資格名 | 観光英語検定試験
(英語名:Tourism English Proficiency Test) |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | 資格認定:全国語学ビジネス観光教育協会 |
資格の概要 | 旅行、観光、ホテル、レストランなどサービス業の職場で働く人や海外旅行を楽しみたい方や、スペシャリストとして観光英語能力をチェックしたい方などの英語力の向上を図って実施されているのがこの「観光英語検定」です。これから「海外で働きたい」と考えている人や、「添乗員になって世界を飛び回りたい」と考えている人などにとっては是非とも知っておきたい試験と言えます。
この試験は、平成元年に第1回の試験が行われ歴史は25年以上、これまでに1級・2級・3級の受験者数は、延べ20万人以上に達しています。 最近は、毎年外国からの旅行者も増え、LCCなど格安航空券も出始めたことなどで徐々に知名度と人気を高めています。
また、観光英語検定は旅行業に関係する専門的な用語や言い回しを測る試験であるため、旅行会社の中にはTOEICよりも観光英語検定を重視する場合もあり、重要視されることが多くなってきています。
試験の種類は1級、2級、3級があり、出題内容は観光や旅行に関する問題も多く、空港や観光地での通訳や、英語で道案内をするなどの実践的なテストで構成されています。ほとんどが生活に密着した身近な英語ですが、実務に近い内容の問題が多く出題されます。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度
1級 「B-上位」 普通-上
2級 「C」 やや易
3級 「D」 易しい
【資格の難易度レベル】
3級や2級では、約3,000語の単語力と基本的な文法を取得していれば合格できるレベルとされています。具体的には、
・道案内やパンフレットの説明ができる。
・外国人とグループで行動することができる。というレベルになります。
合格率は60%前後なので、それほど難易度も高くありません。3級の場合は、TOEICで220~470点、英検は3級程度とされています。高校卒業レベルくらいの英語力があれば合格できるはずです。
1級は、約8,000文字の単語力が必要とされ、難易度も一気に上がります。
・添乗業務が行える。
・通訳ガイドができる。
・文化やマナーを説明出来る。などのレベルになるので、試験対策は学習時間も含めて綿密な対策が必要になります。
【観光英語1~3級の難易度レベル比較】
(観光英語の1級から3級をTOEICや英検との難易度レベル比較)
・観光英語1級=TOEIC B・Cレベル600~860=英検 準1・1級程度
・観光英語2級=TOEIC Cレベル47-~600=英検2級程度
・観光英語3級=TOEIC Dレベル220~470=英検3級程度
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・合格率
2022年度 第44回観光英語検定試験結果
1級 受験者数12名 合格者数1名 合格率8.3%
2級 受験者数995名 合格者数536名 合格率53.9%
3級 受験者数1,598名 合格者数815名 合格率51.0%
※参考データ
・2020年度 第42回観光英語検定試験結果
2級 受験者数592名 合格者数327名 合格率55.2%
3級 受験者数354名 合格者数197名 合格率55.6%
・平成29年度10月 第37回観光英語検定試験結果
1級 受験者数64名 合格者数3名 合格率4.7%
2級 受験者数812名 合格者数483名 合格率59.3%
3級 受験者数1,689名 合格者数945名 合格率56.0%
・平成28年度6月 第34回観光英語検定試験結果
1級 受験者数89名 合格者数4名 合格率4.5%
2級 受験者数807名 合格者数438名 合格率54.3%
3級 受験者数1,686名 合格者数915名 合格率54.3%
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試験の内容・勉強法 | 出題内容は生活に密着した身近な英語です。筆記、リスニングとも旅行、観光等に絞られており、空港、交通、ホテル、観光、ショッピング等の実際場面を想定したものになっています。 また、観光に必須の国内外の文化や異文化、地理、歴史の知識も問われるため、幅広く日本のことや世界のことを知っておく必要があります。
1級、2級、3級の全級に共通して、海外の文化やマナーを知り、旅行業に関する問題と国際的な常識問題が出ますので、これまでに海外滞在経験などがある人は少し有利な試験かもしれません。
