資格名

J-SHINE小学校英語指導者資格(通称:ジェイシャイン)
Japan Shogakko Instructors of Englishの略

資格の種類

民間資格

主催者

特定非営利活動法人 小学校英語指導者認定協議会

資格試験の概要

J-SHINEとは、2003年2月に設立された小学校英語指導者認定協議会の略称で、「小学校での英語教育の普及・発展を支援する」という趣旨のもと、民間主導で設立された英語教育指導者の資格認定を行う NPO法人 です。その活動の一つが小学校英語指導者資格(J-SHINE資格)認定です。
J-SHINEが認定する小学校英語指導者の資格を取得するには、J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する指導者養成講座を修了しなければなりません。

J-SHINEの小学校英語指導者認定資格の取得方法はおおよそは以下の通りです。
1.指導者養成講座を受講
 J-SHINEの認定・登録団体にて「指導者養成講座」を受講します。
※講座を途中で辞めずに、最後まで修了するのが資格取得のためのポイントになります)
2.推薦を受けて書類提出
講座を修了し、登録団体に「小学校英語指導者」としての認定を受け、資格認定の推薦を受けたら、J-SHINEに申請書類を提出します。
3.結果通知
J-SHINEの認定委員会で審査され、合格の結果が通知されたら資格認定書が発行され、J-SHINEのデータベースに掲載され、資格が付与されます。資格の有効期間は 4 年間。資格取得後はJ-SHINEトレーナーとして資格更新します。

※上記2.の資格認定の申請をする場合の条件
(申請の条件)
研修講座の受講修了のほか、次の2点の基準を満たしている必要があります。
1.指導時間 50 時間以上の実施経験があること。
2.英語力の目安として、英語で授業が行えること。

※J-SHINE小学校英語指導者資格の種類
・J-SHINEが認定する小学校英語指導者資格は全部で6種類あり、難易度の低い順に以下の通りとなっています。
  1.小学校英語準認定指導者
  2.小学校英語指導者
  3.小学校英語上級指導者
    4.小学校英語指導者育成トレーナー
    5.小学校英語指導者+(プラス)
    6.小学校英語上級指導者+(プラス)
・このうち新規の申請で取得できる資格
 1.小学校英語準認定指導者資格
 2.小学校英語指導者資格
 3.小学校英語指導者資格プラス

※申請条件の1  「50時間の指導経験」について(詳細は指導者資格認定規約第8条参照のこと)

    1. 英語を使用した指導経験であること(日本語を母語としない幼児、児童に対しての英語を使っての 指導も含む)。
    2. 小学校の通常授業(オンラインを含む)での指導経験が 35時間(見学の時間は含まない)以上ある場合 は、50時間相当とみなす。
    3. 小学校での指導経験以外の、幼稚園・保育園、英会話スクール、学習塾、自宅教室、公民館、家庭教師などの指導経験(オンラインを含む)をすべて含め、合計 50 時間以上の指導経験があること。
    4. 指導の対象は、満3歳から小学校6年生まで。
    5. 50時間の中には見学の時間を含めることを可能とする。その場合、小学校での通常授業(オンライン含む)の見学に限る。また、含められるのは 20 時間以内。
    6. 小学校での指導経験については 1 コマ45分の授業を 1時間としてカウント。
    7. 学校で指導する際の「打合せの時間等」は指導経験に含めない。
    8. 対象年齢に関わらず、添削のみの指導は指導経験に含めない。

合格率・資格難易度

難易度
  「D」  易しい

【資格の難易度レベル】
通常のJ-SHINE資格(小学校英語指導者資格)は、試験に合格して取得するものではありませんので、ほかの資格と難易度を比較したりすることはできませんが、J-SHINE資格では TOEIC 500点 (英検2級)~ 730点くらいの人が資格を保持しているとされていますので、資格取得のための勉強はそれほどレベルも高くありません。基礎的な英語力があり、小学生への英語指導に興味がある方なら取得できる可能性は大きいと思われます。講座の受講を最後まで休まずに続けることが最大のハードルと考えたらいいと思います。講座の修了試験などもありませんので難易度も高くありません。

