資格名

外務省専門職

資格の種類国家公務員
主催外務省
資格の概要

外務省専門職員は、外交を指揮する外務省高官(キャリア組)をいろいろな面で補佐する立場にある外交官。外務省の中堅職員である。特定の国や地域の言語、文化などに関するスペシャリストです。担当する語学と関連する国・地域の社会、文化、歴史等にも通じた専門家であるだけでなく、経済、経済協力、条約等の分野の専門家として活躍することが期待されます。

国家公務員採用試験とは別枠で選考され、この試験に最終合格すれば外務省専門職員採用候補者名簿に記載され、翌年4月に外務事務官として外務省に採用されます。現在の制度では採用後、外務省研修所において1ヵ月間の国内研修を受け、外務省で勤務した後、再び研修所での研修を経てから、在外公館に外交官補として配属されるのが原則になっています。5~6年ごとに本省勤務と在外公館勤務を繰り返しながら、専門とする語学の他に、関連する国や地域の社会、文化、歴史などにも通じた専門家として、また経済、経済協力などの専門家として活躍することが期待されます。

◆外務省専門職員採用試験関係ニュース
・平成30年度外務省専門職員の1次試験科目変更について
専門試験試験の試験科目のうち、国際法は必須科目となり、憲法及び経済学は、2科目のうちいずれか1科目を選択する方式となります。⇒詳細
[変更前](平成29年度)
 必須:憲法、国際法、経済学
 各科目3題出題、うち各科目2題選択解答
[変更後](平成30年度)
 必須:国際法
 選択科目:憲法、経済学(どちらか1科目を選択)
 各科目3題出題、うち各科目2題選択解答
上記の変更に伴い、各試験科目の配点比率も変更されます。




試験方式

●1次試験:
・1日目 専門試験
【記述式】試験時間 6時間 ※憲法、国際法、経済学の各科目3題出題、計6題解答
・2日目 基礎能力試験
【多肢選択式】試験時間 2時間20分 40題解答 ※国家一般職(大卒)試験と共通

時事論文:【記述式】試験時間 1時間30分 ※時事問題についての筆記試験 1題
外国語試験:【記述式】試験時間 2時間 ※和文外国語訳 2題 外国語和訳 2題 計 4題解答

●2次試験
人物試験:グループ討議 6~7人でテーマについて40分間討論/個別面接(2回)試験時間 10~20分程度
外国語試験:2対1で15分程度面接
身体検査:胸部エックス線撮影などを含む一般的な身体検査  
以上の内容で約10日の間に行われます。

受験資格

(1)試験が行われる年の4月1日現在で、20歳以上29歳未満の者
(2)試験が行われる年の4月1日現在で、20歳未満で次に掲げる者
・翌年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する見込みの者
・人事院が(ア)に掲げる者と同等の資格があると認める者
※「外務省専門職員として勤務することを希望する人は、受験語学にかかわらず、TOEFL(iBT)100点以上又はIELTS 7.0以上のスコアを有していることを推奨する」とされています。

試験科目

●1次試験
・専門試験:憲法、国際法、経済学
・基礎能力試験:公務員として必要な基礎的能力
 知能分野:文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈 27題
 知識分野:自然・人文・社会(時事含む) 13題
・外国語試験:外国語和訳/和文外国語訳(英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語・オランダ語・アラビア語・ペルシャ語・ウル ドゥ語・ヒンディー語・ミャンマー語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・中国語・朝鮮語のうちから1ヵ国語を選択) 
※2014年試験からオランダ語、ウルドゥー語、ヒンディー語は中止の予定です。
・時事論文:1題
●2次試験
・人物試験:個別面接の参考として性格検査が実施されます。
・外国語試験:1次試験で受験した外国語によって行います。 
・身体検査:胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科系の検査
※外務省専門職員採用試験における外国語試験の受験外国語は、平成26年度試験より15ヵ国語になります。平成25年度試験(18ヵ国語)から削減される外国語は、「オランダ語」、「ウルドゥー語」、「ヒンディー語」の3つです。

