資格名

茶道文化検定

資格の種類

民間検定試験

主催者

財団法人 今日庵

資格の概要

「茶道文化検定」は、日本を代表する伝統文化の「茶道」を通じて日本文化を幅広く学ぶことのできる検定試験です。茶道のもつ深い精神と独自の哲学をはじめ、茶道文化の知識を体系的に学ぶことができ、日本の文化を深く広く身につけることができます。この試験は文化庁主催「文化力プロジェクト」参加事業に承認されています。
平成20年に始まったまだ新しい検定試験で、受験級は1級から4級まで。試験にはお点前に関する出題はなく、また実技試験もありません。合格者には「合格証」および「合格証明書」(1枚)が発行されます。

級別の知識レベルは以下の通りです。

  • 1級 茶道の文化に関する高度な知識
  • 2級 茶道の文化に関するやや高度な知識
  • 3級 茶道の文化に関する一般的な知識
  • 4級 茶道の文化に関する基礎的な知識

※4級または3級から受験し、合格をもって順次上位級を受験できます。
※22歳以下の人は、受験料が1000円割引になります。ただし、1989年4月2日以降に生まれた人に限ります。

◆茶道文化検定関連情報
令和2年11月に実施を予定しておりました茶道文化検定は、新型コロナウィルス感染症に対する安全を最優先に考慮し、中止となりました。そして、今後はコロナ禍でも安全に茶道を通じて日本の文化を学べる環境を提供するため、令和3年度からインターネットでパソコンやスマートフォンから受検できる「茶道文化検定Web版」を実施することになりました。
これまで受検された方々は、認定番号の保管をお願いします。2021.5

試験の合格率・難易度

難易度 
   3級・4級   「D」   易しい
   2級・1級   「C 」 やや易しい

【資格の難易度レベル】
この検定試験の3級、4級は、趣味の関連で受験される方が多いので、そんなに必死に勉強しなくても、合格率も平均60%以上あるので、普通に対策を立て勉強しておけば、問題はないでしょう。
ただ、1級になると難易度はアップします。1級は記述試験があり、深い知識も求められるため、一夜漬けではなく、日頃から茶道に親しむなどの勉強が必要になるでしょう。ただ、試験問題は公式問題集からの出題が多い傾向があるので、問題集を中心にした勉強、または過去問をまとめた茶道検定アプリなども活用できると思います。
2級以下の出題は、比較的公式テキストの出題が多いため、公式テキストを使って繰り返し勉強するのがいいでしょう。ておきましょう。
--------------------------------------------
●合格率
 令和元年第12回茶道文化検定試験結果
 1級 受験者数558名 合格者数11名 合格率2.0%
 2級 受験者数739名 合格者数192名 合格率26.0%
 3級 受験者数1,169名 合格者数790名 合格率67.6%
 4級 受験者数698名 合格者数459名 合格率65.8%
※合格基準
  1級80%以上の正解
  2~4級70%以上の正解

※参考データ
・平成30年第11回茶道文化検定試験結果
 1級 受験者数588名 合格者数73名 合格率12.5%
 2級 受験者数803名 合格者数353名 合格率44.0%
 3級 受験者数1,360名 合格者数1,053名 合格率77.4%
 4級 受験者数881名 合格者数694名 合格率86.6%

スポンサーリンク



試験の内容・勉強法

この検定は、茶道文化の知識を体系的に学んでもらうように作られていますので、これから茶道を始めようという方から、長年たずさわっておられる方まで流儀に関係なく受験できるようになっているところが特徴です。

出題は、1級は公式テキスト、公式問題集を基にして幅広く出題されます。2・3・4級は設問の多くが公式テキスト、公式問題集の内容から出題されますが、公式テキスト、公式問題集以外の範囲からも出題されます。3級、4級の試験対策は、広い範囲の知識が必要ですが、公式テキストを購入し、まじめに繰り返し読んでおけば全く問題ありません。ただ1級などでは、非常に奥深く細かい知識を問われますので、日頃からお茶の文化や歴史、禅や茶事などに興味があり、勉強している方でないと難しいレベルになります。 

初めてチャレンジされる方は、茶道文化検定の公式ホームページに茶道文化検定「チャレンジ問題」があり、検定試験を体験することができるようになっていますので利用されることをお薦めします。また、その他にも「茶道文化検定アプリ(3級)」というスマートフォン向けのアプリなども販売されています。このアプリでは、茶道文化検定の過去3年分の200問が体験できます。

試験日程

  • 試験は毎年1回 10月末・申込受付:7月末~8月末
  • 合否通知:1級 12月下旬  2・3・4級 11月下旬

2023年第3・ 4回茶道文化検定Web版 試験日程  

【案内】
令和3年度からインターネットでパソコンやスマートフォンから受検できる「茶道文化検定Web版」に変わり、従来の紙試験での実施はなくなりました。

受験資格

年齢・性別・茶道経験・流儀等の制限はありません。

  • 4級または3級から受検し、合格をもって順次上位級が受検できます。
  • 2級受検は3級合格者、または3級・2級併願受検者に限ります。
  • 1級受検は2級合格者に限ります。
  • 4級と3級の併願、または3級と2級の併願は可能です。
  • 3級・2級併願で受検し、3級の採点結果が合格基準に満たない場合に2級の合格は認められません。

試験会場

札幌、秋田、仙台、新潟、東京、横浜、金沢、名古屋、京都、大阪、神戸、米子、岡山、広島、松山、福岡、鹿児島、沖縄

受験費用

  • 1級 6,680円
  • 2級 5,040円
  • 3級 4,010円
  • 4級 2,880円
  • 4・3級併願 5890円
  • 2級・3級併願 8,050円 (すべて税込)

試験方式

●試験形式

  • 2級・3級・4級はマークシートによる択一方式問題
  • 1級はマークシートによる選択式と記述式問題

●出題数・時間・合格基準

  • 1級: 80問/100分 80%以上の正解で合格
  • 2級: 80問/80分 70%以上の正解で合格
  • 3級: 80問/70分 70%以上の正解で合格
  • 4級: 60問/60分 70%以上の正解で合格 

※同時に複数の級を受験することはできません。

試験科目

●出題範囲

  • 1級・2級 茶の歴史、茶事・茶会、茶道具、茶と禅、茶席の花、懐石、菓子、茶室・露地、茶業
  • 3級・4級 茶のこころ、茶の歴史、茶会・茶事、茶道具、茶室・露地 

※どの級もお点前に関する出題はありません。
※4・3・2級は設問の多くが公式テキスト、公式問題集の内容から出題されます。
※1級は公式テキスト、公式問題集を基本にして幅広く出題されます。

試験関連情報

問い合わせ先

茶道文化検定事務局(日本出版販売株式会社内)
http://www.chado-kentei.com/ 
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-3
新御茶ノ水ビル 16F
TEL03-3233-4808
info_kentei@nippan.co.jp

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

教材(テキスト・参考書)

茶道文化検定

教材(過去問・問題集)

講座・スクール

-