資格名

国立国会図書館職員

資格の種類

国家公務員

主催

国立国会図書館総務部人事課

資格の概要

国立国会図書館は、日本の国会議員の調査研究、行政、ならびに日本国民のために奉仕を提供する図書館であり、国立国会図書館職員は、この日本最大の情報センターである国立国会図書館に勤務し、調査業務や司書業務、一般事務などの業務に従事する職員です。

国立国会図書館職員の資格は、他の公務員試験同様にⅠ種(大学卒業程度)・Ⅱ種(大学卒業程度)・Ⅲ種・Ⅲ種技術(高校卒業程度)の4種類分かれています。
国立国会図書館職員になるには、Ⅰ種からⅢ種まである国家公務員資格を取得することが必要ですが、いずれも採用者数は少なく、毎年欠員補充分の採用という非常に狭き門となっており、試験もかなりの難関試験です。コンピューターの知識はもちろん、専門的な知識と、さらに外国語の能力があることが必要になります。

国立国家図書館職員の仕事の内容は主に調査業務・司書業務・一般事務の3つがあります。
調査業務には、議会や議員などからの依頼に応じて国会などの審議に必要な、参考資料を膨大な資料の中から調査します。審議に関連した分野についての調査や研究なども行います。 また、研究者や調査研究期間からの資料の問い合わせにも対応します。司書業務には、莫大な量の書籍や資料の総合管理業務などが含まれます。また、一般事務には、総務や会計などです。とにかく、書籍や各種資料を扱う作業が多く、本が好きな人に向いている職業と言えます。




試験方式

●Ⅰ種・Ⅱ種試験
第1次試験:教養試験(多枝選択式)/120分
第2次試験(筆記):
  専門試験 (記述式)/120分
  英語試験(記述式)/60分
  小論文試験(※一種のみ)/60分
第2次試験(面接):面接試験
第3次試験(面接):面接試験

○第1次試験
・教養試験(多枝選択式)一般的知識、知能を問う試験
・専門試験(記述式)受験者があらかじめ選択する1科目についての筆記試験。
・英語試験(記述式)長文読解 
・小論文試験/Ⅰ種のみ 与えられた時事的課題についての小論文 
・面接試験(第2次試験)個別面接(2 回)による人物評価 
*指定された日の中で2回行います。 

・面接試験(第3次試験) 集団討論(Ⅰ種のみ)、個別面接による人物評価 

●Ⅲ種試験
第1次試験
教養試験(多枝選択式)/120分
英語試験(記述式)/60分
作文試験(800字)/60分
第2次試験(面接) 
面接試験
性格検査

○第1次試験
・教養試験(多枝選択式)Ⅲ種・Ⅲ種技術 一般的知識、知能を問う試験
・専門試験(多枝選択式)Ⅲ種技術 電気 
・英語試験(記述式)Ⅲ種 文章理解等 
・作文試験 Ⅲ種・Ⅲ種技術 与えられた課題についての作文(800字) 
○第2次試験
・面接試験 Ⅲ種・Ⅲ種技術 個別面接による人物評価 
・性格検査 Ⅲ種・Ⅲ種技術 質問紙法による性格検査

受験資格

●Ⅰ種
1. 受験年の4月1日で21歳以上29歳未満
2. 21歳未満で、大学を卒業または翌年卒業見込みか官庁がそれと同等と認定した者。
●Ⅱ種
1. 受験年の4月1日で21歳以上29歳未満
2. 21歳未満で、大学、短大、高専を卒業または翌年卒業見込みか館長がそれと同等と認定した者。
●Ⅲ種
1. 受験年の4月1日で17歳以上23歳未満で高校、短大、高専卒業見込みまたは、館長がそれと同等と認定した者。
(4年生大学卒業、または卒業見込みのものは受験できません。)
●Ⅲ種技術
1. 17歳以上27歳未満の者

試験科目

(I 種)
・第1次試験:教養試験
  多肢選択式、2時間
・第2次試験:筆記試験・人物試験
 
・専門試験 記述式《次のうち、受験者があらかじめ選択する1科目についての筆記試験》
法学(憲法、民法、行政法、国際法から2科目選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、東洋史、西洋史から1科目選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から1科目選択)、生物学・英語(記述式) 長文読解
 ・小論文試験 与えられた時事的課題についての小論文(1200字)
 ・性格検査 人物試験の参考とするための質問紙法による性格検査
 ・個別面接
・第3次試験:人物試験
  集団討論、個別面接

(Ⅱ 種)
・第1次試験:教養試験
  多肢選択式、2時間
・第2次試験:筆記試験・人物試験
 ・専門試験 記述式《次のうち、受験者があらかじめ選択する1科目についての筆記試験》
法学(憲法、民法、行政法、国際法から2科目選択)、政治学、経済学、社会学、文学、史学(日本史、東洋史、西洋史から1科目選択)、図書館情報学、物理学、化学、数学、工学・情報工学(工学全般、情報工学から1科目選択)、生物学
 ・英語(記述式) 長文読解
 ・性格検査 人物試験の参考とするための質問紙法による性格検査
 ・個別面接
・第3次試験:人物試験
  個別面接

(Ⅲ種)
・第1次試験
  教養試験:多肢選択式、2時間/40題 一般的知識、知能を問う試験
  英語試験:記述式、1時間 文章理解等
  作文試験:与えられた課題についての作文1時間、800字
  
