資格名

実用タイ語検定試験
※「タイ語検定」または「タイ検」と略される。
英名:The Practical Thai Language Proficiency Test

資格の種類

民間検定試験

主催

特定非営利活動法人 日本タイ語検定協会 (後援)在京タイ王国大使館

資格の概要

特定非営利活動法人日本タイ語検定協会が実施し、タイ王国日本総領事館から推薦を受けた試験で、タイ語検定や、タイ検と略されますが、正式名称は「実用タイ語検定試験」です。
日本のタイ語学習者の読み書きや日常会話、通訳・翻訳の能力といったタイ語の習得レベルを測る検定試験になっています。
試験の種類は、最上位の1級から最下位の5級まで6つの等級レベルに分けられています。試験の特徴は、1・2級では面接試験があります。タイ語を使って仕事をする人なら、2級以上の語学力が必要とされます。また5級の試験は、会話でコミュニケーションはとれるが読み書きができないという人のために、カタカナとローマ字で出題されます。毎年春季と秋季の合計2回、日本とバンコクで実施されます。

【実用タイ語検定試験の各級のレベル】
・1級
標準的なタイ語を口語、文語ともに不自由なく使いこなし、タイ人と自然かつ正確に表現できる。専門的な文献の読解と翻訳、通訳ができる。全国通訳案内士の外国語筆記試験合格レベル。
・2級
社会生活を送るのに必要な上級レベルの文法知識と語彙を習得し、流暢に会話できる。一般的な新聞記事や物語の読解、ニュース・アナウンスの聴解ができ、テーマに沿って論述することもできる。一般的なタイ語翻訳やタイ語通訳が可能なレベル。
・準2級
社会生活を送るのに不可欠な中上級レベルの文法知識と語彙を習得し的確に表現できる。長い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。一般的な業務においてタイ人との意思疎通が可能なレベル。
・3級
日常生活を送るのに必要な中級程度の文法知識と語彙を習得し表現できる。短い文章の読解・聴解・記述・口述ができる。日常生活でのタイ人と意思疎通が可能なレベル。
・4級
初級レベルの文法知識と語彙をタイ文字で習得し、それらを用いて表現できる。ゆっくりであれば10単語程度までの簡単な文章の聴解と発音ができる。簡単な会話が可能なレベル。
・5級
入門レベルの文法知識と語彙をカタカナ発音表記またはローマ字発音表記で習得し、それらを用いて表現できること。ゆっくりであれば8単語程度までの簡単な文章の聴解と発音ができる。挨拶や自己紹介、意思表示が可能なレベル。(カタカナ発音表記とローマ字発音表記の併記で出題)

試験方式

●試験方式
【1級】秋季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・一次試験:筆記60分、リスニング25分
 ・二次試験:対面口述式約40分
【2級】秋季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・一次試験:筆記60分、リスニング20分
 ・二次試験:対面口述式約40分
【準2級】春季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・筆記60分、リスニング20分
【3級】
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング15分
【4級】4級からタイ文字表記での問題
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング10分
【5級】タイ語表記なし(カタカナ表記とローマ字発音表記の併記で出題)
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング10分

1級、2級の一次試験では筆記試験とリスニング試験が行われ、二次試験は試験官との個別面接方式で行われます。また、5級、4級、3級の解答はマークシート方式で、準2級、2級、1級では記述式となっています。各級とも筆記試験の終了後に引き続きリスニング試験が行われます。
1級と2級は一次試験と二次試験が実施され、一次試験の合格者が二次試験を受験できます。
一次試験を通過し、二次試験が不合格の場合、翌年回に限り一次試験が免除されます。

●合格基準
・一次試験、二次試験、各級ともに総合100点満点中70点以上で合格となる。
・ 全級の一次試験と二次試験ともに100点満点中70点以上の得点で合格判定とします。

受験資格

・年齢、性別、職業、学歴、国籍など一切不問(小学生以下は保護者の同意が必要)

試験科目

【1級】秋季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・一次試験:筆記60分、リスニング25分
 ・二次試験:対面口述式約40分
【2級】秋季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・一次試験:筆記60分、リスニング20分
 ・二次試験:対面口述式約40分
【準2級】春季のみ実施
 ・試験方式:記述
 ・筆記60分、リスニング20分
【3級】
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング15分
【4級】
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング10分
【5級】
 ・試験方式:マークシート
 ・筆記60分、リスニング10分

スケジュール

・試験実施:年2回
  3~5級 春季(6月初旬の日曜日)と秋季(11月初旬の日曜日)
  準2級     春季のみ
  2級・1級 秋季のみ実施される。
・結果通知
 合否通知は通常30日後、2・1級1次試験は約21日後、受験者全員に郵送

  出願方法に関する注意事項

2021年実用タイ語検定試験日程
・春季試験:2021年06月06日(日) 5.4.3.準2級
・願書受付期間:2021年04月22日(木)~05月13日(木) 予定

・秋季試験:一次 2021年11月07日(日) 5.4.3.2.1級 
      二次 2021年12月19日(日) 2.1級

試験会場

・日本国内の受験地は3か所(東京・名古屋・大阪)
 海外ではバンコクの1か所、合計4会場となっています。
・一次試験は4会場全て、二次試験は東京会場とバンコク会場の2会場で実施されます。
※二次試験は2級と1級の一次試験合格者が受験。秋季のみの実施

