資格名

食品衛生責任者

資格の種類

公的資格

主催者

管轄 厚生労働省

資格試験の概要

「食品衛生責任者」は、食品衛生法に定められた公的資格です。食品衛生管理者の設置義務がある業種以外の許可営業者(飲食店営業や食品の製造販売など)は、営業許可施設ごとに食品衛生責任者を選任し保健所に届け出なければならないとされています。
食品衛生管理者の有資格者でない場合は、1日の養成講習会と試験を受けて、資格を取得しなければなりません。養成講習会は全国で実施されていますが、どこの都道府県で受講しても、講習時間・内容・資格は同一です。
食品衛生管理者養成施設として登録を受けた大学等にて所定の課程を修了した方は、食品衛生管理者となることができます。

<講習会について>
※講習時期:各都道府県によって異なります。東京都の場合、月に7~8回実施している。
  ⇒各地域での開催状況の確認はこちらでできます。

  • 時間:午前9時45分から午後4時30分まで
  • 受付:申込書の先着順となり、定員になり次第締切られます
  • 費用:10,000円

講習の全課程を受講終了した人には、受講修了証(食品衛生責任者手帳)が交付されます。
尚、許可を要する業種のうち、特に衛生上の考慮を必要とする食品又は添加物(全粉乳、加糖練乳、調製粉乳、食肉製品、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、放射線照射食品、食用油脂、マーガリン、ショートニング及び規格が定められた添加物)の製造又は加工を行う業種についてはその施設ごとに、食品衛生責任者ではなく食品衛生管理者を置かなければなりません 

<食品衛生管理者資格認定講習会の概要>
・厚生労働大臣の登録を受けた講習会が不定期(数年毎)に業種指定で実施されます。開催期間はおよそ30日間。社団法人日本食品衛生協会、日本食品添加物協会、有限責任中間法人食肉科学技術研究所が共催します。

※講習会は有料で受講資格が必要です。 
※「食品衛生管理者資格認定講習会」の詳しい内容は厚生労働省のHPで参照ください。



合格率・資格難易度

●難易度 
  「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
食品衛生責任者養成講習会を受講し、修了試験を受けることによって資格取得できます。衛生法規や公衆衛生学、食品衛生学が出題されます。修了試験は、講習実施後に実施される簡単な小テストですが、講習をきちんと受講していればほぼ合格できます。
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●合格率
   非公開
  ※ほぼ100%(講習を受ければ取得できる)

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受験対策・学習法ほか

食品衛生責任者は食品系で人気の資格です。6時間の講習を受ければほぼ全員合格となります。17歳以上なら誰でも取れますが、高校生は対象外です。
講習会の受講内容は、1997年より全国で標準化されており、衛生法規 2時間 、 公衆衛生学 2時間 、 食品衛生学 3時間(テスト含む)となっています。尚、食品衛生責任者として実務に就いている者については、食品衛生責任者実務講習会の受講を義務づけている地域もあります(3年に1回以上、講習時間は2時間程度が多い)。 

◆「食品衛生責任者」と「食品衛生管理者」との違いについて
「食品衛生責任者」は飲食店の営業に必要な資格で、大学等で衛生管理を学んだ者(医師や獣医師、調理師など)や、養成講習会を受講したものが取得できます。そして講習会は各都道府県の食品衛生協会が実施しています。 
それに対して、「食品衛生管理者」は乳製品・食肉製品・魚肉製品・放射線照射食品・添加物などを扱う業種等で施設ごとに設置が求められる資格です。こちらも衛生管理を学んだ有資格者か、実務経験を持った上で認定講習会を受講したものが取得できます。そして、この認定講習会は東京にある日本食品衛生協会で実施しています。
料理屋や居酒屋などを経営する場合に必要な資格は「食品衛生責任者」だけで問題ありません。それに対し、「食品衛生管理者」の資格は基本的に食品製造分野で必要な資格です。

受験資格

・食品衛生管理者は、次のいずれかに該当する者でなければなりません。

  1. 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師
  2. 学校教育法に基づく大学、又は専門学校において医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学、農芸化学の課程を修めて卒業した者
  3. 都道府県知事の登録を受けた食品衛生管理者の養成施設において所定の課程を修了した者
  4. 高等学校者又はこれらの者と同等以上の学力があると認められる者で、食品衛生管理者を置かなければならない製造業又は加工業において食品又は添加物の製造又は加工の衛生管理の業務に3年以上従事し、かつ、都道府県知事の登録を受けた講習会の課程を修了した者 

※食品衛生管理者養成施設として登録を受けた大学等にて所定の課程を修了した者は、食品衛生管理者となることができます。原則として誰でも受講できますが、都道府県及び保健所政令市によっては受講者を制限している場合もありますので、講習を実施する団体に問い合わせる方が良いでしょう。

食品衛生管理者及び食品衛生監視員養成施設の一覧(東京)

※以下の資格取得者は養成講習を受けなくても食品衛生責任者になれます。

  • 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師等
  • 栄養士、管理栄養士
  • 調理師
  • 船舶料理士
  • 製菓衛生師
  • 食鳥処理衛生管理者
  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生指導員もしくはその経験者
  • 食品衛生監視員

試験方式

  • 衛生法規  受講時間2時間
  • 公衆衛生学 受講時間1時間
  • 食品衛生学 受講時間3時間
  • テスト(上記3科目に対する小テスト)
    ※講習会は1日で終了します。

試験科目

●講習内容
 ・衛生法規 2時間
 ・公衆衛生学 1時間
 ・食品衛生学 3時間
(上記3科目に対する小テスト含む) 
       計 6時間

 

スケジュール

令和5度食品衛生責任者養成講習会(東京)
※講習時期等は各都道府県によって異なります。講習を実施する団体に問い合わせて下さい。
※会場集合型とeラーニング形式があります。

(参考)
厚生労働省 食品衛生管理者について

試験会場

令和4年度食品衛生責任者養成講習会会場と日程(東京)
 ・会場集合型養成講習会
 ・eラーニング型養成講習会

受験料

10,000円(教材費含む)

問い合わせ先

  • (社)食品衛生協会
    http://www.toshoku.or.jp/
    東京都渋谷区神宮前2-6-1
    食品衛生センター内
  • 各都道府県の食品衛生課、または保健所
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