資格名

EPAビジネス実務検定(略:EPA検定)

資格の種類

民間検定試験

主催者

日本貿易実務検定協会

資格試験の概要

EPAとは、Economic Partnership Agreementの略で、「経済連携協定」と呼ばれています。
日本では、2002年シンガポールと協定が結ばれ発効したのが最初で、その後、2019年8月現在で17の協定が発効されています。
EPAでは、締約国間での貿易がスムーズに行われるよう協定が行われ、また、関税の撤廃若しくは、撤廃に向けてのスケジュールがたてられます。例えば、EUからのワインの輸入の場合、関税が撤廃されるとか、チーズについては、何年かかけて段階的に関税が削減され最終的に撤廃されるというような取り決めがされています。このように関税が引き下げられることにより、締約国とは、有利に貿易取引をすることが可能になるのです。もっとも、貿易の世界だけではなく、さらに投資や知的財産の保護、政府調達、電子商取引、人の交流など広い分野で取り決めがされています。
      ----(ここまでEPAビジネス実務検定公式サイトから引用)-----

このように現在、アジアやEUとの間で実際にメガEPAが動きだし、また近い将来EPA全盛期が到来すると言われています、この時にEPAをどのように利用し、有利な貿易取引、サプライチェーン、間接税対策をしていくのかといった戦略をたてるための必須の知識が必ずに必要になり、これらが貿易取引実務を行う方々にとっても、切り離せない重要な知識になることは間違いありません。
このような状況を背景に、「EPAビジネス実務検定(略:EPA検定)」がスタートしました。EPA検定では、EPAの実務的知識、EPAを実際に行う上での計画、戦略立案を効率的に学び、かつスキルアップができるようになり、今後は貿易人必修のスキルになるでしょう。
  ➡EPAビジネス実務検定の詳細はこちらを参照ください。

●EPAビジネス実務検定
【試験級とそのレベル】
・アドバンスト(B級)
  基本・応用・実践的な知識(業務の運営ができるレベル)
・ベーシック(C級)
  基本的事項(定型業務ができるレベル)

【資格の有効期限】
 試験日より4年間

合格率・資格難易度

●難易度  
 アドバンストB級  「B」  普通
 ベーシックC級   「C」  やや易しい

【資格の難易度レベル】
検定試験は現在、ベーシック(C級)とアドバンスト(B級)の区分がありますが、C級に関しては、出題がEPAに関する実務知識や周辺知識が多いようです。B級ではそれが、さらに
もう少し詳しい実務知識を求める出題になります。B級では通関や関税実務などについても問われますので、知識ゼロでのチャレンジは無理があります。この試験の受験者の半数以上の方が受験勉強の期間は1ヶ月前後と言われているようなので、通関士の勉強などをされた方なら短期間の勉強で合格できるレベルの試験であることが分かります。
ベーシックC級の第1回試験の合格率が91.1%と非常に高くなったのも、受験者の知識レベルが高かったことが原因しているものと思われます。

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合格率 
 アドバンストB級
  第1回EPAビジネス実務検定(令和3年12月)
   受験者数216名 合格者数118名 合格率54.6%
 ベーシックC級
  第5回EPAビジネス実務検定(令和3年12月)
   受験者数192名 合格者数122名 合格率63.5%

※参考情報
 ベーシックC級
  第4回EPAビジネス実務検定(令和3年8月)
   受験者数194名 合格者数128名 合格率65.9%
  第3回EPAビジネス実務検定(令和3年4月)
   受験者数182名 合格者数127名 合格率69.7%
  第2回EPAビジネス実務検定(令和2年12月)
   受験者数221名 合格者数118名 合格率53.4%
  第1回EPAビジネス実務検定(令和2年2月)
   受験者数191名 合格者数174名 合格率91.1%

