資格名

ホテル・マネジメント技能士
※試験名:ホテル・マネジメント技能検定試験

資格の種類

国家技能検定

主催

一般社団法人 日本宿泊産業マネジメント技能協会

資格の概要

ホテル業界検定スタートアップ支援協議会は、厚生労働大臣から「ホテル・マネジメント職種に係る技能検定試験業務」を行う試験機関としての指定を受け、ホテル・旅館向けの初めての国家技能検定試験「ホテル・マネジメント技能検定」を2019年3月23日に実施しました。
第1回の技能検定試験は、2級と3級が実施され、試験の合格者は「ホテル・マネジメント技能士」の国家資格を取得できます。

ホテル・マネジメント技能検定は宿泊業界で初めての国家資格です。検定では①収益管理力、②企画力、③課題解決力、④管理運営力、⑤専門知識の5つの「能力」に対して、
●1級では事業運営視点、●2級では業務運営視点、 ●3級では作業管理視点(3級)からの的確な知識と経験を持ち、判断することができる能力を有していることを判定します。
試験では、これらの幅広い知識が筆記試験・記述試験・口述試験の3つの形式で問われます。
これから宿泊業界を目指す方から、マネジメントする立場の方までホテルや旅館に従事する方それぞれのキャリアに合わせた級を受検することができます。

※ホテル・マネジメント技能検定受験対象者
・1級の受験者は、部門支配人や部長などの、上級管理職クラスを想定した試験となっています。
・2級の受験者は、次長や課長などの、管理職クラスを想定した試験です。
・3級の受験者は、係長や主任など、現場のリーダークラスを想定した試験です。

試験方式

●学科試験と実技試験で構成
 ・学科試験:四肢択一のマークシート 
 ・実技試験:3級(ケーススタディーの記述試験/120分)
       2級(3級実技+ロールプレイの口述試験/30分)
●試験級
 【1級】
  1級は第2回試験から実施されます。
 【2級】
 学科試験(マークシート方式)
 実技試験(ケーススタディに関する記述)
 実技試験(口述でのロールプレイ)
 【3級】
 学科試験(マークシート方式)
 実技試験(ケーススタディに関する記述)
●出題数と試験時間
 【1級】学科試験:60問/120分
 【2級】学科試験:50問/90分
 【3級】学科試験:50問/90分
●合格基準
 学科・実技とも60%以上の正答で合格

受験資格

【1級】
<実技試験>
 1級学科試験に合格した方
<学科試験> 下記3つのいずれか
・11年以上の実務経験を有する方
・2級の技能検定に合格した者であって、2年以上の実務経験を有する方
・3級の技能検定に合格した者であって、8年以上の実務経験を有する方

【2級】 下記2つのいずれか
・6年以上の実務経験を有する方
・3級の技能検定に合格した者であって、3年以上の実務経験を有する方

【3級】
 ホテル又は旅館の業務に従事している方又は従事しようとする方。学生も受験可

試験科目

<実技試験>
提案書・企画書作成、ケーススタディ、ロールプレイング
<学科試験>
①ホテル・マネジメント・経営戦略・経営管理
②財務会計・管理会計
③サービス管理・顧客ロイヤリティ
④業務運営管理
⑤組織・人材マネジメント

●試験科目及びその範囲並びにその細目
 ・1級 ・2級 ・3級

スケジュール

・試験日
  (学科試験) 9月末 (実技試験) 12月
・申込受付期間
   (学科試験) 5月末~6月末  (実技試験) 10月中旬~10月末
     申し込みはWebサイトで受け付けています。

 2022年度第5回ホテル・マネジメント技能検定試験日程

試験会場

札幌・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡

受験料

・1級:未定   (学科8,900円、実技 未定)
・2級:38,600円(学科8,700円、実技29,900円)
・3級:17,000円(学科8,500円、実技8,500円)

資格難易度

難易度 
  2級  「B」 普通
  3級  「C」 やや易しい  

【資格の難易度レベル】
・1級
第2回試験から実施スタートの試験なので、データがなく判定はできませんが、国家検定の1級であることから、会計から法務まで高レベルな知識が求められるはずで、難関資格レベルになることが想定されます。
・2級
出題範囲はかなり広く、マネージャークラスに求められる高いレベルの知識が要求されることから、平均的な一般の国家検定2級と同様の難易度が想定できます。また、3級も同様に「実技試験」の合格率が低い。難易度レベルは「普通」です。
・3級
誰でも受験できる今年スタートした新しい国家検定であることから「やや易しい」の難易度レベルしょう。ただ、3級でも出題範囲は広くて会計や組織マネジメントまでが出題範囲となっているため、受験対策の学習には結構時間もかかりそうです。

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・合格率 
 2021年第4回ホテル・マネジメント技能検定 合格者数
  学科試験
  1級 14名
  2級 32名
  3級 273名
 実技試験
  1級   7名
  2級  17名
  3級 207名

※参考データ
・2019年第3回ホテル・マネジメント技能検定 合格者数
  学科試験
  1級   6名
  2級 23名
  3級 244名
 実技試験
  1級   4名
  2級 11名
  3級 196名
  1~3級全受験者数(学科:361名 実技:264名)
  合格率:1級 33.3% 2級:39.3% 3級:58.7%
・第1回ホテル・マネジメント技能検定合格率
  2級(学科:74.4%  実技:20.5%)
  3級(学科:82.0%  実技:33.8%)

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受験対策・資格の将来性

受験対策は、旧ホテル業界検定スタートアップ支援業議会(現在は、一般社団法人 日本宿泊産業マネジメント技能協会)が学習用に刊行している参考書を利用するのが基本です。この参考書を、繰返し何度も読み込み、きちっと理解していくのが一番効果的な勉強法です。まだスタートしたばかりの資格なので、参考書や問題集がなかったり、手に入りにくいなどの問題はありますが、この業界で働く人なら誰でも、この国家検定はできれば取得しておきたい資格です。取得することを目標に勉強することで、多くの知識が身に付くだけでなく、勉強すること自体に価値がでてきます。

試験結果から、2級も3級も「実技試験」の合格率が非常に低い。これは知識の有無の問題でなく、サービス業の基本である「話し方」や「文章の書き方」の出来不出来の問題であると考えます。「実技」の基本を徹底的に練習し、身に着けていくことで克服するしかない問題です。
検定試験に合格すれば、ホテルのマネジメントに関して十分な知識や能力を持っていると、客観的に認められることになります。就職や転職で有利になるということだけではなく、検定に合格していれば、それだけで仕事での評価につながることになります。
ホテル業界で働いている人だけではなく、これから業界を志したいと思っている人や、ホテル業界にとっても素晴らしい検定試験だと思います。ホテル・マネジメント技能検定は、国家検定であることから信用度はとても高く、今後はひとつの目標や基準となる重要な国家検定に育っていくように思います。
日本は年間で3,000万人を超える外国人観光客が訪れる観光立国なので、日本にはホテルは欠かせません。これからも注目される業界であり続けるでしょう。

通信講座

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スクール

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過去問

「ホテル・マネジメント技能検定」参考書・過去問題集

教材

「ホテル・マネジメント技能検定」参考書・過去問題集

関連情報ページ

問い合わせ先

一般社団法人 日本宿泊産業マネジメント技能協会
「本部事務局」
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-5-5 全国旅館会館2階
 TEL 03-6910-0660
URL: https://www.hotel-management.or.jp/