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資格名 | 臨床工学技士 |
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資格の種類 | 国家資格 |
主催 | 財団法人医療機器センター試験事業部 |
資格の概要 | 「臨床工学技士」は、1987年5月に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格です。 臨床工学技士は、厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に生命維持管理装置(呼吸(肺)、循環(心臓)、代謝(腎臓)の機能の一部を代行する装置)の操作および、保守点検を行うことを業務としています。 スポンサーリンク この資格試験を受験するには、学校卒業後に”臨床工学技士として必要な知識及び技能を修得した者”、という受験資格が必要です。(臨床工学技士養成課程がある4年制の大学、3年制の短大または専門学校で所定の課程を修了することによって、受験資格を得ることができます) 受験に際しては、専門学校、短期大学、または大学で科目を修得し、「臨床工学技士国家試験受験資格取得見込証明書」を添えて申請し、「受験票」を得て受験します。 ◆臨床工学技士資格関連情報 |
試験方式 | ●試験形式は筆記試験です。試験時間は各2時間30分。 |
受験資格 | ●この試験には受験資格が必要です。細かく決められています。 |
試験科目 | ●受験科目は9分野から出題されます。 ・医学概論(公衆衛生学、人の構造および機能、病理学概論及び関係法規を含む。) |
スケジュール | ●申込期間:1月上旬~中旬頃まで
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試験会場 | 北海道、東京都、大阪府、福岡県の4箇所 (試験会場は毎年変わるため確認が必要です) |
受験料 | 30,800円(税込) |
資格難易度 | ●難易度 【資格の難易度レベル】 -------------------------------------------- ※参考データ |
受験対策・資格の将来性 | 命に関わる業務だけに、臨床医学総論や医用電気電子工学、医用機械工学など養成学校で学ばなければならない分野は広い。ただ、養成学校時代にしっかり学習、対策すれば、決して難しいものではありません。試験内容は既出問題も結構多く、過去問中心の勉強をきちんとやれば難しくないレベルです。国家試験は、既出問題がよく出題されますので、過去5年分くらいにさかのぼって過去問を勉強することはかなり有効です。そして量も大切ですが「質」を重視した勉強が大事になります。学校で授業をしっかり受けた上で、過去問などに繰り返し当たっておくのが妥当な勉強法です。この試験、難しいのは国家試験よりも進級や卒業することです。学校を卒業できなければ国家試験の受験資格を取得できません。 学校でのテストの範囲が広いうえに、医学と(生体)工学(電気や機械)の両方を学ばねばなりません。学校への入学はそれほど難しくありませんが、入ってからが結構大変で難しいです。
国家試験での出題状況は、医学に関しては、呼吸・循環・泌尿器・胸部外科が中心で、脳神経・消化器・内分泌・感染症なども出題されています。また、工学関係では、医用電気電子工学・医用機械工学では、交流を含む電気回路の基本、増幅器、センサの基本、機械要素、機械に関する基礎力学、流体に関する基礎力学、などが出題されています。 代表的な就職先は病院、クリニック、医療機器メーカーなどですが、医療機器は時代とともに進化しているため、常に新たな先進機器についての勉強や情報収集が必要です。しかし一方で、医療機器の選定に関わることもあるなど、責任の重い仕事でもあり、病院経営の一端に携われるような将来性のある仕事でもあります。臨床工学技士の数はそれほど多くないため、就職先は比較的見つけやすい状況にあります。このように医学的な知識を持ち、人工心肺や人工透析、人工呼吸器など最新医療機器の操作や保守管理などを担うのが臨床工学技士ですが、国家資格ながら歴史が浅く知名度が低いため、現状では国内の医療現場で数万人規模の人手不足が起きており、需要が年々高まっているのが実状です。特に、透析患者など生活習慣病による病気が増加している状況があり、人工透析装置を操作、管理できる臨床工学技士が多くの場所で求められています。 高度な技術を持つ臨床工学技士は、以下のような専門認定資格を受験することが可能で、資格取得できれば、その道のスペシャリストとして仕事をすることもできます。 |
通信講座 | - |
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【臨床工学技士 おすすめ教材】 |
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問い合わせ先 | 財団法人医療機器センター試験事業部 http://www.jaame.or.jp/ |