受験対策・学習法ほか

EPAとは、Economic Partnership Agreementの略で、「経済連携協定」と呼ばれています。ただ一般的には、EPAと言っても経済ニュースなどで時々聞く話という程度で、"知って活用していく”というところまでは行われていないのが現状です。その一方で、現在、アジアやEUとの間で実際にメガEPAが動きだしていて、近い将来にはEPA全盛期が到来すると言われています。そして、この時にEPAをどのように利用し、有利な貿易取引やサプライチェーン、間接税対策などをしていくのかといった戦略をたてるための必須の知識が必ずに必要になるとされています。また貿易取引実務を行う方々にとっても、切り離せない重要な知識になります。そういった状況を背景に日本貿易実務検定協会が立ち上げたのが「EPAビジネス実務検定(略:EPA検定)」です。
特に貿易取引実務を行う方々や貿易実務検定に合格された方、通関士試験に合格された方などには、さらにスキルアップを図ることも可能になります。

EPAに関する知識やスキルは国際ビジネスの現場では必須のアイテムになってきており、通関士や貿易実務の勉強に役に立ちます。実務で通関や貿易実務をされている方は力試しとして、また初めて受験する方は新しいスキルとして受けてみるにはいい試験になっているようです。
特にEPAを勉強したいという方には、「EPAベーシック・コース」もあります。貿易実務の基礎知識がなくても、4時間ほどの講義動画(e-ラーニング)とテキスト掲載の演習問題を解くことで、ベーシック合格の実力を身に着くようになっているようです。

受験資格

年齢や国籍等は関係なく、誰でも受験することができます

試験方式

回答はマークシート形式
●アドバンスト(B級)
 ①EPAに関する実務知識:出題65題
 ②EPAに関する周辺知識:出題25題
 ③EPAに関する事例:出題4題
 試験時間は①+②合わせて1時間45分、③1時間
●ベーシック(C級)
 ①EPAに関する実務知識/EPAに関する事例:出題50第
 ②EPAに関する周辺知識:出題22第
 試験時間は①が1時間30分、③45分

・合格基準点
 アドバンスト(B級):3科目の合計210点(70%)を基準として試験委員長の定める点
 ベーシック(C級):2科目の合計160点(80%)を基準として試験委員長の定める点

※web試験の方法による実施に際しては、設問数・試験時間等に変更が生じることがあります。

試験科目

試験は3つの科目によって構成されています。
・アドバンスト(B級)
 EPAに関する実務知識
 EPAに関する周辺知識
 EPAに関する事例
・ベーシック(C級)
 EPAに関する実務知識/EPAに関する事例
 EPAに関する周辺知識

スケジュール

・申し込み方法
 MHJストア(https://store.mhjcom.jp/)からお申し込みください。
  インターネットからの申込み(クレジットカード)
  インターネットからの申込み(銀行振込)
・受験方法
  MHJ Web検定試験
 インターネットで繋がっていれば全国どこに住んでいる方でも受験できます。
・受験者が準備するもの
 PCもしくはタブレット・スマートフォン(PCを推奨)
 最新のブラウザ(動作環境を参照ください)
 通信回線(固定回線や4Gなど)
 受験に適した環境(個室推奨・複数人での受験は禁止)
 問題を解くうえで必要な方は、メモ用紙、筆記具及び電卓
※Webカメラやヘッドセットなどは不要です。
※PCのブラウザ:Chrome、Safari、FireFox、EDGE、IE
➡詳しい内容は「WEB試験の概要」で確認ください。


 2023年EPAビジネス実務検定試験日程

試験会場

東京、横浜、名古屋、大阪、福岡、沖縄
(実施回により設置会場は異なります。)

受験料

アドバンスト(B級): 7,700円(税込)
ベーシック(C級): 6,600円(税込)

問い合わせ先

日本貿易実務検定協会®
〒163-0825
東京都新宿区西新宿2-4-1
 新宿NSビル25階株式会社マウンハーフジャパン内  
   03-6279-4730 03-6279-4190
     epakentei@mhjcom.jp

【以下の各項には一部広告が含まれています。】

通信講座・eラーニング

協会主催の通信講座(eラーニング)

通学スクール・講座

協会主催の通学講座

教材(過去問集)

第5回ベーシック(C級)試験
第1回アドバンスト(B級)試験

教材(テキスト・参考書)

EPAビジネス実務検定受験の指針(ベーシック版)
EPA実務アドバンストテキスト:MHJ出版(2021年9月 刊行)

メガEPA時代の貿易と関税の基礎知識:税務経理協会 発売中15:33:52

関連情報

通関士
貿易実務検定