資格名 | 照明コンサルタント |
資格の種類 | 民間資格 |
主催 | (社)照明学会 |
資格の概要 | 快適な生活を送るために照明の果たす役割は大きく、照明(あかり)の演出ひとつで生活環境が変化し、私たちの暮らしや気持ちが豊かになるものです。「照明コンサルタント」は、照明を用途や効果などに合わせて最適な商品を選んで顧客に勧めるのが仕事です。この資格は、照明関連の業務についている人たちだけでなく、照明に関心のある全ての人を対象にしている資格です。
資格取得のためには、通信教育を1年間受講して演習問題を5回解いて送ります(郵送かオンライン)。演習は60点以上で合格、再試験は1回まで。レポートを提出して合格点に達したらスクーリングを受けて資格取得、という手順になります。受講者数は約2000人/年。受講者の男女比 6:4
通信教育には「基礎講座」と「専門講座」があります。基礎講座は照明に興味のある方なら、誰でも受講できます。カリキュラムに定めた科目が合格点に達すれば、修了したことを証明する「照明コンサルタント」の称号が与えられます。一方、専門講座は照明関連の業務に関わる人達が専門知識を習得する講座です、合格者には「照明士」の称号が与えられます。 照明関連の実務経験者(4~5年程度)を対象としています 。
※修了の認定を受けた人は、スクーリングの会場で「照明コンサルタント」称号認定書を授与されます。
※照明コンサルタント認定の有効期限は5年間です(5年ごとに更新)。
※「照明士」「照明コンサルタント」は、一般社団法人照明学会の登録商標です。
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試験方式 | 資格の取得:通信講座とスクーリングで取得。
●通信講座
・自宅にて通信講座を受講します。教材はDVDとテキスト。
・演習問題は第1回から第5回まで。各回ともテキストから計10問が選択形式の問題として出題されます。
・各回とも解答提出期間は15日間
・合格点は60点以上です(100点満点)。※60点未満の場合は再試で再提出。再試提出期間は1週間。
・第6回はレポート。テーマを750字程度にまとめて提出。
・すべてが合格点に達したら、スクーリングを受講して修了。
※受講期間中、1ヵ月半ごとに全6回の解答を提出します。
●スクーリング
スクーリングは先生から直接講義を受けることです。全国どこかの会場で必ず受講しなければなりません。
※留年制度
不合格になった場合は次年度に限り再受講ができます。それでも不合格だった場合は翌年にその演習問題を再履修することで、留年受講料が発生しますが、それに合格すると補習終了となります。演習問題終了後スクーリングを行った後に照明コンサルタントとして認定されます。
・受講料:マークシート方式9,720円・Web方式8,748円税込
(解答提出5回・レポート提出・スクーリング出席) |
受験資格 | 誰でも受講できる(照明に関心のある人 ) |
試験科目 | ●講座のカリキュラム 1章:照明の基礎 2章:光源 3章:照明器具 4章:照明計算の基礎 5章:屋内照明設計の基礎 6章:オフィス照明 7章:工場照明 8章:店舗照明 9章:住宅照明 10章:住宅の配線と配線器具 11章:屋外照明 12章:スポーツ照明 13章:非常時用照明 14章:視覚弱者のための照明 15章:照明の保守と経済 16章:照明と省エネルギー 17章:最近の照明界の話題 ※テキストの目次 LEDなどの新光源、また、地球温暖化など環境問題に対する取り組みについても詳しく解説しています。 |
スケジュール |
- 申込み期間:毎年3月末又は4月始め~5月下旬
- 開講:8月1日
- 期間:1年間(スクーリングは翌年7月)
※2021年第42期 照明コンサルタント照明基礎講座日程 受付期間:2021年4月1日~6月4日 講座機関:2021年7月 ~ 2022年3月 |
試験会場 | ・スクーリング開講地 札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡 |
受験料 | 受講料 ・マークシート(郵送)解答の場合 29,376円(税込) ・Web(インターネット)解答の場合 26,352円(税込) ・学生割引(Web解答のみ) 19,440円(税込) |
資格難易度 | ●難易度 「D」 易しい
【資格の難易度レベル】 照明学会が主催する9ヵ月の通信教育を受けることで資格は取得できます。通信教育では、決められたカリキュラムに沿って勉強し、途中で5回ほどテストを提出します。スクーリングを修了すれば合格です。一般的な会場で受ける試験はありませんので、まじめに講習を受けて勉強すれば問題も解けますので、不合格ということはありません。取得した資格の有効期間は5年間ですので、5年後には更新手続きが必要になります。照明コンサルタントは、もともと初心者向けの資格なので、知識が無くても独学で問題なく取得することができ、難易度も高くありません。合格率は公開されていませんが、80~90%で推移していると推測できます。 -------------------------------------------- ●合格率 2013年7月照明コンサルタント試験結果 合格率 86.2% ※毎年の結果では、合格率84%~86%前後、受験者数約2,000名/年 合格者数約1,600名前後 |
受験対策・資格の将来性 | この資格は 一般的には、照明会社などに勤務する場合などに求められる資格ですが、簡単に取得できる資格なので個人でも持っていて損はない資格です。通信講座なので、普通に演習問題を期限までに回答していけば問題なく合格することができます。 知識のみであれば誰でも取得する事は出来ます。照明をデザインするにしても、空間をデザインするにしてもそれぞれの専門的な設計技術やデザイン技術を持っていなければこの資格の価値を発揮する事は難しいでしょう。 インテリア・建築の勉強を専門学校でしていく中で、照明は必ずどの場所にも出てきます。 それらの技術を持ったうえで更に専門性のある知識を持っていれば、就職や転職に役立つ資格と言えるでしょう。
個人で資格を取ろうという人や、より専門的なことを習得したい人は、この資格だけに止まらず、専門講座を受講して、さらに上の「照明士」を取得するか、又は「インテリアコーディネーター」を取得する道もあります。2年くらいの計画で取得できれば、スキルも評価され、就職、転職活動も一歩リードできること間違いありません。 ただ、「照明士」の資格は、上級者や現在照明に関する仕事をしている人が取得しますが、照明関係の実務経験が5年以上ある人を対象にした講座を受講しなければなりません。 ⇒専門講座(照明士) |
通信講座 | (社)照明学会主催の「基礎講座」 |
スクール | - |
過去問 | - |
教材 | 学会が発売する「照明コンサルタント資格」受験関連教材 |
関連情報ページ |
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問い合わせ先 | (社)照明学会 通信教育担当 http://www.ieij.or.jp/ 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-8-4 吹田屋ビル TEL:03-5294-0105 FAX:03-5294-0102 (TEL受付時間 平日10時~17時 土日祝休) Email: ieijkyoi@sepia.ocn.ne.jp |