「公務員・行政系」と「不動産・土木・建築系」、「法律・労務系」の資格には、難易度「D」に該当する資格はありません。
「語学系」では漢検及び英検3級以下が、また「医療・福祉系」では、看護や介護系の現場に必要な資格に難易度「D」の資格が多いようです。また「IT・情報系」ではビジネスソフトや情報処理のスキルの基礎試験が集まっています。さらに、「環境・技術・工業系」でも作業現場で必要な認定資格などに難易度「D」の資格が含まれています。「サービス系・その他の資格」では多くが通信講座などで習得を目指す趣味や教養、技能の分野の主催者認定資格になっています。
難易度「D」に入る資格の特徴は、民間が主催する趣味や教養目的の検定試験などが多く、「国家資格」や「公的資格」と呼ばれる資格は多くはありません。一般に民間資格は法律によって制度化されていないので、お金を払えば講習を受講するだけで、簡単に認定書がもらえたり、資格の有効度などからも、取得してもあまり意味がないものを言葉を巧みに販売する商法も数多く存在しますので注意が必要です。(特に医療系や福祉系の民間資格に名称が似通った紛らわしい検定や認定資格が多いので注意しましょう)
全般的に資格の難易度レベルも高くなく、易しい試験ばかりなので難易度「D」の資格なら独学でも十分取得できます。一般的には、資格試験の初心者や、勉強が苦手な人の場合はこのあたりから、自分の目的にあった資格を探して、自分に合った学習方法を考えながら勉強し、挑戦して見るのがよいかも知れません。そして試験の合格を通して合格の達成感を味わうことと、自分には何が合いそうかをつかむこと、難易度レベルを知ることが課題になります。
ただ、目的が就職や転職対策、スキルアップなどの場合には、このクラスの合格が最終目標ではあまり意味がないので、先に大きな目標を設定し、その階段の第1ステップと考えて、練習のつもりで勉強してチャレンジするのがちょうど良いでしょう。
「趣味」や「技能」、「教養」の習得が目的の場合は、難易度「D」の資格であっても「目標達成(合格)」が大きな意味をもつことは言うまでもありません。
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