スケジュール

・試験日
第1次試験:6月中旬の2日間
第2次試験:7月下旬~8月上旬

平成30年度外務専門職採用試験日程  
・試験日:
(第一次試験)平成30年6月16日(土)・17日(日)
(第二次試験)平成30年7月24日(火)~8月3日(金)
・受験申請受付:平成30年3月30日(金)~4月13日(金)
・合格発表:
第1次試験 平成30年7月17日(火)

最終 平成30年8月29日(水)

試験会場

・1次試験:東京・京都     
・2次試験:東京 

受験料

無料

資格難易度

・難易度:「S」 超難関   
・合格率:平成29年度外務省専門職員採用試験結果⇒詳細
申込者数386名 1次受験者数274名 1次合格者数106名 最終合格者数48名

※参考データ
・平成28年度外務省専門職員採用試験結果
申込者数401名 1次合格者数105名 最終合格者数54名

受験対策&
資格の将来性

外務省専門職員の主な仕事は、Ⅰ種試験合格組のいわゆるキャリアと呼ばれる人たちが、いろいろな重要な局で意思決定を行う際に必要な判断材料を提供することです。スペシャリストとして縁の下の力持ちとしての仕事をするのが外務省専門職員の仕事であるため、専門とする語学のみならず、当該言語と関連する国・地域の社会、文化、歴史等にも通じた専門家、あるいは経済、軍縮条約等の分野の専門家でなければなりません。従って、極めて高度な交渉力などが必要となるため、試験も非常に難易度が高い試験となっています。

採用試験では18ヶ国語から1ヶ国語選択する語学試験があるため、大学で外国語を専攻していた方は、ある程度有利ですが、外務専門職試験の最大の特徴は、論文試験が中心であるという点です。しかも憲法、国際法、経済学の3科目では、かなり難易度の高い問題が出題されています。また職務の特性から、外国語の能力が大きく評価されるという点もこの試験の特徴です。さらに2003年から2次試験に集団討論が課されるようになりました。また、語学だけでなく関連諸国の文化や社会、歴史、経済等に関する専門家として活躍するため、国際的センス、教養、社交性に裏づけられた柔軟な判断力と説得力なども必要になります。
試験のレベルは国家公務員Ⅰ種レベルであり、非常に難関。国家公務員の中でも特に語学が試験に大きなウエイトを占めます。そのため徹底した語学力を身につけることが必須の条件です。合格者の語学力はかなり高く、TOEIC高得点者・英検上級取得者がずらりと並びます。その他、試験では知識に加え、理解力、判断力、表現能力ならびに人物についても適格性が問われます。
受験生には大学生・大卒者が多く、受験希望者は大学2年~3年位から長期的な対策をしておくことが大切です。

語学以外では、試験は1次試験が非常に重要で、その中でも専門試験の憲法・国際法・経済学が一番重要です。専門科目は記述式の試験であるため、最終的な目標は論文答案を書けるようになることです。論文答案の基本は、問題提起から結論、それに理由付けをはっきりと書けるようにしておくことです。そのためには、分からない言葉や知らない言葉の意味を覚えることから始めなければなりません。その次は、どういう問題点があるのか、いわゆる論点についての勉強をします。試験対策は、初めて勉強するという人には独学はかなり効率が悪く、スクールでの勉強を選ぶべきでしょう。前年度の問題が外務省のホームページにて公開されるのでまずそれを参考にして、試験対策を始めるのがよいでしょう。
※現制度では採用後は、入省後1ヵ月間外務省研修所(神奈川県相模原市)において国内研修を受け、引続き外務省本省に勤務したのち、再び研修所における 研修を経て、原則として研修語を履修するのに適した国にある在外公館に外交官補として配属になります。
試験に合格し、採用されれば、努力次第で幹部への昇格の可能性もあり学歴に関係なく、実力によって道が開 くことができる世界です。

通信講座

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スクール

オンライン学習

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教材

外務省専門職

売れ筋教材

一番売れている「外交・国税・労働関係職員試験 対策本」

問い合わせ先

外務省大臣官房人事課採用班  http://www.mofa.go.jp/mofaj/
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 TEL 03(3580)3311   

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