3日前(例:受検日が10日の場合は7日)まで可能です。

試験会場

東京・大阪・福岡

受験料

・レベル1: 7,000円(税込)
・レベル2: 7,500円(税込)
・レベル3: 7,000円(税込)資格申請料金
※レベル3はレベル2資格保有者のみ

問い合わせ先

・一般財団法人 ネットショップ能力認定機構
http://acir.jp/
〒105-0021
東京都港区東新橋2-10-10 東新橋ビル2F
TEL03(3595)1175

・ネットショップ検定(レベル1・2)問合せ
【専用窓口】JJSTC事務局
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町3番2号
飯田橋スクエアビル5F
TEL.03-3235-4001 FAX.03-3235-4003

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

-

通学スクール・講座

ネットショップ実務士補入門セミナー
ネットショップ実務士 ステップアップセミナー

教材(過去問集)

ネットショップ実務士 練習問題 
レベル1の問題例

教材(テキスト・参考書)

ネットショップ実務士試験教材一覧

【ネットショップ実務士試験 おすすめ教材】
改訂版ネットショップ検定公式テキスト(ネットショップ実務士レベル1対応)
ネットショップ検定公式テキスト(ネットショップ実務士レベル2対応)

関連情報

関連資格
 リテールマーケティング(販売士)検定試験  
 通販エキスパート検定