|情報システム試験情報活用試験情報デザイン試験

資格名

情報活用試験

資格の種類

民間検定

主催者

※文部科学省後援の検定試験

資格試験の概要

情報検定(J検)は、「情報」を扱う人材に必要とされるICT能力を客観的基準で評価する文部科学省後援の検定試験です。プログラマやシステムエンジニアなど情報システムを創るための能力を評価する「情報システム試験」、情報を使う能力を評価する「情報活用試験」、情報収集・分析力、発想・企画力、伝達・表現力など情報を伝える能力を評価する「情報デザイン試験」の3つの独立した体系の試験になり、これにより、自分の興味や志望、指向や習熟度に応じた試験の選択が可能になりました。これまでの出願者数は100万人以上です。

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●情報活用試験
「情報活用試験」は、情報利活用能力を総合的に評価する試験で、パソコン初心者から社会人に至るまで、情報活用のガイドラインとして、3級「情報活用基礎」、「2級」、「1級」の3つの基準を設けています。
また、「情報モラル・セキュリティ」をすべての科目の出題主要素に加え、情報社会で生きる姿勢・態度などを積極的に取り入れた内容となっています。

  • 3級
    すでに環境設定されたパソコンを利用できる人を対象とした検定試験です。
  • 2級
    自分のパソコンを使いやすいように環境設定ができる人。またどのようにしたら使いやすいパソコン環境を作ることができるのかを適切に選択できる人を対象とした検定試験。
  • 1級
    ネットワーク化された環境において、情報機器の設定や操作・活用における基本的な知識と技能を持つ人、さらに情報の加工や活用ができる人向きの試験。

◆情報検定関連の情報
・情報検定(J検)「情報活用試験」の合格者は、平成27年1月から、「日商PC検定 知識科目」の免除制度の対象となりました。日商PC検定において「知識科目」の受験が免除され、「実技科目」のみで受験が可能になります。
※「日商PC検定」知識科目の免除制度の詳細については、以下URLで確認ください。
「日商PC検定(2級・3級)」知識科目の免除について
・「情報検定(J検)」は、2015年度試験から新たな制度を導入されることになりました。
(1)全試験 CBT 方式の導入
(2)受験料・手数料等の改定
  詳しい内容はこちらで参照ください
   ⇒ 試験実施体制の改定について

※対象になる試験は、
・情報活用試験「1級」「2級」「3級」
・情報システム試験「基本スキル」
・情報デザイン試験「初級」「上級」です。

合格率・資格難易度

難易度 
  1級・2級  「C」 やや易
  3級      「D」 易しい

【資格の難易度レベル】
J検の中で難易度を比較するとすれば、情報活用試験は情報システム試験より範囲は広いですが、難易度自体は低いようです。J検は総合的に見た場合、基本的にこの試験は学生を対象にしたものになりますので、IT資格の入門編の扱いで難易度は高くありません。未経験の人でも独学で十分取得できるレベルです。J検の試験の1番の特徴は、いろいろなレベルの多くの人が受験できるように、難易度別の受験級があるため、自分のスキルや能力レベルに合わせた受験ができるようになっているところです。あえて難易度を言うなら、J検1級がIパスポートのレベルと考えればいいと思います。

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●合格率
令和3年12月情報活用試験結果(PBT試験)
1級 受験者数857名 合格者数533名 合格率62.2%
2級 受験者数1,090名 合格者数487名 合格率44.7%
3級 受験者数381名 合格者数233名 合格率61.2%

※参考データ
・令和2年12月情報活用試験結果(PBT試験)
1級 受験者数775名 合格者数485名 合格率62.6%
2級 受験者数1,135名 合格者数608名 合格率53.6%
3級 受験者数532名 合格者数364名 合格率68.4%
・令和元年12月情報活用試験結果(PBT試験)
1級 受験者数1,162名 合格者数530名 合格率45.6%
2級 受験者数961名 合格者数678名 合格率70.6%
3級 受験者数459名 合格者数256名 合格率55.8%
・平成29年12月情報活用試験結果
1級 受験者数1,066名 合格者数530名 合格率49.7%
2級 受験者数922名 合格者数454名 合格率49.2%
3級 受験者数648名 合格者数312名 合格率48.1%
・平成28年6月情報活用試験結果
1級 受験者数512名 合格者数184名 合格率35.9%
2級 受験者数590名 合格者数473名 合格率80.2%
3級 受験者数985名 合格者数856名 合格率86.9%

