資格名

フードアナリスト

資格の種類

民間資格

主催者

 一般社団法人 日本フードアナリスト協会

資格試験の概要

フードアナリストは、食・食文化を体系的に学び、単に味覚だけでなく、ワイン、テーブルマナー、インテリアや料理の歴史、レストランの経営、法律などを総合的に学び、レストランや飲食店を格付けする知識と教養を身につけた「食の専門家」資格です。協会指定のカリキュラムを修了、または協会の検定試験に合格、 会員となると「フードアナリスト」を名乗れます。
フードアナリスト資格を取得するには以下の4つの方法があります。資格は4級から段階的に取得していくことになります。従って、初めて受験する方は4級からの受験となります。

1.協会認定の養成講座を受講 
日本フードアナリスト協会が認定をした養成講座で一定のカリキュラムを修了し修了試験に合格することによって取得できます。講座は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7都市で随時開催。4級の場合、1日7時間の集中講義を受け、修了試験で一定のスコアをクリアすれば合格です。また、3級の養成講座は2日間、2級は4日間(前期2日間・後期2日間)に渡って行われます。 
2.通信教育を受講 
フードアナリスト通信教育は4級と3級があります。添削問題と簡単なレポートだけで取得できる方法です。募集時期と定員が決められていますので要注意。学習期間4ヵ月。
4級の場合、約4か月の間に、簡単な「フードアナリスト」格付けレポートと添削問題(6回)を提出すれば、検定試験を受けずに4級の資格を取得できます
3.検定試験を受験 
「フードアナリスト検定試験」を受験して一定のスコアをクリアできれば取得できます。フードアナリスト教本・問題集をもとに自分で勉強して試験に臨みみます。試験は全国7都市で、年2回開催されます。詳細は以下の「試験方式」以降でご覧ください。
4.認定校・指定専門学校、カルチャーセンターに通学 
日本フードアナリスト協会が認定をした教育機関(専門学校等)で一定のカリキュラムを修了することによって取得できます。「フードアナリスト4級速習講座」の場合、1日で取得できます。
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合格率・資格難易度

難易度
   
2級 「B-下」 普通の下位
3級・4級   「C」 やや易 

【資格の難易度レベル】
2級は4級と比べると比較にならないくらいに難易度が高い。試験範囲も広く、受験対策講座も2日間にわたって開催される。筆記試験は実施されないが、自分から積極的に勉強をして内容を理解できていないと解けないような問題が多く、決してやさしい試験ではなく合格は難しい。特に2級では難易度がぐっとあがる。取得までに必要な学習期間は、4級を独学の場合、約2ヶ月程度見ておく必要があります。

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●合格率  
  非公開(協会の予測合格率)
  2級 20%(二次試験) 
  3級 70% 
  4級 養成講座70%、通信講座 88%、検定試験55% 
※合格のための正答率は70%が基準(4級)とされています。

受験対策・学習法ほか

フードアナリスト検定試験は2005年から始まり、全国にて延べ10,000人以上の フードアナリストを輩出しています。いつも何気なく接している食材やレストラン、食文化について体系的に学べるため、「食べることが好きな人」「フードビジネスに興味がある人」 「食の知識を身につけたい人」などにはお薦めの資格です。最近では、大手食品企業や食品メーカーにおいて研修や通信教育で導入されているほか、食関連の学部・学科を持つ大学・専門学校でも、この資格の取得講座が導入されています。

この資格の取得には、上記の資格の概要で記している4つの方法があるので、自分に一番合った方法を選ぶことができます。
●4級
試験前の受験対策講座を受講する気なら問題なく易しい。講座も速習講座なので1日で終わる。 
●3級/2級
3級以上は、この資格が最近注目されていることもあってか、専門家や業界のプロの受験が目立つ。試験そのものは、級が上がるにつれて資格の難易度がどんどん高くなってステータスも上がるというのがフードアナリスト資格と考えてよいでしょう。
仕事の面では、食・食空間を評価・分析する専門家として飲食店で働くほか、料理研究家や飲食専門コンサルタント、またフードライター、フードジャーナリストなど、雑誌のレストラン紹介記事の執筆の仕事や、カルチャーセンターでの講師、商品開発、覆面調査員など、さまざまな分野で活躍できます。

フードアナリストは食の専門家として、鋭い洞察力で食を分析・評価するのが仕事なので、味覚だけでなく、栄養学から食育、レストランのインテリアやサービス、料理の歴史、食事のマナーなど、食文化に関係する総合的な知識と教養を身につけなければなりません。
飲食店のプロデュースや、食品会社での商品開発、レストランのサービス改善などでは、客観的な消費者目線で分析できる感性も必要です。その他、雑誌の記事執筆やスクールなど、活動の場は幅広く、食の知識を身に付けた専門家として食業界への就・転職にも有利になります。

受験資格

満18歳以上であれば、国籍、性別、学歴等に制限はありません。
但し、最初は4級から受験。上級資格を取得するためには受験する1つ下の「級」を持っていなければなりません。
※3級以上の資格については養成講座または通信講座修了後、2次試験での合格が必要となります。

試験方式

●4級:四択式選択問題 50問/試験時間60分
●3級:養成講座・通信講座修了後、小論文の提出、検定試験はありません。
●2級:四択式選択問題 60問+記述問題20問/60分
※合格基準は正答率70%程度
※問題は 教本・問題集・カリキュラムに準拠して出題されます。

試験科目

【4級】四択式選択問題
【3級】四択式選択問題
【2級】四択式選択問題、記述問題
【1級】四択式選択問題、記述問題、面接
【特級】四択式選択問題、記述問題、面接、実技

※現在、フードアナリスト4級の教本は「フードアナリスト検定教本4級」がありますが、内容を補完するための副読本として、『「食」情報インフルエンサーの教科書』(徳間書店・3月1日発売)を「フードアナリスト検定4級」の副読本としてフードアナリスト4級の教科書に制定しました。「フードアナリスト検定4級」試験問題は、2021年5月16日(日)の検定試験までは旧課程で現行の教本1冊から出題されます。
2021年8月15日(日)の検定試験からは、『「食」情報インフルエンサーの教科書』および「フードアナリスト検定教本4級」の2冊から出題され、全50問中10問程度は『「食」情報インフルエンサーの教科書』(徳間書店)より出題される予定です。
 ➡ フードアナリスト4級の新課程への移行について

スケジュール

●試験実施:毎年5月と10月(2月は4級のみ)

 
2023年フードアナリスト検定試験日程
  

試験会場

東京 大阪 名古屋 福岡 札幌 仙台 広島

受験料

各級7,560円
※試験に合格すれば、フードアナリスト認定証・ライセンスカードの発行および登録に、日本フードアナリスト協会に入会が必要です。登録入会金(初回のみ)15,000円、年会費10,000円です。

問い合わせ先

日本フードアナリスト協会      http://www.foodanalyst.jp/index.php
〒102-0082 東京都千代田区一番町15-8 壱番館5階  TEL0120-650-519

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

協会主催のフードアナリスト3級・4級通信講座

通学スクール・講座

協会主催のフードアナリスト1・2・3・4級講座

教材(過去問集)

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教材(テキスト・参考書)

【フードアナリスト検定 おすすめ教材】
フードアナリスト検定教本2級(上)
フードアナリスト検定教本2級(下)
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