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食品安全検定 食品安全検定は、食に関する問題を科学的に解決できる力を養成し、安全な食文化を創造できる人材を育成するためにつくられた、比較的新しい検定試験です。分かりやすく言えば、食品に携わる人たち(食品を製造・販売する人、食品を開発している人、飲食店で働いている人、家庭で子供に食事を作っている人等々)に、食品安全に関する正しい知識を習得してもらうためにつくられた検定試験です。2015年3月からスタートしたこの資格は現在、食安全の入門編である初級と、実務を対象にした中級が実施されていますが、2018年には食品安全の指導的な役割を目指す方々を対象とした上級検定がスタートする予定になっています。 ●試験の対象者 ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ 試験では、食品安全検定テキストの記載内容を基準として、正しく理解しているかどうかを問う問題が出題されます。基本的に公式テキストからの出題になっていますが、「用語」よりも「図表」からの出題が多い傾向があります。また、中でも発生頻度の高い要因、危険性の高い要因、最近注目されている要因等には注意しておく必要があります。 初級では、食品安全検定テキスト・初級の各章に掲載された「学習のねらい」に基づいての出題が多く、特に用語はよく覚えておかねばなりません。 この試験対策の勉強をすることで、ノロウィルスやカンピロバクターなど食中毒の原因となる微生物や、寄生虫や自然毒、食物アレルギー、有害化学物質、食品添加物、農薬、放射性物質、異物混入など食の安全に関する幅広い知識を体系的に学習することができ、大変役立ちます。また、食品安全の指導的な役割を目指す方々を対象とした上級検定のスタートも予定されており、合格できれば食品工場や飲食店など、食べ物を扱う職場などで活躍できる可能性が広がります。 ※関連情報 ●試験実施:毎年2回 (3月 9月) 【初級】 誰でも受験できます。 【中級】 誰でも受験できます。 全国のCBTS認定試験会場 全国200か所以上(全都道府県) 個人受験の場合 試験形式:コンピュータ試験(CBT方式) ●出題範囲 【中級】 ・関連資格 【検定の内容に関するお問い合わせ】 【受験に関するお問い合わせ】受験サポートセンター 【食品安全検定 おすすめ教材】 -
資格名
資格の種類
民間検定試験
主催者
一般社団法人食品安全検定協会
資格の概要
<初級検定>
・食品製造、流通、外食産業等での食の安全の新人教育に
・食の安全に関心をお持ちの方
・食にかかわる仕事につきたい方
<中級検定>
・食の安全に関する現場のリーダーを目指す方
生産、製造、流通、外食等、「食」に携わる方々で、広く食品安全の知識を身につけたい方
・食の安全管理に対する責任を担っている方
製造現場におけるHACCPチーム、食品安全チームのメンバー、内部監査員など
試験の合格率・難易度
初級・中級 「C」 やや易しい
初級も中級も、公式テキストに沿った常識問題が多く、きちんとまじめに勉強し、対策を取れば十分合格は可能で、それほど難しい試験ではありません。特に初級の場合は、テキストからの出題については、ほぼテキストそのままに出題されるので、テキストを隅々まで暗記できれば合格出来る試験だと思います。
●合格率
2021年12月度食品安全検定試験結果
第16回初級試験 受験者数222名 合格者数145名 合格率65.3%
第17回中級試験 受験者数240名 合格者数102名 合格率42.5%
・2020年9月度食品安全検定試験結果
第11回初級試験 受験者数390名 合格者数239名 合格率61.3%
第12回中級試験 受験者数499名 合格者数210名 合格率42.1%
・2019年9月度食品安全検定試験結果
第9回初級試験 受験者数413名 合格者数252名 合格率61.0%
第10回中級試験 受験者数633名 合格者数297名 合格率46.9%
・2018年3月度食品安全検定試験結果
第6回初級試験 受験者数475名 合格者数273名 合格率57.5%
第7回中級試験 受験者数582名 合格者数222名 合格率38.1%
・2017年度試験結果
第5回初級試験 受験者数317名 合格者数186名 合格率58.7%
第6回中級試験 受験者数506名 合格者数230名 合格率45.5%
試験の内容・勉強法
中級では、中級テキストの記載内容に基づいて、全体動向や危害要因、予防管理などについて出題されます。特に発生頻度の高い要因、危険性の高い要因、最近注目されている要因については初級同様チェックしておく必要があります。
「HACCP」とは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする食品製造の工程管理の手法の一つを言います。
HACCPは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの頭文字をとったものです。
試験日程
・申込先:http://cbt-s.com/examination/fsk.html
・受験当日は、本人確認書類(http://cbt-s.com/examination/readme/id-verify.html)が必要
※申し込み方法
受験資格
(対象者)
・食品製造、流通、外食産業等での食の安全の新人教育に
・食の安全に関心をお持ちの方
・食に関わる仕事につきたい方
(対象者)
・食の安全に関する現場のリーダーを目指す方
・食の安全管理に対する責任を担っている方
試験会場
受験費用
【初級】6,000円
【中級】8,000円 (各税別)
試験方式
・出題形式/出題数
【初級】択一問題/50問
【中級】択一問題、正誤問題、事例問題/50問
・試験時間
【初級】60分
【中級】90分
・合否基準
【初級】70点以上 (100点満点)
【中級】80点以上 (100点満点)
※試験結果:試験終了と同時に確認できます。
試験科目
【初級】
・食品安全入門、食の安全を守る仕組み
・食品添加物・農薬
・食物アレルギー・その他の脅威
・食中毒起因微生物
・寄生虫・自然毒・科学物質
※すべて4者択一問題です。
テキストの第2章から第4章の危害要因に関する問題が45問(全体の90%)出題されます。
基本事項を問う問題が出題されますが、特に発生頻度の高い要因、危険性の高い要因はしっかり理解することが必要です。
・食品の安全性、食品安全衛生管理
・食中毒起因物質・腐敗
・寄生虫・自然毒
・化学物質・食品添加物
・食物アレルギー
・放射性物質・異物混入
※5者択一問題が基本です。
実際の食中毒事件事例を題材とした事例問題が5題、正しい答えを複数選択する正誤問題が1題出題されます。
事例問題は2問構成となっていますので、事例問題の10問と合わせて全50問で構成されています。
試験関連情報
HACCPの資格
問い合わせ先
一般社団法人食品安全検定協会
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-11-5 麻布新和ビル4F
Tel: 03-5442-8423 Fax: 03-6683-2927
メールアドレス:fs-info@fs-kentei.jp
ホームページ:http://fs-kentei.jp
TEL:03-5209-0553 (09:30〜17:30※年末年始を除く)
E-mail:help@cbt-s.com【以下の各項には一部広告が含まれています。】
教材(テキスト・参考書)
※食品安全検定公式ホームページ「テキストのご案内」をご覧ください。
URL:http://fs-kentei.jp/textbook/
教材(過去問・問題集)
講座・スクール