受験対策・学習法ほか

J検の試験は学校のカリキュラムに沿っているため、情報教育の学習成果を客観的に評価できる特徴をもっています。そのため、受験生は専門校の学生の受験者が圧倒的に多くなっています。問題は基礎レベルの問題が多く出題されますが、情報技術に対する基礎的認識があればそれほど難しくはありません。将来、情報処理技術者の国家試験などを目指す人などにはお勧めの試験と言えます。現に、情報処理技術者試験の受験者層とかなり類似性があるようです。

出題は、全般的に実務に即した問題が多く、基本情報やシスアドの勉強をした人なら、解答は選択式でもあるため、じっくり考えれば十分に答えられるような問題のレベルです。
将来、ソフトウェアの開発や、プログラマ、システム開発技術者をめざす人などに向いた試験と言えます。中でも情報活用試験1級がお薦めです。 

受験資格

制限はなく、誰でも受験できます。

試験方式

●CBT方式
 ・1級 試験時間60分 合格基準65/100
 ・2級 試験時間60分 合格基準65/100
 ・3級 試験時間40分 合格基準70/100 
※合格基準は、3級70%、2級・1級65%以上の正解率
※全科目の併願受験が可能です。
※試験方式はCBT方式(インターネット)とPBT方式(ペーパー)の両方があります。
※CBT方式では、インターネットに接続したパソコン画面で試験が実施されます。
※対象になる試験は、情報活用試験の場合は「1級」「2級」「3級」です。

詳細はこちらを参照ください ⇒CBT方式の導入について

試験科目

情報活用試験の出題範囲

<評価対象項目>
●3級
・情報化に主体的に対応するための基礎的な知識
・クライアント環境のパソコンの操作・利用と役割・機能、および情報の利用、情報モラルなどに関わる基礎知識
●2級
・情報化の進展にともない、情報社会の仕組みを理解するとともに、職場において主体的に業務の推進を行うため基礎的能力
・クライアント環境のコンピュータと各種機器の役割と機能、環境設定の基礎知識
・ソフトウェアの種類と機能、インタ-ネット、および情報モラルと情報セキュリティなどの基礎知識
●1級
・情報社会で生活するための実践的能力
・ネットワーク環境にあるコンピュータと各種機器の役割、アプリケーションソフトを活用した問題解決技法と知識、情報化社会に関わる諸問題および情報セキュリティに対応できる応用知識

<出題科目>
●1級 出題範囲
・情報と情報の利用
・パソコンを利用したシステム
・ネットワークの利用
・情報ネットワーク社会への対応
・情報セキュリティ
・表計算ソフト等を利用した問題解決
●2級 出題範囲(平成28年度4月実施試験より適用)
・経営戦略とシステム戦略
・プロジェクトマネジメント
・データ構造と情報表現
・問題解決処理手順
・パソコンの基礎
・インターネットの基礎
・アプリケーションソフトの利用
●3級(個人) / 情報活用基礎(団体)出題範囲
・情報表現と処理手順
・パソコンの基礎
・インターネットの基礎
・インターネットの利用
・情報機器の基本操作
・情報社会とコンピュータ
・情報モラル

スケジュール


令和5年度J検 前期/後期試験日程
  

試験会場

全国の試験会場で受験できます。
試験会場一覧

受験料

・情報活用:1級 4,500円
・2級 3,400円
・3級 3,000円

問い合わせ先

財)専修学校教育振興会 検定試験センタ-J検係
http://jken.sgec.or.jp/
TEL:03-5275-6336 FAX:03-5275-6969
e-mailアドレス:jksc@sgec.or.jp

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