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・合格率 
筆記試験の点数などによって資格認定が行われるのではなく、小学校英語指導者資格認定コースの修了者に対して付与される資格なので、合格率という概念はありません。

受験対策・学習法ほか

2011年度(平成23年度)より全国の国公立の小学校で外国語学習(英語)が必修化になり、小学校5・6年生の英語の授業は、2020年度から正式な「教科」として始まりました。小学校での英語指導を行うことのできる先生の需要はこれまで以上に高まると思われます。児童英語指導の資格保有者は小学校以外でも小学生までの児童に英語を教える場でも活躍が期待出来ます。

「J-SHINE小学校英語指導者資格」は、小学生を対象にした英語教育のエキスパートを認定する資格で、J-SHINE(小学校英語指導者認定協議会)が認定する団体にて講習を修了し、同協議会の審査に合格することで取得できます。J-SHINE資格者に認定されると、小学校の現場で英語指導ができると認められることで、J-SHINE公式サイトにも掲載してもらえます。
しかし、民間資格の小学校英語指導者資格では小学校で英語の教科を教えることはできません。これは教育職員免許法により定められています。2020年度からはじまった小学校5・6年生の英語の授業は正式な「教科」です。そのため、小学校で教壇に立って児童に英語を教えるには、小学校教諭免許、中学英語免許、高校英語免許のどれかが必要になります。
J-SHINE小学校英語指導者資格などの民間資格で英語の指導ができるとすれば、小学校3・4年制の英語の授業でしょう。3・4年生の英語の授業は、まだ正式な教科ではないからです。
小学校英語指導者資格は小学校で英語を指導するという点ではあまり意味を持たない民間試験だと言えます。これは、児童英語インストラクター資格なども同じです。

ただ、採用状況は自治体ごとに違います。「J-SHINE資格を持っている人」の募集が出ることもあれば、募集自体がない自治体もあります。J-SHINE小学校英語指導者資格の主な取得者は、民間の子ども英語(児童英語)教室の先生や、小学校教員、主婦、会社員などです。現状は社会的な需要も高いため、教員職への就職に有利とされています。

受験資格

・J-SHINEの認定を受けた登録団体が主催する「指導者養成講座」修了し、その団体から推薦を受けなければなりません。
 また、研修講座の受講修了のほか、次の2点の基準を満たしている必要があります。
1.指導時間50時間以上の実施経験があること。
2.英語力の目安として、英語で授業が行えること。

試験方式

●筆記試験と実技試験で構成されています。
それぞれ独立した試験で、同時期に受験することも、時期を分けて受験することも可能です。
いずれか一方に合格してから3年以内にもう一方を合格し、合否判定で通った方がトレーナー資格を取得できます。 (一方に合格すれば、その権利は3年間有効です)

試験科目

・登録団体の講座によって内容は異なります。

(例)
・子どもに英語を教えるための基礎知識1
・小学校英語の基礎知識2
・レッスンをおこなうための基礎知識3
・指導力を磨くための英語力トレーニング1
・指導力を磨くための英語力トレーニング2
・レッスンプラン作成ガイド1・2

スケジュール

・試験実施:随時
・申込み: 随時

◆資格取得の流れ
  指導者認定の取り方

試験会場

・登録団体によって講座会場は場所も数も異なります。
※2020年8月現在のJ-SHINE登録団体 39団体

受験料

・指導者認定審査料(初回のみ):6,000円(税込)

※J-SHINE資格の費用と取得期間は登録団体によって異なります。
例【J-SHINE英語指導者認定コース】
・通学講座
 費用:14~14.5万円
 期間:2か月 66時間
例【J-SHINE認定ジュニア英語プロ教師養成講座】
・通信講座
 費用:8.8万円
 期間:3~6か月(最短3週間)60時間

問い合わせ先

特定非営利活動法人 (NPO) 小学校英語指導者認定協議会
http://www.j-shine.org/
〒105-0003  東京港区西新橋1-20-10 西新橋エクセルビル4F
           TEL:03-6686-9284    FAX:03-6858-3827

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