・第2次試験
  面接試験:個別面接
       性格検査 人物試験の参考とするための質問紙法による性格検査
(Ⅲ種 技術)
・第1次試験
  一般教養
    専門 電気
 
・第2次試験
  面接試験

スケジュール

●Ⅰ種・Ⅱ種
・第1次試験 5月下旬頃
・第2次試験(専門試験)6月中旬頃
・第2次試験(人物試験)6月下旬~7月上旬頃の指定日
・第3次試験 7月下旬頃
●Ⅲ種
・第1次試験 9月下旬頃
・第2次試験 10月下旬頃

平成31年度国立国会図書館職員採用試験(総合職・一般職)大卒程度試験  
・試験日:
(1次教養)平成31年5月18日(土) 
(2次専門)平成31年6月15日(土)
(2次人物)平成31年6月18日(火)~21日(金)、24日(月)~28日(金)、7月2日(火)、3日(水)のうち指定日 
(3次人物)平成31年7月29日(月)~8月1日(木)のうち指定日

・受験申請受付:
平成31年4月1日(月)~17日(水)

・合格発表:
(1次)平成31年5月29日(水) 
(2次)平成31年7月19日(金) 
(最終)平成31年8月8日(木)以降

試験会場

●Ⅰ種・Ⅱ種
・第1次試験 東京、京都
・第2次試験 東京
・第3次試験 東京
●Ⅲ種
・第1次試験 東京
・第2次試験 東京

受験料

無料

資格難易度

難易度
  「S」  超難関

【資格の難易度レベル】
この試験は例年、採用は欠員が出た分しか行われません。試験の合格率は1~3%程度で難易度が非常に高いうえ、受験者に比べて採用人数が少ないために極めて狭き門となっています。試験内容から見ても、合格率から見ても、総合職も一般職も突破するのは相当厳しいと考えていいでしょう。
公務員の資格試験の中では最も難関であると言われるくらいで、総合職・一般職
の合格者の大半が大学卒業者です。対1次受験者に対する最終合格の倍率は100倍を超えています。

受験対策は徹底した準備が必要ですが、この試験は独学では合格がほとんど無理なため、過去の合格者の多くが、公務員資格スクールを活用しています。公務員資格スクールの活用は必須といえるでしょう。ただ、この国立国会図書館職員採用試験対策の講座はほとんどないため、探すのは簡単ではありません。スクールなどが分からない場合には、直接国会図書館に電話で問い合わせてみてもいいでしょう。

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・合格率 
平成30年度国立国会図書館職員採用試験結果
   最終結果 合格者数
         総合職試験4名/一次受験者数434名 
   一般職試験(大卒程度試験)7名/一次受験者数757名 

※参考データ
平成29年度国立国会図書館職員採用試験結果
最終結果 合格者数 総合職試験4名 
 一般職試験(大卒程度試験)10名

・平成28年度国立国会図書館職員採用試験結果
最終結果 合格者数(総合職試験) 4名 
 一般職試験(大卒程度試験) 12名



受験対策・資格の将来性

国立国会図書館職員採用試験は、国会議員の国政審議に対しての資料提供の仕事などを行う職員になるための国家試験ですが合格には運の要素も必要かも知れません。他の公務員試験の場合は、最終合格=採用ではないが、この試験は最終合格までいくと必ず採用されるところが一般公務員試験と違うところです。合格すれば、勤務地は東京勤務(国立国会図書館、国際子供図書館)、京都勤務(京都府相楽郡精華町にある国立国会図書館関西館)のどちらかになります。
試験は、国立国会図書館の主管の元で行なわれますが、この試験の大きな特徴として、図書館学を特別に勉強していなくても、その他の分野を選択して(第二次試験)十分に通る可能性があるということです。実際に、国家Ⅰ種又は、他の専門職と併願する、という人もたくさんいます。国立国会図書館は、「国立」の図書館であると同時に、「国会」の図書館であるという性質上、一般的な公立図書館のイメージを持つことは間違っていると言えます。

Ⅰ種とⅡ種は第一次・第二次・第三次試験のいずれも同じ日に行われるため、当然どちらか一方しか受験することができませんが、Ⅱ種の第一次試験は受験地が東京又は京都のいずれかを選択することになります。大卒の場合、Ⅰ種、又はⅡ種を受けることができ、教養科目と専門科目がありますが、教材はどちらも書店で売っている国家公務員Ⅰ種、国家公務員Ⅱ種用の問題集や参考書が使えます。尚、Ⅰ種試験には特例制度があります。これは特例を希望したⅠ種試験受験者がⅠ種試験不合格となった場合に、Ⅱ種試験受験者としての取扱いを受けることができる制度を言います。 
※国立国会図書館職員は、図書館の司書としての仕事や、国会に対する奉仕業務が特徴。国会議員からの依頼に応じて、法案などの案件の分析、国政審議に必要な政治・経済・社会といった各ジャンルの調査活動を行います。従って、とにかく書籍や各種資料を扱う作業が多く、本が好きな人に向いている職業と言えます

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問い合わせ先

国立国会図書館総務部人事課任用係 http://www.ndl.go.jp/
〒100-8924 東京都千代田区永田町 1-10-1  TEL 03(3506)3315