資格名

GTEC 「社会人・一般向けGTEC」

資格の種類

民間資格

主催者

一般財団法人 進学基準研究機構/(株) ベネッセコーポレーション

資格の概要

「GTEC」は、ベネッセコーポレーションが主催している、グローバル人材に必要な英語力を測定する英語4技能検定試験です。正式名称は「Global Test of English Communication」、GTECはその頭文字をとっています。
GTECは大きく3種類の試験があり、その中にそれぞれ3~4種類の問題タイプがあります。
 (1)小学生~中学1年対象の使える英語力を楽しく試せる4技能検定の「GTEC Junior」
 (2)中学性・高校生を対象としたスコア型英語テスト「中学生・高校生向けGTEC」
 (3)大学生・社会人を対象に英語コミュニケーション能力を測る「大学生・社会人向けGTEC」
それぞれの検定が英語4技能の測定に対応しているので、自分の学習の目的に合わせて受験することが可能です。近年では、大学受験でも活用されています。

◆上記(3)の「大学生・社会人向けGTEC」は、問題タイプ別に「Academic」、「Business」、「Business (公開会場版)」の3種類があります。また、「Academic」と「Business」の2種類の問題タイプの試験があり、Academicは主に大学生向けに、Businessは社会人向けが主になっています。試験方式も会場受験タイプと自宅受験タイプがあります。
(注意)
このページでは、主に「大学生・社会人向け GTEC 」の中の「Business」について解説をしています。

「大学生・社会人向け GTEC Business」の特徴を一言でいえば、スピーキングを含む4技能を短時間(50分)で測定し、「英語で伝える力」がわかるオンラインテストだということです。

試験の合格率・難易度

難易度 
 GTEC Business
  スコア 740~   「A」 難関 
  スコア 480~720 「B」 普通 

【資格の難易度レベル】
GTEC CBTの場合は、満点は1400点で、1370〜1400点が英検1級レベル、1160〜1369点が英検準1級レベル、880〜1159点が英検2級レベルに相当するとされています。一方、GTEC Businessでは上限スコアが1000点でスコア換算では、960-1000(CEFR:C2) 740-940(C1)  600-720(B2)  480-540(B1)  280-460(A2)  140-260(A1) とされています。
このデータから中高生向けのGTEC CBTの満点でもTOEIC・TOEFL満点、英検1級と同程度のレベルとなりますので、GTEC Businessの難易度レベルは満点でGTEC CBTと同レベルか、それ以上のスコアになります。

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●合格率 
  結果はスコアで評価されるため、合格率の概念はありません。

試験の内容・勉強法

【GTEC Business】は、主に企業の採用や昇進試験、社会人・大学生の就活対策などで英語の4技能を測定するために使われている試験で、出題される内容はビジネスや日常生活シーンを想定したもので実践的な英語力が試されます。この試験の受験対策が難しい点は、参考書などの受験対策書がほとんど出版されておらず、学習するのが難しい試験であることです。試験項目は4技能(リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング)、又は2技能(リスニング・リーディング)から選びます。

・Listening対策
過去に受験体験された方は分かっていることですが、GTEC Businessの対策に特別な勉強法はほとんど必要ありません。出題形式はTOEICとほとんど同じなので、TOEIC対策で持っている参考書や単語帳などがあれば、それをそのまま使えます。例えば、GTEC BusinessのListening問題はTOEIC Listening試験と酷似した内容になっていますので、ListeningはTOEICの教材をそのまま使って勉強できるということです。TOEIC関連の参考書や問題集は豊富にそろっていますので、TOEICの教材をそのまま使って勉強していくのが一番効率的な勉強法になります。
社会人向けのGTEC Business2技能(LR)を受験したい方にはスタディサプリの「English TOEIC対策コース」などがお勧めです。

・Reading対策
Readingの過去問(例)と語彙問題がこのページにありますので参考にしてください。過去問演習も試験対策として大変有効です。Reading問題は、TOEIC Reading問題とほとんど同じ問題になっています。

・Speaking対策 
Speaking問題の例や対策はこのページを参考に勉強するといいでしょう。
  →Speaking問題の概要、イントネーションの問題 

・Writing対策
  →Writing問題の対策

GTEC Businessは他の英語試験と比較すると、対策するのが難しいため自分のありのままの英語の力が計測されるところや、4技能の詳細なスコアレポートで自分の一番弱いところが分かり、学習のモチベーションが高められるところ、また短時間でオンラインで受検できるところなどが人気のもとになってるようです。