会場案内地図

受験料

・5級:5,300円(2,000バーツ)税込
・4級:6,300円(2,400バーツ)税込
・3級:7,300円(2,800バーツ)税込
・準2級:7,800円(3,000バーツ)税込
・2級:8,500円(3,200バーツ)税込
・1級:9,500円(3,600バーツ)税込

資格難易度

難易度 
  1級  「A-下」  難関の下位
  2級  「B」  普通
  3級  「B-下」 普通の下位
  4級  「C」 やや易しい
  5級  「D」 易しい  

【資格の難易度レベル】
入門レベルから通訳や翻訳レベルまで、どの級もタイ語の実力を試す試験ですが、下位の級から上位のクラスまで、レベルアップを図っていく段階で一番のハードルになるのは、3級→準2級のところでしょう。理由は、試験方式が「マークシート」から「記述(一部選択方式)」に変わることによるものです。そのため、3級までと準2級以上では難易度に圧倒的な違いを感じると思います。
高いハードルになる準2級での作文では、試験対策として事前に、日常のありふれた簡単なことを、繰り返し文章に書く練習をしておくことが必要です。2級は一次の筆記試験の難易度が高く、60分の試験時間が短いので、過去問で解答のスピードをつかむ練習が必要です。3級も長文の問題は時間がかかるため、過去問をやるときに時間配分を意識した練習をしておくことが大切です。
語学としての難易度は、英語などと同程度だと思います。どの言語でも同じだと思いますが、中でもタイ語の難しいところは、発音と声調でしょう。これを確実に覚えないと会話は通じません。それと文字がアルファベットでなく特殊な文字であるところも難易度を上げています。
反対に、比較的文法がやさしいことと、語彙が少ないところは、タイ語を易しく感じるところです。

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・合格率 
  2020年第35回秋季実用タイ語検定試験(一次試験)結果
   5級 合格率 71.7%(平均点76.1点)
   4級 合格率 60.5%(平均点73.3点)
   3級 合格率 35.5%(平均点60.3点)
   2級 合格率 16.4%(平均点51.6点)
   1級 合格率 20.0%(平均点58.8点)
 2020年第35回秋季実用タイ語検定試験(二次試験)結果
   2級二次   合格率 36.4%(平均点58.6点)
   1級二次 合格率 50.0%(平均点67.0点)

※参考データ
 ・2020年第34回春季実用タイ語検定試験(一次試験)結果
   5級 合格率 87.2%(平均点83.1点)
   4級 合格率 75.3%(平均点80.1点)
   3級 合格率 29.9%(平均点58.0点)
   準2級 合格率 48.2%(平均点65.8点)
・2020年第33回秋季実用タイ語検定試験(二次試験)結果
   2級 合格率 29.4%(平均点57.1点)
   1級 合格率 33.3%(平均点62.4点)

受験対策・資格の将来性

実用タイ語検定試験の受験対策は、過去問を抜きにはできません。まず過去問を中心にして勉強していき、試験の傾向をつかむところから始めます。この試験の受験対策が過去問を抜きにできないという理由は、実用タイ語検定の出題傾向が最近数年ほとんど変わらず、よく似た問題が同じ形式で繰り返し出題されているからに他なりません。試験は出題傾向をつかむことが合格への最短距離になるからです。「過去問を解く」ことは、試験の出題傾向をつかむことだけでなく、問題のレベルを把握できたり、時間配分を事前に考える上でも大変重要です。

ほかの言語の勉強にでもいえることですが、特にタイ語の場合に大切なことは「読むことに慣れる」ことだと思います。読んでいるときに分からない単語が出てきても最後まで読み、分からなかった単語を辞書を引いて、読み方と意味を調べる、これを繰り返すことがタイ語克服の勉強法といえます。繰り返すことで、読める単語が増え、新聞の簡単な記事などが読めるようになってきます。その次は、読めるようになった単語を正しく書く勉強です。繰り返し、繰り返し読める単語を書いて覚えます。
とにかく「文字を読んで読み方と意味を覚える」、「文字を書いて正しい文字の書き方を覚える」、「過去問に挑戦する」。この3本柱で順にステップアップを図る勉強法がおすすめです。

日本からタイへの年間渡航者数は100万人を超え、タイへ進出する日本企業も多いのが現状です。
タイ語に対する関心やニーズも高まっていますが、一方で、タイ語を理解して正しく話せる人材は不足しているのも実状です。
実用タイ語検定の2級以上の取得者は、各方面、各分野でタイ語のできる貴重な人材として活躍できることは間違いないでしょう。1級取得者は通訳や翻訳者などとして貴重な存在になれることが期待されます。

通信講座

協会主催のオンライン講座

スクール

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過去問

主催者販売の過去問集

教材

【実用タイ語検定 おすすめ教材】
初級 タイ語のすべて【CD付】
CD付 タイ語の基礎
【徹底解説】タイ語検定5級の勉強法&おすすめテキスト
テストに出る順!タイ語検定単語集

売れ筋教材

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問い合わせ先

特定非営利活動法人 日本タイ語検定協会事務局
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-41-12 岡埜ビル6階
電話:03-3207-8223

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