資格名 | 照明コンサルタント |
資格の種類 | 民間資格 |
主催者 | 一般社団法人 照明学会 |
資格の概要 | 快適な生活を送るために照明の果たす役割は大きく、照明ひとつで生活環境が変化し、私たちの暮らしや気持ちが豊かになるものです。「照明コンサルタント」は、照明を用途や効果などに合わせて最適な商品を選んで顧客に勧めるのが仕事です。この資格は、照明関連の業務についている人たちだけでなく、照明に関心のある全ての人を対象にしている資格です。
この資格を取得するためには、照明学会による9ヵ月の通信講座で講習を受けた後に試験を受け、合格点に達することで資格を得ることができます。通信講座には「基礎講座」と「専門講座」があります。
基礎講座は照明に興味のある方なら誰でも受講でき、カリキュラムに定めた科目が合格点に達すれば、修了したことを証明する「照明コンサルタント」の称号が与えられます。
一方、専門講座は照明関連の業務に関わる人達が専門知識を習得する講座です、合格者には「照明士」の称号が与えられます。 照明関連の実務経験者(4~5年程度)を対象としています 。
※照明コンサルタント認定の有効期限は5年間です(5年ごとに更新)。
※「照明コンサルタント」は、一般社団法人照明学会の登録商標です。
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試験の合格率・難易度 | ●難易度
「D」 易しい
【資格の難易度レベル】
照明学会が主催する9ヵ月の基礎講座を受けることで資格は取得できます。この通信講座では、決められたカリキュラムに沿って勉強し、途中で5回ほどテストを提出します。スクーリングを修了すれば合格です。
一般的な会場で受ける試験はありませんので、まじめに講習を受けて勉強すれば問題も解けますので、不合格ということはありません。通信講座なので勉強量は人によって違います。必要な勉強時間は、基礎知識の有無にもよりますが、30~40時間程度みておけば良いでしょう。照明コンサルタントは、もともと初心者向けの資格なので、独学でも問題なく取得することができ、難易度も高くありません。合格率は公開されていませんが、80~90%で推移していると思われます。
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●合格率
2013年7月照明コンサルタント試験結果 合格率 86.2%
※毎年の結果では、合格率84%~86%前後、受験者数約2,000名/年 合格者数約1,600名前後 |
試験の内容・勉強法 | 「照明コンサルタント」の資格取得のための勉強方法は、通信講座で7月初旬に発送されるテキストに沿った独習、演習問題の解答提出や課題に対してのレポート提出を行い、照明に関する知識を深めます。照明コンサルタントには、照明に関する幅広い知識が求められるため、講座では光に関する基礎的な知識から始まり、各分野の住宅・店舗・高齢者などの専門的な内容に分かれて勉強していきます。そして翌年3月に照明に関する特別講義のスクーリングでインターネットを利用したe-learning講義を受講します。
講座での演習問題とレポートにおいて合格点以上、さらに、スクーリング履修をクリアした方には「照明コンサルタント」の資格認定証が交付されます。
なお、照明コンサルタントの資格認定期間は5年間で、5年ごとのレポート提出とスクーリングの参加で更新認定を取得することができます。
照明コンサルタント資格は 、一般的には照明会社などに勤務する場合などに求められる資格ですが、簡単に取得できるので個人でも持っていて損はありません。また通信講座なので、普通に演習問題を期限までに回答していけば問題なく合格することができます。
照明コンサルタントとしての必要な知識のみであれば誰でも取得する事は出来ます。照明をデザインするにしても、空間をデザインするにしてもそれぞれの専門的な設計技術やデザイン技術を持っていなければこの資格の価値を発揮する事は難しいため、大事なのは実践で役立つ知識と技術、経験を身につけることです。
照明の技術を持ったうえで更に専門性のある知識、経験を持っていれば、就職や転職に必ず役立つ資格と言えるでしょう。照明関連企業での社内キャリアアップのほか、建築やインテリア業界など快適な住まいづくりを目指す人には役立つ資格です。
さらに、もっとより専門的なことを習得したい人は、この資格だけに止まらず、専門講座を受講して、さらに上の「照明士」を取得するか、又は「インテリアコーディネーター」を取得する道もあります。
「照明士」の資格は、上級者や現在照明に関する仕事をしている人が取得しますが、照明関係の実務経験が5年以上ある人を対象にした講座を受講しなければなりません。⇒専門講座(照明士) |
試験日程 | ・申込み期間:毎年4月始め~6月上旬
・申込方法:インターネットまたは郵送
・講座開講:毎年7月~翌年3月
・期間:1年間(スクーリングは翌年3月)
2024年度 照明コンサルタント講座日程
受付期間:2024年4月1日~6月6日 受付終了
講座機関:2024年7月 ~ 2025年3月 |
受験資格 | 照明に関心のある方なら誰でも受講は可能です。 |
試験会場 | ・スクーリング開講地
札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島、高松、福岡 |
受験費用 | 受講料:演習問題の解答方式により異なります。
19,800円~33,000円(税込)
●マークシート解答(郵送によるマークシート解答):33,000円
・一般・学生共通(学割なし)
●Web解答(インターネットによるオンライン解答:推奨)
・一般の方 29,590円(税込)
・学生の方(学割)/社会人学生も可:19,800円(税込)
※受験年の4月現在有効な学生証のコピー提出必須 |
試験方式 | ●試験方式
・演習問題の解答提出(マークシートまたはWeb)
+
・レポート提出
+
・スクーリング(照明に関する特別講義)履修
●合否基準
1ヵ月ごとに第1回から第4回の解答提出後、レポートを提出。これら全てが「60点以上とスクーリング履修」で合格となり、「照明コンサルタント」の称号が与えられます。
●資格の更新
有効期限は5年間
5年ごとのレポート提出とスクーリング履修で更新できます。
※更新費用:13,200円(税込)
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試験科目 | 講座のカリキュラム(通信講座とスクーリングで取得します)
●テキストに沿った独習(7月~):テキスト等教材一式は7月初旬に発送
・第1章 光の性質と視覚
・第2章 光と測光量
・第3章 人工照明
・第4章 昼光照明
・第5章 照明計算
・第6章 視環境評価
・第7章 照明環境の基準
・第8章 照明環境デザインの流れ
・第9章 施設別照明設計
・付録
●テキストに基づくテスト(演習問題への解答提出、8月~12月、計5回)
●課題テーマに対するレポート提出(12月~翌年1月)
●スクーリング(照明に関する特別講義、翌年3月) |
試験関連情報 | 【資格の難易度情報】
・資格の難易度とランキング
・ジャンル別資格の難易度ランキング
●試験関連情報
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●関連資格
インテリア設計士
インテリアコーディネータ |
問い合わせ先 | (社)照明学会 通信教育担当
http://www.ieij.or.jp/
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-8-4 吹田屋ビル
TEL:03-5294-0105
FAX:03-5294-0102
(TEL受付時間 平日10時~17時 土日祝休)
Email: ieijkyoi@sepia.ocn.ne.jp |
【以下の各項には一部広告が含まれています。】 |
教材(テキスト・参考書) | 照明学会が発売する「照明コンサルタント」受験関連教材
・照明の基礎知識 初級編
・照明の基礎知識 中級編
・照明コンサルティングQ&A |
教材(過去問・問題集) | - |
講座・スクール | (社)照明学会主催の「基礎講座」 |