リーディングの出題はすべて選択式(マークシート)になっています。内容は単語問題や会話形式です。また、リスニングの問題はTOEICに近く、写真や旅行にまつわる書類の問題ですのでTOEICを受験されたことがある人は、解きやすいと思います。ただTOEICに比べて、金額や人数など数字を扱う問題が多いようです。専門性を問われる出題が多いため、独特な言い回しや専門用語の知識を身につけておかなければなりません。全国語学ビジネス観光教育協会が提供している「観光英語検定CBT模擬試験」などを活用して試験対策をたてることがお薦めです。
3級や2級では、約3,000語の単語力と基本的な文法を取得していれば合格できるレベルとされています。具体的には道案内やパンフレットの説明ができる、外国人とグループで行動することができる、というレベルになります。合格率は60%前後なので、それほど難易度も高くありません。
3級の場合は、TOEICで220~470点、英検は3級程度とされています。高校卒業レベルくらいの英語力があれば合格できるはずです。
1級は、約8,000文字の単語力が必要とされ、難易度も一気に上がります。
内容的には添乗業務が行える、通訳ガイドができる、文化やマナーを説明出来る、などのレベルになるので、試験対策は学習時間も含めて綿密な学習計画と対策が必要です。
観光英語検定の3級では、観光や旅行で必要になる初歩的な英語や日常会話が目標になっていますので、仕事に英語を活かしたいと思う人は2級以上を目指しましょう。2級ではホテル関連の予約業務など、観光業に必要な基本的な英語力が必要になります。2級が取得できればツアーやホテルなど観光業に関わる仕事や、プライベートでも役に立ちます。中でも、人気のホテル内の総合世話係であるコンシェルジュの道を選ぶことも可能になります。 |
試験日程 | ・試験実施:年1回 10月中旬
・申込期間:4月上旬~9月中旬
・合格発表:12月中旬
2023年度観光英語検定試験(1,2,3級)日程 |
受験資格 | 受験資格は一切ありません。誰でも受験可能です。 |
試験会場 | 札幌 仙台 東京 横浜 新潟 金沢 名古屋 大阪 神戸 広島 福岡 沖縄 |
受験費用 | ・1級:10,000円(税込み)
・2級: 4,800円
・3級: 3,800円
※1,2級 2,3級の併願もできます。 |
試験方式 | ・1級、2級、3級共 「筆記」と「リスニング」
<試験時間>
1級:筆記 60分 リスニング 50分
2級:筆記 60分 リスニング 30分
3級:筆記 60分 リスニング 30分
<合格基準>
1級
筆記:45点満点中、29点以上
リスニング:35点満点中、20点以上
2級
筆記:50点満点中、31点以上
リスニング:40点満点中、24点以上
3級筆記:50点満点中、26点以上
リスニング:40点満点中、19点以上 |
試験科目 | 出題の基本方針
●1級
以下の各範囲での観光、旅行業に必要な実務英語。
・場所:各種受付(旅行代理店、航空会社等)、空港、駅、ホテル、レストラン、税関、劇場等。
・状況:苦情と謝罪、誤解と説明、要求と情報提供、予約および変更・キャンセル、電話応対、ガイド、病気、けが等。
・文書等:手紙、申込書、ファクシミリ、チケット等。
・専門知識:航空会社・旅行代理店・ホテル等で一般的に使用される略語や専門用語。
・その他:世界の国々の文化や習慣、国際儀礼(プロトコール)。
●2級
予約関連業務、ホテル関連業務、出入国に関する手続き、機内放送等のアナウンス、食事、通貨、交通機関等、観光・ 旅行業に必要となる基本的な英語および英語による日常会話。
●3級
曜日、時刻、数字(単位含む)、英語の掲示やパンフレット、地名、世界と日本の観光名所、日本の祭りや年中行事また民芸品、あいさつ等、観光・旅行に必要となる初歩的な英語および英語による日常会話。 |
試験関連情報 | 関連資格
ビジネス通訳検定
通訳案内士 |
問い合わせ先 | 全国語学ビジネス観光教育協会 観光英検センター
http://www.zgb.gr.jp/kanko/index.html
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-8-10 ケープビル2F
TEL03(5275)7741 |
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教材(テキスト・参考書) | 観光英語検定対策教材一覧
【観光英語検定受験対策 おすすめ教材】
・受験前にぜひチェックしておきたい頻出150項目(過去問徹底解析3級・2級)
・観光英語検定試験 問題と解説 2級 (CD付)
・観光英検2級単語集 |
教材(過去問・問題集) | ・観光英語検定試験2級・3級解説書(第36回~44回)
(試験問題に解答と解説を加えた公式の解説書です。解説書にはリスニングCDが付きます)
・新・観光英検2級の過去問題
・観光英語検定試験 問題と解説 3級 (CD付) |
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