試験日程

【社会人・一般向けGTEC/個人受験】
・試験日時(個人受験):随時(1年365日、いつでも)
・申込み期間:随時
申込みの流れ
 ①マイページ登録を行い、その後に「GTEC」の購入や受検手続きに進む。
 ②マイページの「チケットを購入する」メニューから「GTEC」を購入。
 ③購入・決済が完了後、写真を登録し、会場予約を行えば、受検準備は完了です。
 ④受験する。
  ・公開会場で受検する場合は、本人確認書類を持参のうえ、予約時間までに会場へ。
  ・自宅受検では、自宅のPCでマイページの「自宅受検はこちらから」メニューより、試験アプリをダウンロードし受検を進める。
※公開会場の空席確認はこちらから可能です
・合格通知
受験日の約4週間後に、受験者宛てにスコアレポートが送付されます。
※受験日の約4週間後に、マイページからもスコア情報を確認できます。
・スコアの有効期間
 受検日から2年間。2年を越えるとスコアレポートの再出力ができません。

受験資格

【GTEC Business】
特にありません。誰でも受験できます。

試験会場

【GTEC Business】
・公開会場(札幌、仙台、船橋、新宿、横浜、武蔵小杉、名古屋、大阪、岡山、広島、福岡、那覇)
・自宅受験

受験費用

【GTEC Business】
●公開会場受験「GTEC Business公開会場版」
 ・4技能(LRWS) 1回 15,840円(税別)
 ・2技能(LR)1回 5,040円(税別)
●自宅受験「GTEC Business(自宅受検)」
 ・4技能(LRWS) 1回 9,600円(税別)
 ・2技能(LR)1回 2,640円(税別)

 ➡詳しい内容は「大学生・社会人向けGTEC」を参照ください。

試験方式

【GTEC Business】
オンラインで「聞く」「読む」「書く」「話す」の4つの英語コミュニケーション能力を測定できるテストです。
●試験の構成:
  ・Speaking section
  ・Writing section
  ・Listening section
  ・Reading sectionの4セクションで構成。
・最大約90分で4技能が測定可能です(公開会場版・4技能の場合)
・受検結果は受検後10日でWEB上で閲覧が可能。スコアは様々な観点から能力を確認できます。
●【GTEC Business】スコア
1.スコア0〜349:限られた状況の中でなら、部分的に相手のことを理解し、簡単なフレーズで自分の意図を相手に伝えることができるレベル
2.スコア350〜559:個人的な海外旅行程度であれば 英語を使ってコミュニケーションできるレベル
3.スコア560〜649:担当業務での海外出張や、海外担当業務を行うことができるレベル
4.スコア650〜719:海外赴任が可能なレベル。日常生活、担当業務でも大きな問題なく即戦力で使える英語力を持っているレベル
5.スコア720〜1000:交渉、プレゼンテーション、マネジメントなど、ほぼどのような場面でも自信を持って英語を業務に使用することができるレベル

【個人受験】
・LRSW: 満点1000点(250点×4)
  (科目) Listening Reading Writing Speaking
  (試験時間) 公開会場:90分 自宅受験:50分
・LR: 満点500点(250点×2)
  (科目) Listening Reading
  (試験時間) 公開会場:50分 自宅受験:30分

試験科目

【GTEC Business】
・リスニング(即応性や情報選択と要点理解など多角的に「聞く」能力を測定します)
  パートA:写真説明問題/イラスト説明問題
  パートB:会話応答問題
  パートC:要点理解問題
・リーディング(読みの下位技能に着目し、英文読解の能力を多角的に測定します)
  パートA:語彙語法問題
  パートB:速読・要点理解問題
  パートC:長文理解問題
・ライティング(ビジネス・生活に直結した内容で「書く」能力を実践的に測定します)
  パートA:短文・メモ書き問題
  パートB:中文・メール作成問題
・スピーキング(リアルなシチュエーションと課題で発音~「話す」能力を測定します)
  パートA:発音・リズム・イントネーション
  パートB:会話・シュミレーション問題
  パートC:ショートプレゼンテーション問題

試験関連情報

【資格の難易度情報】
資格の難易度とランキング
ジャンル別資格の難易度ランキング

●関連資格
  TOEIC
  TOEFL

問い合わせ先

株式会社ベネッセコーポレーション
URL: http://www.benesse.co.jp/gtec/

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教材(テキスト・参考書)

【GTEC 対策 おすすめ教材】
社会人・大学生向け「GTEC」サンプル問題
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講座・スクール

スタディサプリの「English TOEIC対策コース」